この記事では、プロダクトの意思決定に必要なデータを収集するために、リクエストフォームを作成してカスタマイズする方法について説明します。これにより、Feedbackの体験を向上させることができます。
質問を選択する
リクエストフォームの最初のテキストボックスはリクエストの件名として、2番目のテキストボックスはリクエストの内容として扱われます。これらの最初の2つのテキストボックスに基づいて、重複が検出されます。重複の発見と解決の詳細については、重複・類似するリクエストを参照してください。
的を絞った質問をして、顧客の課題を収集し、自社プロダクトで顧客が何を達成しようとしているのかを把握することをお勧めします。「対処方法はありますか?」のような「はい」か「いいえ」だけで答えられる質問ではなく、「どのように対処していますか?」のような自由回答式の質問を用います。
件名に関する質問、内容に関する質問、解決策に焦点を当てた質問をそれぞれ1つずつ選び、質問数を2~3個に限定することを強くお勧めします。以下はその例です。
件名に関する質問
最初の「件名」のテキストボックスには、次のような、ユーザーが解決しようとしている問題に焦点を当てた質問をお勧めします。
- お困りのこと、ご要望は何ですか?(右側でも同様の項目を提案します)
- どのような問題がありますか?
内容に関する質問
2番目の「内容」のテキストボックスには、最終目標をユーザーに尋ねるための次のような質問をお勧めします。
- 何をしようとしているのですか?
- 達成できないことは何ですか?
- 目標は何ですか?
- これはどのように役立ちますか?
- 期待する成果は何ですか?
- ワークフローにどのような影響がありますか?
その他の質問
また、ユーザーが自分のニーズを満たすために現在どのようなことを行っているか、その対処方法は何か、提案されている解決策は何かを尋ねることもよくあります。以下のいずれかの質問を含めることで、問題をより深く理解することができます。
- 現在、どのような回避策をとっていますか?
- 提案されている解決策は何ですか?
- その影響はどのようなものですか?
- この問題を解決するためにどのくらいの時間を費やしていますか?
- この問題はビジネスにどのような影響を与えますか?
リクエストフォームをカスタマイズする
リクエストフォームをカスタマイズするには、左側のナビゲーションで[設定(Settings)]>[プロダクト設定(Product Settings)]>[リクエストフォームのカスタマイズ(Customize Request Form)]をクリックします。
これにより、フォームビルダーが表示されます。フォームビルダーでは3つの要素から選択できます。これらの要素は、フォームで自由に組み合わせて使用できます。
- 情報テキストブロック。必要に応じて、詳細情報を提供するためのテキストボックス(回答記入はできない)。
- 単一行フィールド。回答用に1行のスペースがある質問。単語やフレーズを必要とする質問に使用します。
- 複数行フィールド。回答のために複数行のスペースを持つ質問。より長い回答を必要とする質問に使用します。
テキストブロックは、HTMLとインラインのCSSに対応しています。たとえば、「詳細はこちら」のリンクを追加する場合は、次のような内容を記載します。
「当社のフィードバックプロセスの詳細については、<a href='https://your.url'target="_blank">こちらの記事</a>を参照してください。」
要素の追加と削除
フォームに要素を追加するには、フォームに要素をドラッグ&ドロップします。フォームに追加する要素ごとに、テキストまたは質問を入力します。要素の外側の領域をクリックすると、フォームに追加されます。
要素は、表示する順序で配置します。要素の左上にある矢印で、要素を別の位置にドラッグ&ドロップできます。
要素を削除するには、削除する要素の右上にある十字(×)を選択します。最上位(タイトル)の要素は削除できませんが、編集することは可能です。詳しくは、要素の編集をご覧ください。
要素の下にあるチェックボックスを選択して、必要な後続の応答を作成することもできます。2番目の「内容」の応答ボックスも必須項目にすることを強くお勧めします。
要素の編集
テキストボックス内を選択してテキストを編集することで、要素を直接編集できます。
また、ユーザーがフォームに入力する際に、ファイルをアップロードできるようにすることも可能です。[訪問者のアップロードを許可(Allow visitor uploads)]チェックボックスをオンにすると、この機能が有効になります。ファイルのアップロードには、1GBのサイズ制限があります。
重要:2022年8月31日以降、顧客がアップロードできるファイルは、最大10MBの.pngおよび.jpgファイルに制限されます。社内ユーザーは、最大250MBの任意のタイプのファイルをアップロード可能です。
アップロードを許可する場合は、アップロードしたファイルがすべてのユーザーに表示されるため、秘密データを含めるべきでないことをユーザーに知らせるようにしてください。このことをユーザーに知らせるために、情報テキストブロックを追加することを検討してください。要素の追加については、要素の追加と削除を参照してください。
必要なフォームを作成したら、フォームビルダーの下部にある[フォームレイアウトの保存(Save Form Layout)]を選択します。