リソースセンターの[指標(Metrics)]タブには、リソースセンター、モジュール、そのモジュール内のガイドの使用状況に関する詳細な指標が表示されます。これらの指標は、閲覧数、訪問者、使用状況に関するデータを示します。どのモジュールが使用されているか、されていないかを総合的かつ比較的に確認して、セグメントや時間枠ごとに使用状況を分析できます。新しいユーザーがオンボーディングチェックリストを使用しているか、他のリソースを使用しているかや、お知らせを見ているユーザーが実際にはどの程度の数なのかなどを把握できます。また、セルフヘルプのモジュールを使用しているユーザーを詳細に分析することもできます。
リソースセンターの詳細をクリックすると、[指標]タブにアクセスできるようになります。[指標]タブは、モジュールの管理やリソースセンターの公開を行う[設定(Settings)]タブの隣にあります。
[指標]タブには、リソースセンターの使用状況データを抽出して表示するいくつかのセクションがあります。
- フィルタ(Filter)
- 上位の情報(Top Stats)
- リソースセンタービュー/訪問者テーブル(Resource center views/visitors table)
- モジュールのデータと使用状況(Module data and usage)
- リソースセンターでアクティベートされたガイドの使用状況(Resource center-activated guide usage)
要件
- Pendoエージェントバージョン2.111.0以降
- 使用状況データを含められるよう、リソースセンターが作成され、ドラフト状態ではなく公開されていること
フィルタ(Filter)
フィルタは、グラフおよび表に表示されるデータを制御します。セグメント、日付範囲、アカウント、リソースセンターの翻訳にローカライズ(Localization)を使用している場合はリソースセンターの言語バージョンの制御が可能です。
このセレクターは、スクロールしてもページの上部に固定されているので、それぞれのグラフを見ながら簡単に選択内容を変更できます。
- セグメント(Segment)- セグメントを選んで、特定のグループがどのようにリソースセンターを利用しているかを確認します。デフォルトは[全員(Everyone)]です。
- 日付範囲(Date Range)- データを、選択した日付範囲に限定します。当日、昨日、過去7/30/60/90/180日間、1年以内のカスタム日付の範囲をあらかじめ設定できます。
- アカウント(Accounts)- サブスクリプションのすべてのアカウントIDのリストで、アカウントで迅速にセグメント化する際に使えます。デフォルトは[すべてのアカウント(all accounts)]です。
- 言語(Languages):翻訳されていなくても、アプリで設定されたすべての言語が指定できます。 デフォルトは[全ての言語(All languages)]です。
上位の情報(Top Stats)
上位の情報(Top Stats)グラフには、全体的なリソースセンターの使用状況が表示されます。
- 総閲覧数(Total Views)- ホームビューが表示された回数
- 訪問者率(Visitor Ratio)- 対象となる訪問者の総数のうち、リソースセンターを閲覧した訪問者の数。リソースセンター自体にはセグメントがないため、対象となる訪問者はリソースセンター内のモジュールのセグメントで決定されます。モジュールが全員向けにセグメント化されている場合、この数字は対象となるすべての訪問者を表します。
ヒント:訪問者率の総閲覧数と一意の訪問者の計算に使用されるイベントは、セグメント、日付範囲、アカウント、言語でフィルタリングされます。対象となる訪問者はフィルタの影響を受けません。
[リソースセンタービュー]グラフ
[リソースセンタービュー]グラフには、初回のビューと2回目以降のビューからなる総閲覧数の棒グラフが表示されます。
- 表示項目はドロップダウンメニューで変更でき、週ごとまたは月ごとのビューの合計と、閲覧数または一意の訪問者数を表示できます。
- [+フィーチャーを追加(+ Add Feature)]では、タグ付けされたフィーチャーの使用状況データを[リソースセンタービュー]データと共にグラフに追加できます。
- フッターのデータ要素をクリックすると、グラフでの表示・非表示が切り替わります。
フィーチャーのオーバーレイ(Feature Overlay)
フィーチャーのオーバーレイを使うと、リソースセンターがフィーチャーの使用にどのような影響を与えたかを把握できます。リソースセンターのコンテンツがフィーチャーを起動するように作成されている場合、またはユーザーを既存のフィーチャーに誘導するように作成されている場合は、コンテンツが実際の使用に与える影響を追跡することが重要です。
[+フィーチャーを追加]メニューからタグ付けされたフィーチャーを選択して、[リソースセンタービュー]グラフにフィーチャーのクリックデータを追加します。一度に複数のフィーチャーを選択し、ドロップダウンメニューからクリックすると、これらのフィーチャーがグラフに追加され新しいデータが処理されます。[コアイベント(Core Event)]は、検索可能な選択リストで優先され、その下に他のすべてのフィーチャーが表示されます。追加できるフィーチャーの数に制限はありませんが、フィーチャーが多すぎると表示が煩雑になるため、Y軸はフィーチャーのクリック数に合わせて調整されます。
リソースセンターのモジュールのアクティビティテーブル
リソースセンターのモジュールのアクティビティ表には、すべてのモジュールとそのモジュール内のすべてのガイドの使用状況と構成の詳細が表示されます。ガイドリスト、お知らせ、オンボーディングチェックリストモジュールなど、ガイドを含むモジュールを展開して、そのガイドの追加情報を確認できます。使用状況データとして、一意の訪問者数とモジュールまたはガイドのクリック数、閲覧数が表示されます。また、割合や総クリック数が表示されるため、どの程度の頻度でモジュールが使用されているかを他のモジュールと比較して確認できます。
デフォルトの順序はリソースセンターで設定されたモジュールの順序ですが、任意の列を使用してテーブルを並べ替えることもできます。使用率でモジュールをランク付けしたり、セグメントでグループ化して傾向を確認したりできます。
モジュールまたはガイドの名前をクリックすると詳細ページに直接移動でき、ここから設定やデザインの変更を行えます。
注:クリック数と閲覧数は正確に一致しないことがあります。対象セグメントやページ、要素のターゲットルールに基づき、あるモジュールがユーザーに表示される唯一のモジュールとなる場合、そのモジュールが自動的は表示されます。この場合は、クリックのないモジュールの表示としてカウントされます。また、ユーザーがそのモジュールのガイドをいずれも表示できない場合、モジュールが非表示になることがあります。この場合、対象セグメントの大きいモジュールの使用率が低くなる可能性があります。
訪問者とアカウントリストのスライドアウト
閲覧数をクリックすると、そのモジュールまたはガイドを使用した訪問者とアカウントのリストを含むスライドが開きます。
- [+ セグメントを作成(+ Create Segment)]をクリックして、そのモジュールを閲覧したことのあるすべての訪問者またはアカウントのセグメントを作成します。このセグメントは、フィーチャーの使用状況によるセグメントに似ており、アナリティクスやガイドのターゲティングに使用できます。
- リストをCSV形式でダウンロードして訪問者リストをエクスポートし、サードパーティのアナリティクスやコミュニケーションに利用できます。
- IDをクリックすると、その訪問者やアカウントの詳細ページに移動します。