Hubspotインテグレーションは、HubspotのメタデータをPendoのサブスクリプションに取り込みます。このインテグレーションでは、サブスクリプションのタイムゾーンに従って、毎晩午前0時から午前6時の間にHubspotのデータを取り込みます。これにより、訪問者IDおよびアカウントIDに新しいメタデータフィールドが追加され、既存のフィールドの以前のメタデータはすべて上書きされます。
得られた訪問者とアカウントのメタデータは、ガイドやアナリティクスでセグメンテーションに使用したり、レポートに追加してPendoでCRMデータを表示したりすることができます。HubspotとPendoを連携することで、CRMデータを以下のように使用することができます。
- 顧客セグメントやマーケティングキャンペーンに基づいたアプリ内ガイドのターゲティングを行うことができます。
- 顧客の種類、価格、アカウントの状況別に製品の利用状況レポートを作成できます。
- PendoのプロダクトインサイトをHubspotのトライアルコンバージョンやアップセルと組み合わせることができます。
- 収益増加につながるフィーチャーや使用パターンを見つけることができます。
要件
- Pendo管理者ユーザー
- Hubspotの管理者ユーザー、もしくはHubspotのアプリ追加権限
- Pendoでの有効なHubspotインテグレーション
- HubspotのPendoアカウントID
ヒント:HubspotインテグレーションをPendoのサブスクリプションに追加する必要がある場合は、Pendoの担当者までご連絡ください。
Hubspotインテグレーションの設定
Hubspotインテグレーションは完全にセルフサービスで、コードは一切必要ありません。Pendoでの認証にはHubspotのログイン情報を使用します。セットアップは数分で完了し、初期設定後にメタデータを追加するなど、必要に応じて更新することができます。
Pendoに取り込んだ後、メタデータを手動で変更したり、削除したりすることはできません。最初に訪問者とアカウントIDのマッピングに使用するパラメータを確認し、セットアップの際にPendoメタデータとして使用したいフィールドのみを選択します。
以下の動画では、データのインストールとマッピングを順を追って説明し、その後に説明を記述しています。
ステップ1:Hubspotで認証する
HubSpotの認証が必要なのは一度だけで、[設定(Setting)]> [データマッピング(Data Mappings)]の[訪問者レベル]もしくは[アカウントレベル]から実行できます。HubSpotインテグレーションウィジェットは、[訪問者レベルのデータ(Visitor Level Data)]タブや[アカウントレベルのデータ(Account Level Data)]タブの両方の下部にあります。アカウントレベルと訪問者レベルの両方で同じ認証が適用されます。
1. ページの下部のHubspotインテグレーションウィジェット(Hubspot訪問者インテグレーション、もしくはHubspotアカウントインテグレーションのいずれか)で、[1. Hubspotで認証(1. Authenticate With Hubspot)]を選択します。2. ブラウザが自動的にHubspotにリダイレクトされます。
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- すでにHubspotにサインインしていて、Hubspotアカウントをひとつのみ所有している場合、すぐに[アクセスの許可(Grant Access)]を求めるプロンプトが表示されます。
- Hubspotにサインインしていない場合は、サインインして[インテグレーションの許可(Integration Permissions)]ページに移動し、[アクセスの許可]を選択します。
- Hubspotのアカウントを複数所有している場合は、アカウント一覧からPendoと同期させたいアカウントを選択して[アクセスの許可]を選択します。
2. アクセスが許可されると、ブラウザは[データマッピング]に戻ります。
ページの下部のHubspotインテグレーションウィジェットに移動します。認証に成功すると、[Hubspotで認証](ステップ1)の横に緑色のチェックマークが表示されます。
3. 必要に応じて、訪問者レベルもしくはアカウントレベルのデータマッピング設定でも本操作を繰り返してください。
2回目の認証では、Hubspotでアカウントを再度選択しなくても、[認証]をクリックするだけで接続が自動的に確立されます。
ステップ2:データマッピングを設定する
正常にマッピングするには、Hubspotの値がPendo IDと正確に一致する必要があります。どちらかのプラットフォームでプレフィックスを付けたり、IDを変更したりして部分的な一致になった場合は、正常にマッピングできません。他のすべてのメタデータは、これらの値を唯一のリンクパラメータとして取り込まれます。
Hubspotの[コンタクト(Contacts)]や[会社名(Companies)]をPendoの訪問者IDやアカウントIDにマッピングするには、[設定]>[データマッピング]のそれぞれのタブで訪問者とアカウントのメタデータに対して個別に実行する必要があります。[訪問者レベルのデータ]タブで、HubspotのコンタクトをPendoの訪問者IDにマッピングします。[アカウントレベルのデータ]タブで、HubspotのコンタクトをPendoのアカウントIDにマッピングします。
データマッピングの手順は、訪問者メタデータもアカウントメタデータも同じです。
1. ページの下部のHubspotインテグレーションウィジェット(Hubspot訪問者インテグレーション、もしくはHubspotアカウントインテグレーションのいずれか)で、[2. セットアップ(2. Setup)]を選択します。
2. Pendoの訪問者IDまたはアカウントIDと完全に一致するHubspotフィールドを選択します。
