この記事では、SalesforceとPendoリッスンのインテグレーションの概要、その仕組み、SalesforceとPendoのユーザーのユーザー体験について説明します。インテグレーションの設定方法については、SalesforceとPendoリッスンのインテグレーションを参照してください。
機能
Salesforceとリッスンのインテグレーションでは、標準的なSalesforceとPendoのインテグレーションに追加機能が提供されます。標準的なSalesforceインテグレーションの一環として、Salesforceの[アカウント(Account)]オブジェクトにPendoアカウントがマッピングされている場合は、リッスンでのレポート作成にSalesforceインテグレーションを使用することができます。これにより、Salesforceに保存されている顧客や見込み客のデータに基づいて、市場や顧客の需要をより詳細に分析できるようになります。以下はその例です。
- PendoアカウントをARRフィールドを含むSalesforceの[アカウント]オブジェクトにマッピングすると、[Pendo]> [リッスン(Listen)]>[検証(Validate)]>[分析(Analysis)]でトップアイデアを値で絞り込むことができます。
- Salesforceのセグメント(コマーシャルやエンタープライズなど)や場所(EMEAや北米など)を使用して、特定のコホートに基づいてリッスンのフィードバックに関するレポートをセグメント化できます。
標準的なSalesforceとPendoのインテグレーションで、Salesforceの情報を取り込んでPendoのメタデータを充実させたり、PendoのデータをSalesforceにプッシュバックしたりするだけでなく、Salesforceとリッスンのインテグレーションによって以下が提供されます。
- Salesforceを通じてリッスンにフィードバックを送信する仕組み。
- Salesforceのユーザーインターフェース(UI)でフィードバックを表示する機能。
詳細については、この記事のユーザービューを参照してください。
ユースケース
標準的なSalesforceとPendoのインテグレーションによってSalesforceのデータとPendoのデータをリンクさせると、リッスンを含むPendo全体でSalesforceを使用して、Salesforceの属性に基づいたデータのフィルタリングやレポートの実行が可能になります。
このセクションでは、標準的なインテグレーションに加え、Salesforceとリッスンのインテグレーションによって提供される追加機能を使用するケースについて説明します。
市場需要を把握して成長に寄与する
Salesforceから、セールスチームはSalesforceのオブジェクトにリンクされたフィードバック項目の形で市場の需要を把握し、確認することができます。
Pendoからは、プロダクトチームがSalesforceを通じて送信された顧客フィードバックをListenの他のフィードバックと併せて表示して、顧客が何を望んでいるのかを確認し、より広いコンテキストでのフィードバックの優先順位を把握できます。
セールスチームとプロダクトチームの間の効率を向上させる
Salesforceで、顧客対応チームがアカウントの代わりにフィードバックを送信できます。これにより、Salesforceから別アプリに切り替えることなく、アカウントのフィードバックデータをPendoに簡単に送信できます。
PendoでSalesforceから送信されたフィードバックの受信を開始したら、Salesforceから送信されたすべてのフィードバックを収集するフィードバックビューを作成し、そのビューをお気に入りに保存できます。 これにより、AIを活用した概要や視覚化を含めて、フィードバックのインサイトを再度確認することができます。 詳細については、フィードバックインサイトを表示するを参照してください。
仕組み
PendoリッスンプラットフォームでSalesforceとのインテグレーションを設定するには、SalesforceとPendoのインテグレーションの記事で説明した設定とは異なる、固有の設定が必要です。具体的には、Salesforceとリッスンのインテグレーションには、以下の設定が必要です。
- Pendoアカウントを特定のSalesforceアカウントオブジェクトと同期する。これは、標準的なSalesforceとPendoのインテグレーションではオプションです。
- SalesforceのURLにパッケージを追加する。
ユーザービュー
SalesforceとPendoリッスンのインテグレーションの後、サインインしているSalesforceおよびPendoのユーザーは以下のことができるようになります。
- Salesforceの[フィードバックを送信(Submit Feedback)]ボタンを使用する。これにより、顧客対応チームはSalesforceから直接、顧客に代わってリッスンにフィードバック項目を追加できるようになります。
- Salesforceを通じて送信されたフィードバックの概要を表示し、さらに各フィードバック項目を開いてその詳細を表示する。
Salesforceからフィードバックを送信する
Salesforceとリッスンのインテグレーションを設定すると、PendoにサインインしているSalesforceユーザーは、[アカウント(Account)]ページから[フィードバックを送信(Submit Feedback)]を選択し、フィードバック送信フォームを開くことができます。
[フィードバックを送信(Submit feedback)]のフォームには、アカウント情報が自動的に入力されます。 Salesforceユーザーは、フォームの残りの部分を入力する必要があります。 何を含めるかに関するベストプラクティスなど、送信フォームの詳細については、顧客フィードバックの収集を参照してください。
Salesforceでフィードバックを表示する
Salesforceから送信されたフィードバック項目は、アカウントの[フィードバックサマリー(Feedback Summary)]の表で確認できます。 表からフィードバック項目を選択すると、詳細が表示されます。