Slackのメッセージで共有されたURLには、プレビューとして短い説明分と画像がメッセージに添付されることがよくあります。これはリンク展開と呼ばれます。このプレビューは、リンク先で確認できる内容をユーザーに伝えるもので、これによりユーザーが不要なリンクを開いてしまう時間を節約できます。
これを活用してユーザー体験をカスタマイズし、よりスムーズにすることも可能です。リンクプレビューを有効にすると、ユーザーはPendoを開くことなく、ページ、フィーチャー、トラックイベントの詳細などの特定のセクションから展開されたコンテンツを確認できます。
Pendoでは、1つのPendoサブスクリプションに対し1つのSlackインスタンスしか連携できません。
このインテグレーションでは、NPS回答用のSlackインテグレーションとは異なり、NPS調査データ以外にもアクセスする必要があります。すでにPendoでNPS用のSlackインテグレーションを設定している場合でも、この記事で説明するセットアッププロセスを実施する必要があります。NPSの回答用にSlackとのインテグレーションを設定したい場合は、SlackインテグレーションでNPS回答をプッシュするを参照してください。
仕組み
リンクプレビューを有効にすると、SlackはPendoのページ、フィーチャー、トラックイベントページのリンクを認識し、対応するイベントをSlackアプリに送信します。Slackとのインテグレーションでは、これらのページのサマリーが展開されるため、Pendoを開くことなくデータを確認できます。それ以外のリンクには、Pendoの一般的な説明が表示されます。
前提条件
PendoとSlackを統合し、Slackのメッセージ内にPendoの情報を展開するには、Pendoの管理者アクセス権とSlackの管理者アクセス権の両方が必要です。
リンクのプレビューを有効にする
- Pendoで[設定(Settings)]>[インテグレーション(Integrations)]に移動します。
- [Slack]を見つけて選択すると、画面右側にパネルが表示されます。
- パネル上部の[インテグレーションを選択(Select an Integration)]ドロップダウンメニューから[Slackリンクプレビュー(Slack Link Preview)]を選択します。
- パネルの一番下にある[Slackリンクプレビューを追加(Add Slack Link Preview)]を選択します。
- 複数のSlackワークスペースへのアクセス権がある場合は、ページ右上のドロップダウンメニューで正しいワークスペースが選択されていることを確認します。Slackの管理者権限がない場合は、Slackの管理者に連絡してインテグレーションを設定する必要がある旨のメッセージが表示されます。
- [許可(Allow)]を選択してインテグレーションを承認し、Pendoに戻ります。
リンクプレビューを表示する
SlackインスタンスをPendoに接続すると、Slackメッセージ内で、ページ、フィーチャー、およびトラックイベントの詳細ページへのリンクが展開されるため、ユーザーはSlackから離れることなく、Pendoの特定のページを確認することができます。なお、これらのリンクでは、以下のようにURLの末尾にIDが入ります。
- https://app.pendo.io/pages/ABCjN7Kfb56ABVros_test
- https://app.pendo.io/features/ABCjN7Kfb56ABVros_test
- https://app.pendo.io/trackevents/ABCjN7Kfb56ABVros_test
ユーザーがSlackにメッセージを投稿すると、Slackがサマリーを展開します。
ページの詳細
ページの詳細には、そのページのタイムフレーム(Timeframe)(日付範囲)、セグメント(Segment)、訪問者数(Number of Visitors)、アカウント数(Number of Accounts)、平均滞在時間(Average Time)が表示されます。
フィーチャーの詳細
フィーチャーの詳細には、そのフィーチャーのタイムフレーム(Timeframe)(日付範囲)、セグメント(Segment)、訪問者数(Number of Visitors)、アカウント数(Number of Accounts)、平均クリック数(Number of Clicks)が表示されます。
トラックイベントの詳細
トラックイベントの詳細には、タイムフレーム(Timeframe)(日付範囲)、セグメント(Segment)、訪問者数(Number of Visitors)、アカウント数(Number of Accounts)、イベント数(Number of Events)が表示されます。
その他のリンク
その他のリンクには、Pendoの概要についてユーザーに伝える一般的な説明文が表示されます。