訪問者IDを設定する場合は、Hubspotのコンタクトをマッピングします。アカウントIDを設定する場合は、HubSpotの会社名をマッピングします
3. [保存(Save)]を選択してIDのマッピングを設定します。マッピングが成功すると、[セットアップ](ステップ2)の横に緑色のチェックマークが表示されます。
4. 必要に応じて、訪問者レベルもしくはアカウントレベルのデータマッピングでも本操作を繰り返します。
ステップ3:Pendoを追加するフィールドを選択する
Pendoに取り込むフィールドを変更する場合は、いつでもこのステップに戻ってください。すでにPendoに取り込まれているデータには影響がありませんが、必要に応じて新たなフィールドの取り込みを開始したり、選択したフィールドの取り込みを停止したりできます。
フィールドの選択は、[設定]>[データマッピング]のそれぞれのタブで訪問者とアカウントのメタデータに対して個別に実行する必要があります。[訪問者レベルのデータ]タブには、Hubspotのコンタクトに関連付けられたフィールドが表示され、[アカウントレベルのデータ]タブには、Hubspotの会社名に関連付けられたフィールドが表示されます。
Pendoに取り込むフィールドを選択する手順は、訪問者メタデータもアカウントメタデータも同じです。
1. ページの下部のHubspotインテグレーションウィジェット(Hubspot訪問者インテグレーション、もしくはHubspotアカウントインテグレーションのいずれか)で、[3. Pendoに追加するフィールドを選択(3. Choose Fields to Add to Pendo)]を選択します。
2. [+フィールドを追加(+ Add Fields)]を選択します。これにより、複数選択メニューが開きます。
3. メニューの項目の横にあるチェックボックスで、フィールドの選択と選択解除を行います。選択したフィールドはHubspotインテグレーションウィジェットに移動されます。
4. 右下の[保存して同期(Save & Sync)]を選択してインテグレーション設定を保存し、最初のデータ同期を開始します。同期に成功すると、[Pendoに追加するフィールドを選択(Choose Fields to Add to Pendo)](ステップ3)の横に緑色のチェックマークが表示されます。
7. 必要に応じて、訪問者レベルもしくはアカウントレベルのデータマッピングでも本操作を繰り返します。
ウィジェットには、最後に同期した日付と時刻が表示されます。1時間経つと、Pendo UIにHubspotのメタデータが表示されるようになります。毎晩、自動的に同期が繰り返されます。また、手動で再度同期するオプションもあります。
フィールドを削除するには、フィールド名の横にある[X]を選択します。これにより、そのフィールドは今後の同期から除外されます。すでにPendoに取り込まれたデータには影響はありません。
メタデータタイプに関する技術的なトラブルシューティング
Hubspotのコンタクトと会社名のプロパティには、いくつかの異なるタイプがあります。Hubspotのプロパティタイプは、Pendoの対応するメタデータタイプにマッピングされています。Hubspotのプロパティで、Pendoに翻訳がないものは、インポートできません。その結果、一部のHubspotのフィールドが使用できなくなることがあります。
Hubspotのカスタムプロパティの変換
テキスト入力
- 1行のテキスト <> Pendo文字列
- 複数行のテキスト <> Pendo文字列
オプションの選択
- 単一のチェックボックス <> Pendoブール値
- 複数のチェックボックス <> Pendo文字列
- ドロップダウン選択 <> Pendo文字列
- ラジオボタン選択 <> Pendo文字列
- 日付ピッカー <> Pendo時刻
値
- 数字フィールド <> Pendo小数
- 計算 <> 計算に応じて、Pendo小数、ブール値など
- スコア <> Pendo小数
その他
- ファイル <> 非対応
- Hubspotユーザー <> Pendo文字列
対応するメタデータの翻訳
- Hubspot文字列 <> Pendo文字列
- Hubspot数値 <> Pendo小数
- Hubspotブール値 <> Pendoブール値
- Hubspot日付 <> Pendo時刻
- Hubspot日時 <> Pendo時刻
- Hubspot列挙(リストまたは選択値)<> Pendo文字列
- Hubspot電話番号 <> Pendo文字列
よくある質問
PendoからHubspotにデータをプッシュするにはどうすればよいですか?
Pendoには、PendoからHubspotに直接データをプッシュするためのネイティブなインテグレーション機能はありませんが、さまざまな方法でPendoからデータをエクスポートして(CSV、API、その他のサードパーティ)Hubspotにアップロードすることが可能です。
Pendoの訪問者IDとアカウントIDの値が現在Hubspotに存在しない場合はどうすればいいですか?
PendoからアカウントIDをエクスポートし、その値をHubspotの会社名レコードのフィールドにプッシュするプロセスを設定します。Hubspotで適切な会社名レコードを識別するには、Pendoから追加のデータを取り込む必要がある場合があります。訪問者IDについても同様のプロセスを設定し、その値をHubspotのコンタクトレコードのフィールドにプッシュする必要があります。これらのプロセスは、Pendoで新しい訪問者IDとアカウントIDが作成された際、Hubspotの適切なコンタクトと会社名レコードに訪問者IDとアカウントIDを追加するために定期的に実行する必要があります。
Pendoの複数のアカウントをHubspotのひとつの会社にマッピングすることはできますか?
Pendoの複数のアカウントをHubspotのひとつの会社にマッピングすることはできません。正確にマッピングするには、Pendo IDで使用する値がHubSpotの値と完全に一致する必要があります。