訪問者の概要

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Pendoでは、アプリケーションのエンドユーザーを訪問者と呼びます。訪問者データはPendo全体で確認することができ、特定の訪問者の指標には[ピープル(People)] > [訪問者(Visitors)]からアクセスできます。

この記事では、Pendo Engageにおける訪問者の概要ページの解釈方法を説明します。

訪問者の指標

訪問者の概要ページの[概要(Overview)]タブには、ページ上部で選択したフィルター(セグメント、日付範囲、アカウント、アプリ)に基づいて訪問者データの概要が表示されます。

Engage_Visitors_Metrics.png

フィルターの下には、概要を示すいくつかの指標が表示されます。以下の指標は、選択したフィルターに応じて調整されることに留意してください。

訪問者数(Number of Visitors)- 一意のアクティブな訪問者の総数を示しています。

1日の平均アプリ滞在時間(Avg. Daily Time On Apps)- 各訪問者がアプリに滞在する1日あたりの平均時間を示しています。この指標の計算方法を理解するために、以下の例を考えてみましょう。3日間の日付範囲に2人の訪問者(SallyとJohn)がアプリを使用したと仮定します。

  • Sallyは、1日目と2日目にアプリを訪問し、それぞれ5分間と10分間滞在しました。
  • Johnは、2日目と3日目に訪問し、それぞれ15分間と20分間滞在しました。
  • アプリの合計滞在時間を計算するには、各訪問者の滞在時間(分)をすべて合計します(5分 + 10分 + 15分 + 20分 = 50分)。
  • 2日目には両方の訪問者が訪問したので、2日分カウントされます。したがって、合計日数は4日となります。
  • 1日の平均アプリ滞在時間は、合計時間を合計日数で割ることで計算されます(5分 + 10分 + 15分 + 20分) / 4日 = 12.5分)。

詳しくは、サイトとページのインタラクションはどのように計算されますか?を参照してください。

頻度(Frequency)- このグラフィックでは、アプリの使用頻度を3つのカテゴリー(低、中、高)に分けて示しています。頻度は、過去30日間(本日を含まない昨日までの日数)で訪問者が何かしらのイベントを送信した日数に基づいて計算されます。この指標は、まず選択した日付範囲(例:過去7日間)でフィルタリングし、その日付範囲に少なくとも1つのイベントを送信した訪問者の頻度を過去30日間にわたって調べます。

  • 低(Low)- 過去30日間のうち、1回以上4回以下の頻度でユーザーがアクティブだった場合。
  • 中(Medium)- 過去30日間のうち、5回以上12回以下の頻度でユーザーがアクティブだった場合。
  • 高(High)- 過去30日間のうち、13回以上の頻度でユーザーがアクティブだった場合。

選択した日付範囲にイベントを送信していない訪問者は含まれません。

折れ線グラフ(Line chart) - このページには、(日付範囲フィルターに応じた)選択した日付範囲における日次、週次、もしくは月次ベースのアプリの訪問者総数、イベント総数、総滞在時間を示す折れ線グラフも表示されます。グラフのタイトル部分にあるドロップダウンメニューを選択して、データを更新します。

フィルターで複数のアプリを選択している場合は、凡例からアプリを選択して、該当するアプリのデータをグラフ上で表示または非表示にすることができます。折れ線グラフ上にカーソルを合わせて、特定の合計値や日付範囲を表示することも可能です。

Engage_Visitors_Chart.png

訪問者テーブル

折れ線グラフの下には、選択したフィルターに基づく訪問者リストを含む訪問者テーブルが表示されています。デフォルトでは、テーブルに以下の列が表示されます。

  • 訪問者ID(Visitor ID)- インストールスクリプトを介してPendoに渡され、サイトの訪問者に関連付けられるID値。このIDは訪問者を一意に識別する値であり、値をクリックすると訪問者の詳細を表示できます。詳しくは、訪問者の詳細情報を参照してください。
  • 最終訪問(全アプリ)(Last Visit (All Apps))- 訪問者によるページの読み込みや、サイト上でのフィーチャーのクリック、もしくはトラックイベントが発生した最後の時刻を示すタイムスタンプです。特定のページやフィーチャーがサイト上のアクティビティとしてタグ付けされているかどうかは関係ありません。
  • アクティブ日数(Number of Days Active)- 選択した日付範囲内において訪問者がアクティブだった日数の合計です。
  • イベント数(Number of Events)- ユーザーが送信したイベント(ページの読み込み、フィーチャーのクリック数、トラックイベント、ガイドイベントなど)の合計数。

Engage_Visitors_Table.png

また、テーブルの上にある以下のアクションを実行することも可能です。

  • 訪問者レポートを作成(Create Visitor Report)- 特定の訪問者リストを頻繁に確認する場合には、そのリストをレポートとして保存できます。このオプションを選択すると、ページ上部に表示される[訪問者レポート(Visitor Reports)]タブから、レポートの命名や確認ができます。詳しくは、訪問者レポートを参照してください。
  • CSVをダウンロード - 特定のユーザーセットをダウンロードする必要がある場合は、ダウンロードアイコンを選択します。Pendoではこのユーザーセットを使って、CSVファイルでカスタムセグメントを作成することもできます。詳しくは、セグメントの記事を参照してください。
  • 列を編集(Edit Columns) - テーブルに表示される列を更新する場合は、列アイコンを選択します。これらのアクションのいずれかを実行した場合、すべての変更内容は訪問者レポートやCSVファイルに反映されます。これにより、[アカウント詳細(Account Details)]ページの[訪問者]テーブルの列も更新されます。