組織設定の概要

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組織設定は、サブスクリプション設定の上位のレベルです。組織設定を設定したら、組織レベルの管理者は左側のメニューの下部にある [設定(Settings)]>[組織設定(Organization Settings)] に移動して設定を確認できます。

組織設定では、1つまたは複数のPendoサブスクリプションに対するエンタープライズユーザーのアクセスおよび共有コンテンツを制御します。組織設定の構成は単一のサブスクリプションで利用でき、また共有の組織IDを使用した場合はビジネス全体の複数のサブスクリプションで利用できます。

組織レベルの設定では、次に関しての設定ができます。

  • 過去30日間にアプリケーションを使用した一意のアクティブな訪問者数を示す、現在の月間アクティブユーザー(MAU)を表示できます。詳細については、「MAU指標」をご参照ください。
  • CNAMEを設定することで、独自のサブドメイン名の下にホスト名を作成し、これをPendoのホスト名の代わりに使用できます。詳細については、PendoのCNAMEを参照してください。
  • SAML SSOの設定に必要なドメインの検証を行ってください。詳細については、「SAMLのドメインを検証する」を参照してください。
  • SCIM SSOを設定することで、ビジネス全体でPendoデータへのアクセスを管理できます。詳細については、PendoでSCIMを設定するを参照してください。
  • 組織レベルのユーザーアクセス権を設定することで、組織管理者組織レポーター組織コンテンツマネージャーのアクセス権を他のPendoユーザーに割り当てることができます。詳細については、「組織ユーザー」を参照してください。
  • 複数のサブスクリプション間で共有されるガイドのテーマやレイアウトを構築できます。詳細については、組織ライブラリを参照してください。

[組織設定(Organization Settings)]で表示されるタブは、上記のどの機能を契約しているかによって異なります。

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前提条件

組織設定は、以下の前提条件が満たされるとPendoに表示されます。

  • Pendoが付与する[組織の設定(Organization Settings)]へのアクセス権限
  • 組織の設定を管理するための組織管理者権限
  • サブスクリプション設定を管理するためのサブスクリプション管理者権限。
  • MAU指標を表示するための組織レポーター権限。
  • [組織ライブラリ(Organization Library)]を管理するための組織コンテンツマネージャー権限

MAUタブ

MAUタブには、月間アクティブユーザー(MAU)の計算と概要が表示されます。MAUとは、過去30日間にあなたのアプリケーション(複数ある場合は複数のアプリケーション)を利用した一意のアクティブな訪問者の総数を指します。一意の訪問者は、一意の訪問者ID値から推測されます。訪問者IDの値は、Pendoをインストールして設定するときに定義されます。

[組織の設定]のMAUタブは、次のようなことに活用できます。

  • 請求の透明化:利用中のPendoプランはMAUの上限によって決まる部分があり、過去のMAUを定期的に追跡することで、予期せぬ請求を回避することができます。
  • MAUデータのフィルタリング:MAUを日付範囲、サブスクリプション、アプリケーション、識別された訪問者、匿名の訪問者ごとに確認して、急増した一意のアクティブ訪問者がどこから来ているのかを確認できます。

詳細については、MAU指標を参照してください。

CNAMEタブ(ベータ版)

クローズドベータ版のお客様は、[CNAME]タブを使用して、組織レベルで独自のCNAMEレコードを設定できます。ここでは、お客様独自のバニティドメイン(サブドメイン)の下にホスト名を作成できます。このホスト名は、イベントの送信やガイドコンテンツのダウンロードの際に、Pendoのホスト名の代わりに使用されます。設定のためにサポートチームに連絡する必要はありません。これは、ブランドの一貫性を保ち、広告ブロックソフトウェア、ファイアウォール、ウェブフィルターなどによって引き起こされるアクセスの問題を解決するのに役立ちます。

詳細については、組織のCNAMEを設定するを参照してください。

[ドメイン検証(Domain Verification)]

[ドメイン検証(Domain Verification)]タブでは、Pendoがドメインを検証できるようにドメインを追加します。これは、ドメインを所有しているか、またはドメインを管理する権限を持っているかを確認するためのもので、SAML SSOの設定にとって重要です。

詳細については、「SAMLのドメインを検証する」を参照してください。

SSOタブ

[SSO]タブでは、組織をSCIMプロバイダーに接続し、その組織内のPendoサブスクリプションのSCIMユーザー管理を有効にすることができます。これらのユーザーは、セキュリティアサーションマークアップ言語(SAML)のシングルサインオン(SSO)を使ってPendoにアクセスできます。ここでは、特定のサブスクリプションとそのサブスクリプション内のグループに付与されたアクセスに対してSCIMを有効にすることで、企業全体のPendoアクセスを正確に制御することができます。

詳細については、PendoでSCIMを設定するを参照してください。

ユーザータブ

[ユーザー(Users)]タブでは、組織管理者が組織レベルの役割を他のユーザーに割り当てることができます。[組織ユーザー(Organization Users)]テーブルには、組織レベルの権限を持つすべてのユーザーのリストが表示されます。

ユーザーが必要とするアクセス権のレベルに応じて、組織管理者組織レポーター、または組織コンテンツマネージャーの役割を割り当てることができます。役割の説明と割り当て手順については、「組織ユーザー」を参照してください。

組織ライブラリタブ(ベータ版)

[組織ライブラリ(Organization Library)]タブは、組織内のサブスクリプション間でガイドテーマとレイアウトを共有するための中心的なハブです。組織コンテンツマネージャーは、組織全体でガイドデザインコンポーネントを共有できるため、各Pendo環境でコンポーネントを手動で再作成する必要がありません。

組織コンテンツマネージャーは、任意のサブスクリプションでテーマやレイアウトを選択し、そのコンテンツを組織内の一部のサブスクリプションまたはすべてのサブスクリプションで表示できるよう設定できます。

あるサブスクリプションのガイドデザイナーが、個々のサブスクリプションでテーマとレイアウトを設定すると、それが組織ライブラリに自動的に表示されます。テーマとレイアウトがサブスクリプションと共有されると、ガイド作成者のガイド作成ワークフローには、サブスクリプションのテーマやレイアウトと一緒に、組織テーブルごとの組織のテーマとレイアウトが表示されます。

詳細については、組織ライブラリを参照してください。

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