リプレイが見つからない

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セッションリプレイでは、リプレイが期待どおりに表示されない場合があります。この記事では、期待されるリプレイが見つからない場合の対処法について説明します。

フィルターを確認する

フィルターが適切に設定されていることを確認し、必要に応じて更新します。

特定のイベント、アカウント、またはプロダクトエリアを含むリプレイを探していない場合は、関連するフィルターをクリアして、表の結果として含まれる範囲を広げます。

訪問者の適格性を考慮する

探している訪問者またはアカウントが、[リプレイ設定(Replay Settings)]ページのリプレイ用に設定されたセグメントに含まれていることを確認してください(Pendoの管理者のみ確認可能)。ページが読み込まれるたびに訪問者の適格性を再評価し、セグメント基準を満たしている場合にのみ訪問者のインタラクションをキャプチャします。

ファネルや訪問者のアクティビティログなど、Pendoでその場所に応じたリプレイを表示しているときにリプレイがない(または予想よりも少ない)場合、他にも以下のような理由が考えられます。

  • 関連付けられたアプリではセッションリプレイを利用できません。
  • 訪問者のアプリやイベントでの操作から30日以上経過した場合、そのリプレイの有効期限が切れています。
  • 訪問者は、ページ、フィーチャー、ガイドではなく、トラックイベントのみを操作しました(トラックイベントはリプレイでキャプチャされません)。

最新のエージェントバージョンの使用を確認する

リプレイを取得するには、アプリがエージェントバージョン2.214.0以降で実行されている必要があります。アプリのエージェントバージョンを確認したり、最新バージョンにアップデートしたりするには、管理者は[設定(Settings)]>[サブスクリプション設定(Subscription Settings)]移動し、リストから該当するアプリを選択し、[エージェント設定(Agent Settings)] タブを選択し、[本番環境(Production Environment) ]セクションでバージョン番号を表示します。

AgentSettings_ProductEnvironment.png

CSP設定を更新する

コンテンツセキュリティポリシー(CSP)の設定をPendoで行っている場合、すべての訪問者アクティビティを取得し、ウェブワーカーの競合によるアプリの品質低下を防ぐために、以下の2つのディレクティブを設定に含めることが不可欠です。

ディレクティブ ホスト 説明
connect-src

CNAMEが設定されていない場合は、data.pendo.ioを使用します。

CNAMEが設定されている場合は、data.pendo.example.comのようにCNAMEの「data」の部分を使用します。

このエントリにより、イベント通信が可能になります。
worker-src blob:

このエントリにより、Pendoエージェントはworkerスレッドを開始して、リプレイのキャプチャデータを圧縮して送信できるようになり、アプリケーションのパフォーマンスへの影響が最小限に抑えられます。

既存のプライバシー設定を確認する

セッションリプレイは、包含リストおよび除外リストの設定、ならびに処理禁止設定に従います。訪問者が除外リストに登録されていても、そのインタラクションはリプレイでキャプチャされますが、Pendo UIではフィルタリングされて表示されません。処理禁止設定を有効にしている訪問者については、リプレイはキャプチャされません。

除外リストに登録されている訪問者や、処理禁止設定を有効にしている訪問者のリプレイを見たい場合、その設定を必要に応じて変更する必要があります。Pendoの管理者であれば、[設定]>[除外リスト(Exclude List)] から設定にアクセスできます。管理者でない場合は、[訪問者の詳細情報(Visitor Details)]および[アカウントの詳細情報(Account Details)]ページの[詳細(Details)]セクションで[処理禁止(Do Not Process (GDPR))]設定にアクセスできます。

CNAMEを設定する

広告ブロッカーにより、リプレイがキャプチャされない場合があります。この懸念を解消したい場合は、Pendo EngageのCNAMEの設定をご検討ください。これにより、広告ブロッカーによりリプレイのキャプチャが妨げられるリスクが軽減されます。

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