経常収益は、優先順位を付けるためによく使われる指標です。収益に関するインサイトとNPSデータを組み合わせることで、プロダクトマネージャーやカスタマーサクセスマネージャー(CSM)がアカウントや課題に優先順位を付けるために活用できる包括的なビューを作成できます。
要件
この機能を利用するには、以下の権限が必要です。
- Pendo管理者権限:アカウントの収益データとして使用するメタデータフィールドを指定できます。
- Pendoで収益データを表すメタデータフィールドがまだない場合は、エージェント、カスタム、またはSalesforceのメタデータのフィールドで追加できます。
収益に関するインサイトを設定する
開始する方法は2つあります。左側のナビゲーションで[行動(Behavior)]>[NPS]に移動してNPS散布図にアクセスするか、もしくは[データマッピングページ(Data Mappings Page)]に移動します。
NPS散布図から設定する
Pendoサブスクリプションでメタデータの値を設定していない場合は、散布図詳細の下の[+ 収益メタデータを追加(+ Add Revenue Metadata)]を選択します。そうすると、アカウントレベルの[データマッピング(Data Mappings)]セクションが開き、Pendoが使用するメタデータの値を指定できます。
注:[+収益メタデータを追加(+ Add Revenue Metadata)]が無効になっている場合は、収益メタデータを追加する前にPendo管理者が有効にする必要があります。このリンクは管理者ユーザーのみ有効です。収益アカウントのメタデータが設定されるまでは、Pendoサブスクリプションのすべての管理者にこのリンクが表示されます。
[データマッピング]ページから設定する
1. 左下の[設定(Settings)]メニューの[データマッピング]ページに移動して、[アカウントレベルのデータ(Account Level Data)]タブを開きます。
2. 画面の右側にある[収益を管理(Manage Revenue)]を選択して、 [収益を管理]モーダルを開きます。
3. アカウントの収益データを表すメタデータを選択します。
4. [保存(Save)]を選択して終了します。右上に確認メッセージが表示されます。
収益に関するインサイトの使用方法
- メタデータの値を設定したら、NPS散布図に戻ります。
- [収益を表示(Show Revenue)]ボタンをオンにして、NPSデータで[収益(Revenue)]ビューを有効にします。オンにすると、散布図の円が変化します。
円のスケールについて
[収益を表示(Show Revenue)]ボタンをオンにすると、批判者、中立者、推奨者のすべてのNPS散布図の収益を表す円が拡大されます。円が大きいほど、収益がより多いことを表しています。
Pendoは、選択された収益メタデータの範囲を5等分して、円をスケーリングします。アカウントの収益は、これらのカテゴリのいずれかに分類され、それに応じてスケールが拡大縮小されます。
例:0ドル(トライアルやフリーミアムの場合)から1,000,000ドルまでの収益をキャプチャすると、5つのバケットは次のようになります。
NPS散布図を使用する
NPSスコアのレスポンスは、アクティブな1日あたりの使用量と相関しています。これにより、中立者や批判者がプロダクトに時間を費やしているのか、あるいは価値を実感できていないのか、といったことを把握することができます。このNPSチャートの目的は、ユーザーを対角線方向に移動させることです。
これは、回答者がアプリケーションに多くの時間を費やして利点を学んでおり、プロモーターであることを示しています。実際アプリケーションに多くの時間を費やしているデトラクターがいる場合は、問題が起きているか、プロダクトに対するニーズが満たされていない可能性があります。
しかしこの論理では、すべてのお客様に注意が必要です。収益を使用して、まずどこに注意を向けるべきかの優先順位を付けることができます。収益の表示をオンにするとバブルが拡大され、まず大きなものを探し、それに取り組んでから次のものに移ることができます。これは、NPS回答にセグメントを適用して、アクションを起こせる特定のグループに焦点を絞り、必要に応じてより深く掘り下げることで最適化できます。