概要
ServiceNowは、人、機能、システムを連携する企業間デジタルワークフローを提供することで、イノベーションを加速し、機動性および生産性を向上させます。PendoをServiceNowにインストールして、利用状況分析を収集し、ServiceNowプラットフォームを使用する従業員にアプリ内メッセージを送信することができます。この機能を追加すれば、お客様のビジネスツールを使っているチームメンバーに優れたユーザー体験を与えて、その効果を最大限に高めることができます。
要件
- Pendo管理者ユーザーによるPendoアプリケーションAPIキーへのアクセス
基本的なPendoの設定
PendoをServiceNowサービスポータルに追加するのは簡単にできます。デフォルトのアプリケーションAPIキーをデフォルトのPendo設定に割り当てる必要があります。次にそのデフォルト設定をサービスポータルに割り当てます。別のPendoアプリケーションを使用してデータを収集し、ガイドを提供する必要がある場合は、新しいアプリケーションAPIキーでデフォルトの設定を上書きできます。
注:Pendoをまだお使いでない場合は、Pendo Freeをお試しください。最大1,000人の月間アクティブユーザーの分析が可能で、ServiceNowに無制限でガイドを公開できます。月間アクティブユーザーが増加して、Pendoのプレミアム機能が必要になったら、有料プランにアップグレードしましょう。
PendoアプリケーションAPIキーを取得する
アプリケーションAPIキーは、[サブスクリプション設定(Subscription Settings)]の[アプリの詳細(App Details)]で参照できます。データを収集し、ガイドを提供するためにデフォルトで使用するPendoウェブアプリを選択します。
1.[サブスクリプション設定]に移動します。
2.ServiceNowのデフォルトのPendo設定で、使用したいPendoアプリの[アプリの詳細を表示(View App Details)]をクリックします。
3.表示されているアプリケーションAPIキーを、クリップボードにコピーします。
ServiceNowへアプリケーションAPIキーに追加する
アプリケーションAPIキーをServiceNow内のPendoの設定である[一般設定(General Settings)]に入力する必要があります。これにより、ServiceNow内のPendoのデフォルト設定をPendoウェブアプリに関連付けます。次に、サービスポータル用のPendoをポータルテーマ内のJSに追加して、サービスポータルでPendoを利用可能にします。
1.ServiceNow内のPendoの[一般設定]に移動します。APIキーをPendo APIキーフィールドに貼り付けます。[更新(Update)]をクリックします。
ポータルテーマにサービスポータル用のPendo JSを追加する
Pendoを使用したいサービスポータルのポータルテーマには、それぞれサービスポータル用のPendo JSを追加する必要があります。
1.Pendoを利用したいポータルのレコードに移動し、テーマを開きます。
2. 下部の[関連リンク(Related Links)]で、[JS包含(JS Includes)]タブをクリックし、[編集(Edit)]ボタンをクリックします。
3.サービスポータル用のPendoを右側の[JS包含リスト(JS Includes List)]に追加します。[保存(Save)]をクリックして、PendoをテーマのJavascriptに追加します。
Pendoの構成を設定する
ServiceNowは、定義したPendoの設定に従ってPendoを有効にします。すべてのサービスポータルにPendoを追加するか、個別にサービスポータルを構成します。サービスポータルに使用するPendoアプリケーションAPIキーを変更する場合は、APIキーの上書き設定を使用します。
1.Pendoの[構成(Configuration)]設定の[Pendo構成(Pendo Config)]に移動して、既存の[Pendo構成]を変更するか、新規の[Pendo構成]を作成します。
2.[新規(New)]をクリックして新規のPendo構成を作成するか、既存の[Pendo構成]をクリックします。
-
-
- ポータル(Portals):Pendoを有効にするサービスポータルを選択するか、フィールドを空白のままにしてすべてのサービスポータルでPendoを有効にします。
- APIキーの上書き(Override API key):[一般設定]のデフォルトのPendoアプリケーションAPIキーを別のAPIキーに置き換えます。これにより、関連するすべてのサービスポータルで分析とガイドに使用されるPendoアプリケーションが変更されます。
- UIスクリプトの上書き(Override UI script):[一般設定]のデフォルトの設定ではなく、一意のPendo JSスニペットを使用します。
-
3.[有効(Active)]チェックボックスをオンにして、[Pendo構成]を有効にします。
4.[更新]をクリックして変更を適用し、Pendoをサービスポータルに追加します。
構成が完了するとすぐに、Pendoはデータの収集を開始します。使用状況データを処理して、PendoサブスクリプションUIに表示するまでに最長2時間かかる場合があります。Pendoに表示される使用状況データの大半は、1時間おきに処理され、処理後にUIで更新表示されるまでに最大15分かかります。
高度なPendo構成
ポータルテーマに追加されるデフォルトのPendo Javascriptスニペットは、Pendo構成が有効なサービスポータル内でPendoが初期化されるときに、ユーザーとその表示名を特定します。Pendo Javascriptスニペットを修正すれば、Pendoの初期化され、ユーザーが特定されたときに、訪問者IDまたはアカウントIDパラメータを変更したり、追加のメタデータを収集したりできます。必要に応じて、各Pendo構成で一意のスニペットを使用できます。
Pendoのロード時にIDパラメータを変更し、追加のメタデータを渡すには、新規のスニペットを作成するか、ServiceNowの既存のPendo Javascriptスニペットを手動で修正します。
1.ServiceNowで、Pendo[管理(Administration)]設定の[UIスクリプト(UI Scripts)]に移動します。デフォルトの[UIスクリプト]スニペットを開きます。通常、「[名前].pendo_snippet」と命名されています。
2.既存の[UIスクリプト]のパラメータとメタデータを必要な値に更新します。
3.[更新]をクリックして既存の[UIスクリプト]を上書きするか、既存のUIスクリプトを変更したくない場合は、[UIスクリプト]の名前を変更し、ヘッダを右クリックして、次に[挿入して保持(Insert & Stay)]をクリックして新しくコピーを作成します。
4.[一般設定]または[Pendo構成]のUIスクリプトを変更して、新しいバージョンのスニペットをデフォルトのスニペットとして使用するか、特定のバージョンのスニペットを特定の[Pendo構成]で実行します。
デフォルトのUIスクリプトを更新するには、Pendoの[一般設定]から[Pendo UIスクリプト(Pendo UI Script)]フィールドを更新します。
特定の[Pendo構成]の[UIスクリプト]を更新するには、対象となる[Pendo構成]の[UIスクリプトの上書き(Override UI script)]フィールドを更新します。