Pendo FreeのMAUの上限

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Pendoでは、月間アクティブユーザー(MAU)指標を使用して、過去30暦日にわたる一意のアクティブな訪問者の数をモニターしています。この指標はアクティブユーザーベースの規模を示し、ユーザーベースに最適なPendoのプランを決定する上で重要な役割を果たします。

現在、Pendo Freeプランをご契約の場合、MAUの上限は500です。サブスクリプションに複数のアプリがある場合、ユニーク訪問者はアプリごとに個別に計算されます。たとえば、サブスクリプションに2つのアプリがあり、1人の訪問者が30日間にその両方のアプリを使用した場合、MAUは「2」とカウントされます。

この記事では、安心してデータの解釈を続けることができるように、MAU上限を超えるとアカウントにどのような影響があるかについて説明します。

ヒント:現在のMAU数と上限を確認するには、左側のナビゲーションメニューから[アップグレード(Upgrade)]を選択します。

Free_Upgrade.png

MAUの上限超過の影響

500 MAUの制限を超えると、そのMAU数をサポートする有料サブスクリプションにアップグレードするまで特定の機能にアクセスできなくなります。具体的には、新しいガイド、NPS調査、セグメントの作成ができなくなり、レポートやダッシュボードのデータの表示には、訪問者500人のランダムなサンプリングに基づいた一般化された傾向が反映されます。既存のガイド、NPS調査、セグメントは引き続き編集できます。

PendoはMAUを30日単位で計算しているため、アクセスが変動する可能性があります。たとえば、6月1日にMAUが501の場合、新しいセグメント、ガイド、NPS調査を作成することはできませんが、6月2日の時点でMAUが499であれば、新しいセグメント、ガイド、NPS調査を再度作成することができます。

アクセスが頻繁に変動する場合は、Pendoの使用が中断されないように、有料プランへのアップグレードをお勧めします。アップグレードを開始するには、プランの比較ページをご覧ください。

毎日のランダムサンプリング

無料プランのMAUの上限を超えた場合、PendoはMAU数をチェックし、1日1回訪問者の中からランダムなサンプルを選び、一般的なインサイトや傾向を提供します。

集計データは使用状況情報を要約したもので、複数の訪問者からのデータを組み合わせて一般的なパターンを示します。その日のランダムサンプルに含まれていない訪問者のデータは、これらの集計サマリーに含まれません。これは、訪問者ページ、訪問者の詳細ページ訪問者レポート、投票調査の回答など、訪問者に固有のページで表示されるデータと、データが組み合わされる場合に影響します。アカウントについても同様です。

ランダムサンプル以外の訪問者の集計データは表示されませんが、訪問者ページを検索して「訪問者の詳細」ページにアクセスすることで、特定の訪問者の詳細情報を表示できます。ただし、訪問者が特定の日にランダムサンプルに含まれていない場合、その訪問者の集計データはサマリーに空白で表示されます。

Free_VisitorMetrics.png

これにより、セグメントとレポートを比較した際に不一致が生じる可能性もあります。対象となる訪問者のリストには、MAUの上限に関係なく、常に完全な訪問者リストが表示されるため、アプリ内ガイドをターゲティングする際には正確さと明確さが担保されます。ただし、すべてのレポートとアナリティクスには、その日のランダムサンプルに含まれる訪問者のみが表示されます。

以下のスクリーンショットの例を考えてみましょう。この日、セグメント内の9人の訪問者全員が、その日のランダムサンプルに含まれませんでした。セグメントリストでは対象となる訪問者は9人ですが、訪問者レポートでは、これは集計データとみなされるため、訪問者は0人として表示されます。

Free_VisitorsExample.png

この毎日のランダムサンプリングにより、最も信頼性の高い傾向を常に確認することができます。しかし、最も信頼性の高いデータビューを得るためには、お客様のMAUに対するニーズを満たす有料プランにアップグレードして、完全なデータセットを活用することをお勧めします。

