複数レベルのアカウントがある場合(子アカウントの上に親アカウントがある場合など)は、この追加情報をインストールスクリプトでPendoに渡すことができます。
前提条件
親アカウントのサブスクリプション設定は、Pendoの担当者が別途有効にする必要があります。success@pendo.ioにメールを送信するか、Pendoサポートに連絡してリクエストしてください。
重要な考慮事項
この機能を実装する前に、以下の情報をよく読んで、お客様の組織に適した設定であることを確認してください。
データのマージ
この変更の構造は、アカウントオブジェクトにリンクされたオブジェクトを追加するだけではありません。アカウントIDは、親アカウントIDから変更されて子アカウントIDの前に付加され、parentAccountId::childAccountIdという形式になります。この文字列は、インストールスクリプト内のアカウントIDと親アカウントIDの指定から作成されます(本記事の最後に例があります)。
このような構造になっているため、親アカウントをオフにして子アカウントIDだけを渡すようにすると、親アカウントにリンクしていた場合には、同じ子アカウントIDを持っていたデータとの統合ができなくなります。代わりに、新しいアカウントIDのセットを作成する必要があります。
データの可視性
Pendoでは、デフォルトで[訪問者(Visitors)]ページと[アカウント(Accounts)]ページが用意されており、それぞれ訪問者とアカウントが一覧表示されています。親アカウントがオンになっている場合、[アカウント]ページに移動すると、デフォルトは[親アカウント(Parent Accounts)]となっており、アカウントの(中間レベルの)指標の表示が限定的になります。
現在、アカウントおよび親アカウントのすべての指標をアプリ内で表示することはできません。アカウントレポートを作成してアカウントレベルの指標を調べることはできますが、Pendoの[アカウント]では同じチャートやグラフは表示されません。
この構造は、アカウントに基づくデータで計算するように設定されているダッシュボードウィジェットが、parentAccountId::childAccountIdの組み合わせのデータを取り込むことを意味しています。
インストールスクリプトの構造
複数レベルのアカウントを持つインストールスクリプトの構造は以下のようになります。すでに正しいAPIキーが入力されている、アプリケーション設定の[インストール設定(Install Settings)]タブから、インストールスクリプトをコピーすることをお勧めします。以下は一般的なインストールスクリプトで、実際のAPIキーを含める必要があります。
<script>
(function(apiKey){
(function(p,e,n,d,o){var v,w,x,y,z;o=p[d]=p[d]||{};o._q=[];
v=['initialize','identify','updateOptions','pageLoad'];for(w=0,x=v.length;w<x;++w)(function(m){
o[m]=o[m]||function(){o._q[m===v[0]?'unshift':'push']([m].concat([].slice.call(arguments,0)));};})(v[w]);
y=e.createElement(n);y.async=!0;y.src='https://cdn.pendo.io/agent/static/'+apiKey+'/pendo.js';
z=e.getElementsByTagName(n)[0];z.parentNode.insertBefore(y,z);})(window,document,'script','pendo');
// Call this whenever information about your visitors becomes available
// Please use Strings, Numbers, or Bools for value types.
pendo.initialize({
visitor: {
id: 'VISITOR-UNIQUE-ID' // Required if user is logged in
// email: // Optional
// role: // Optional
// You can add any additional visitor level key-values here,
// as long as it's not one of the above reserved names.
},
account: {
id: 'ACCOUNT-UNIQUE-ID' // Highly recommended
// name: // Optional
// planLevel: // Optional
// planPrice: // Optional
// creationDate: // Optional
// You can add any additional account level key-values here,
// as long as it's not one of the above reserved names.
},
parentAccount: {
id: 'PARENT-ACCOUNT-UNIQUE-ID'
// name: // Optional
// You can add any additional master account level
// key-values here.
}
});
})('ACTUAL_API_KEY_HERE');
</script>
モバイルの親アカウント
親アカウントは、モバイルアプリケーションでも有効です。
ウェブアプリケーションと同様に、Pendo管理者はまず[サブスクリプション設定(Subscription Settings)]内の[親アカウント]のチェックボックスをオンにする必要があります。
Pendo SDKの初期化でアカウントIDを設定するときは、ParentAccountID::ChildAccountIDの形式を使用して、親アカウントIDも設定します。
現在、モバイルSDKで親アカウントのメタデータを設定することはできません。