[均等配信(Even Distribution)]を利用すると、30日、60日、90日、180日、または365日の希望する定期アンケートの期間中にデータフローをコンスタントに受け取ることができます。有効にすると、各ユーザーがアンケートを閲覧できる14日間の資格期間が反復期間内に自動的に割り当てられます。この資格期間には、次の特徴があります。
- 資格期間の開始日は、反復期間内で一定です。例えば、30日間の反復期間の3日目に資格期間が始まる場合、ユーザーが次にNPS調査の対象となるのは、NPS調査が公開されてから33日目、63日目、93日目などとなります。
- 資格期間が現在の反復期間に収まらない場合、次の期間に継続されます。例えば、反復期間が90日で、ユーザーが88日目にアンケートの対象になった場合、ユーザーは現在の反復期間の最後の2日間と、次の期間の12日間にわたってアンケートの対象となります。
- NPS調査が公開されると、現在の期間の前に別の反復期間があったかのように訪問者の適格性が計算されます。前の例と同様に、公開日の13日前から資格期間が始まるすべての訪問者が、アンケートの対象となります。
サンプルシナリオ
以下の設定で、何人の訪問者が「NPS調査」を表示するでしょうか:
- 均等配信が有効になっています。
- 反復は90日ごとに設定されています。
- 現在、10,800人の対象訪問者がおり、そのうち100%が毎日ログインしている
NPS調査で「均等配信」が有効になると、Pendoは各訪問者にユーザーが閲覧できる14日間の資格期間を割り当てます。1日目に何が起こるでしょうか?
- 90日の反復期間の初日には、対象セグメントの約120人(1.2%)がアンケートを表示できます。
- ただし、資格期間が77日目から90日目の間に始まるすべての訪問者も、初日から対象となります。
- したがって、訪問者の約14 × 1.2% = 16.8%(約1814人の訪問者)が、初日のアンケート閲覧対象となります。
その後、日を追うごとにセグメント内の訪問者の約1.2%が対象となります。
このアプローチは、訪問者の資格期間を反復期間全体に均等に分配し、データフローを安定させます。
既存のアンケートを編集する際に設定ページのスケジュールタイルでいつでも均等配信を有効にすることができます。詳細については、NPS調査の設定を参照してください。すでにNPS調査を公開している場合、Pendoはバックグラウンドで再計算を行い、まだアンケートを見ていない訪問者を平滑化します。
メールでのバックアップ
NPS調査をメールバックアップ付きで設定できます。この場合、均等配信が必要です。ユーザーがアプリケーションにログインせず、NPS調査を閲覧しなかった場合、14日間の資格期間後にバックアップメールが送信されます。
資格期間は周期的な性質を持つため、一部の訪問者には、アプリ内でNPS調査を操作しなかった場合、NPS調査が公開に設定された直後にNPSバックアップメールが届くことがあります。例えば、反復期間が90日で、ユーザーが78日目にアンケートの対象になった場合、ユーザーはアンケートが公開されてから最初の2日間のみアンケートに参加できます。ユーザーがアプリ内のNPS調査に反応しなかった場合、Pendoからバックアップが送信されます。