合計試行回数とユニーク試行回数

MAUの上限を超えると、データ計算で500を超える数値が表示される場合があります。これは、データが個別の訪問者ではなく試行またはインタラクションの合計を考慮しているためであると考えられます。合計試行回数は訪問者が行ったすべてのインタラクションをカウントしますが、ユニーク訪問者は訪問者ごとの最新のインタラクションのみをカウントします。

3人の訪問者が特定の時間枠で同じフィーチャーを操作する次の例を考えてみましょう。

  • 訪問者Aは特定のフィーチャーを5回操作する。
  • 訪問者Bは同じフィーチャを10回操作する。
  • 訪問者Cはそのフィーチャーを20回操作する。
  • これらの訪問は、3人のユニーク訪問者による合計35回の試行としてカウントされます。
  • ただし、訪問者Cが毎日のランダムサンプルから除外されると、2人のユニーク訪問者による合計15回の操作に変更されます。

パスのレポート作成ツールは合計試行回数を計算しますが、月間訪問者数グラフはユニーク訪問者数を計算します。ファネルや多くのダッシュボードウィジェットを設定し、総試行回数(多くの場合「閲覧数」や「クリック数」)またはユニーク訪問者やアカウントを表示することができます。

注:ランダムサンプルがすでに決定された後に、新規アクティブ訪問者と既存の訪問者がアクティブになった場合、MAUの上限を超えた後も、500を超える数のデータが計算されることがあります。この場合、新規アクティブ訪問者は、次のサンプリングが行われるまで除外対象とみなされません。

一般化された傾向

無料サブスクリプションがMAUの上限を超えている場合、集計データは、MAUの上限に等しいユニーク訪問者のサンプリングに基づいて、一般化された傾向として表示されます。Pendoは、最も正確なトレンドラインを確保するため、このサンプルを毎日無作為に抽出しています。

たとえば、上限が500 MAUで、サブスクリプションに合計10,000のMAUが含まれる場合、500人の訪問者のデータのみが表示されます。日別アクティブユーザーのグラフでは、この差は次のようになります。

  • 500 MAUの上限あり
    Free_DailyVisitors_WithMAULimit.png
  • MAUの制限なし
    Free_DailyVisitors_WithoutMAULimit.png

MAUの上限を超え、集計データしか見ることができなくなると、以下に影響があります。

  • すべての行動レポート作成ツール:リテンション、ファネル、パス、データエクスプローラ
  • ガイド指標
  • NPS指標
  • 訪問者とアカウントのページ
  • 訪問者およびアカウントのレポート
  • 訪問者とアカウントの詳細ページ
  • ダッシュボードウィジェット(ガイドの概要、ページの概要、フィーチャーの概要を除く)

MAUの上限を超えるほど、データの精度が低下します。

影響を受けないデータ

MAUの上限を超えた場合でも、特定のデータや指標は影響を受けず、重要なインサイトや機能は中断することなく使用できます。次のデータは集計ではなく機能的なものとみなされ、MAUの上限をどれだけ超えているかに関係なく、常に正しいデータです。

  • セグメントを表示する際の対象となる訪問者のリスト。ガイドをターゲティングする際に明確にするため、その日のランダムサンプルに含まれているかどうかに関係なく、セグメントには常に正しい訪問者数が表示されます。
  • ガイドに適用されたユーザーのリスト。
  • 訪問者のガイドの適格性。MAUの上限を超えていても、すべての訪問者がガイドを閲覧し、操作することができます。ただし、その日のランダムサンプルから除外された訪問者によるガイドイベントは指標から除外されます。

注:MAUの上限を上げたい場合は、プランの比較ページをご覧いただき、有料プランにアップグレードしてください。有料プランにアップグレードすると、アプリケーションにPendoをインストールしてから収集されたすべてのイベントデータと、サブスクリプションのすべての構成が保持されます。

 

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