Pendoセッションリプレイを使用すると、訪問者のインタラクションを視覚的に確認できるため、訪問者のプロダクト体験をより深く理解できるようになります。
この記事では、アプリケーションでセッションリプレイを有効にする方法を説明します。
注:セッションリプレイは、Pendoの新規または既存のサブスクリプションのアドオンとして利用できるプロダクトです。セッションリプレイにアクセスできる場合、左側のメニューに[リプレイ(Replay)]が表示されます。この機能に関心をお持ちの場合は、Pendoのアカウント担当者にお問い合わせください。
前提条件
セッションリプレイはアプリケーションごとに有効化します。セッションリプレイを有効にする前に、以下の条件を確認してください。
- 管理者権限を持っていること。
- アプリのエージェントバージョンが2.214.0以上であること。
- アプリにコンテンツセキュリティポリシー(CSP)を設定している場合、必要なホストを組み込むためにCSPを更新していること。既存のCSPがない場合、更新は必要ありません。詳細については、既存のプライバシー設定を参照してください。
アクセスとプライバシー
セッションリプレイがサブスクリプションに追加されると、Pendoの左側のメニューの[リプレイ]オプションおよび[リプレイ設定(Replay Settings)]ページにアクセスできます。
また、スペースを節約するために、セッションリプレイを短縮して「リプレイ」と表記する場合があります。
プライバシーとタイムアウト設定を構成する
セッションリプレイを有効にする前に、[リプレイ設定]ページでプライバシー設定を構成する必要があります。これには、初期プライバシー設定、セレクタールール、セグメントなどが含まれます。プライバシー設定の段階的なガイドラインについては、セッションリプレイのプライバシーを参照してください。
ヒント:大勢のオーディエンスに対してセッションリプレイを有効にする前に、パフォーマンスを監視し、プライバシールールが貴社のポリシーと一致していることを確認できるよう、少数の社内ユーザーに対してのみ有効にすることをお勧めします。詳しくは、セッションリプレイのプライバシーとリプレイのパフォーマンスへの影響を参照してください。
これには、非アクティブ時のタイムアウト設定も含まれます。デフォルトでは、非アクティブ時間の最大値は30分に設定されています。つまり、非アクティブな状態が30分間続くと、システムは訪問者のキャプチャを停止し、訪問者が再びアクティブになったときに新しいリプレイのキャプチャを開始します。管理者は、アプリごとにタイムアウト時間を1時間、4時間、12時間、または24時間に調整できます。
- Pendoで[設定(Settings)]>[サブスクリプション設定(Subscription Settings)]に移動します。
- [アプリケーション(Applications)]タブを選択し、セッションリプレイを有効にするアプリを選択します。
- [リプレイ設定]タブを選択し、[リプレイキャプチャ設定(Replay capture settings)]セクションを見つけます。
- [非アクティブタイムアウト(Inactivity timeout)]の横にあるドロップダウンより、希望するタイムアウト時間を選択します。
- アプリごとに手順1~5を繰り返します。
セッションリプレイを有効にする
プライバシー設定を構成すると、管理者ユーザーは以下の手順で各アプリのセッションリプレイを有効にできます。
- まだページを表示していない場合は、Pendoで[設定]>[サブスクリプション設定]に移動します。すでに[リプレイ設定]ページを表示している場合は、手順4に進みます。
- [アプリケーション(Applications)]タブを選択し、セッションリプレイを有効にするアプリを選択します。
- [リプレイ設定]タブを開きます。
- [リプレイキャプチャ設定]で適切なセグメントが適用されていることを確認します。そうでない場合は、必要に応じて更新してください。
- [リプレイを有効化(Enable Replay)]セクションを探し、[有効化(Enable)]選択します。
- 他のアプリでもセッションリプレイを有効にする場合は、アプリごとに手順1~5を繰り返します。
有効にすると、セッションリプレイのプラグインがエージェントのJavascriptファイルに追加され、次のページの再読み込み時に、Pendoは訪問者のインタラクションの収集を開始します。リプレイが処理されて[リプレイライブラリ(Replay Library)]に追加されるまでには、通常約1~2時間かかります。
ほかのPendoデータと同様に、リプレイは毎時の開始時に処理されます。個々のリプレイが複数時間にわたる場合、Pendoは新しいデータが利用可能になると元のリプレイ時間を延長します。
処理後にPendoでリプレイを見つけて確認する場所については、リプレイを見るを参照してください。