Pendo Launcherブラウザ拡張機能を使用してPendoをデプロイする場合、追加のAPIキーを設定することで、イベントデータを複数のアプリケーションから複数のPendoサブスクリプションに送信できます。
仕組み
アプリケーションデータを複数のサブスクリプションに送信するには、Pendo Launcherブラウザ拡張機能を設定するのと同じ方法で、拡張機能の元のAPIキーに加えて追加の設定が必要です。サブスクリプションはPendoの任意のデータ環境に存在する可能性があり、各サブスクリプションがどの環境に属しているかを指定することが必要な場合があります。
拡張機能は、指定したすべてのサブスクリプションからアプリケーションリストをダウンロードし、設定されているすべてのアプリケーションを追跡します。
データの重複や不整合を避けるため、同じURLをターゲットとするサブスクリプション間で複数のアプリケーションを保有することはできません。2つのアプリケーションがターゲットURLで重複する場合、データ送信には1つのアプリケーションのみが使用されます。
複数のサブスクリプションにデータを送信するには、次のものが必要です。
- サブスクリプションのAPIキー。管理者ユーザーは、[設定(Settings)]>[サブスクリプション設定(Subscription settings)]>[拡張機能(Extension)]でサブスクリプションのAPIキーを確認できます。
-
サブスクリプションのデータ環境。Pendoにアクセスする際に使用するURLを確認すると、お客様のサブスクリプションがどのデータ環境でホストされているかを確認できます。
-
デフォルトのUSデータ環境のURLは
app.pendo.io
で、一般に「io」環境と呼ばれています。 -
US1データ環境のURLは
us1.app.pendo.io
です。 - EUデータ環境のURLは
app.eu.pendo.io
です。 - 日本のデータ環境のURLは
app.jp.pendo.io
です。
-
デフォルトのUSデータ環境のURLは
拡張機能の設定を更新する
複数のサブスクリプションにデータを送信するには、以前使用したPendo Launcherブラウザ拡張機能の設定を編集して、additionalAPIKeys
を含めます。追加のサブスクリプションが元の(プライマリ)サブスクリプションとは異なるデータ環境にある場合は、キーと共に環境を指定する必要があります。以下はその例です。
APIKey: 'API_KEY_FOR_SUB1',
dataEnvironment: 'eu'
additionalAPIKeys: [
'{"key": "API_KEY_FOR_SUB2", "env": "io"}',
'API_KEY_FOR_SUB3'
]
上記の例では、プライマリサブスクリプションのAPIキーはAPI_KEY_FOR_SUB1
で、EUデータ環境に存在します。2番目のサブスクリプションのAPIキーはAPI_KEY_FOR_SUB2
で、デフォルト("io"
)の米国データ環境に存在します。3番目のサブスクリプションのAPIキーはAPI_KEY_FOR_SUB3
で、EUデータ環境に存在します。
コードの例
このセクションでは、複数のサブスクリプションにデータを送信するようにPendo Launcherブラウザ拡張機能を設定するための、より具体的なコードの例をご紹介します。
Google管理コンソール
{"APIKey":{"Value":"API_KEY_FOR_SUB1"},"dataEnvironment":{"Value":"eu"},"additionalAPIKeys":{"Value":["{\"key\": \"API_KEY_FOR_SUB2\",\"env\":\"io\"}","API_KEY_FOR_SUB3"]}}
macOS構成プロファイル
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<!DOCTYPE plist PUBLIC "-//Apple//DTD PLIST 1.0//EN" "http://www.apple.com/DTDs/PropertyList-1.0.dtd">
<plist version="1.0">
<dict>
<key>APIKey</key>
<string>API_KEY_FOR_SUB1</string>
<key>dataEnvironment</key>
<string>eu</string>
<key>additionalAPIKeys</key>
<array
<string>
{"key": "API_KEY_FOR_SUB2","env":"io"}</string>
<string>API_KEY_FOR_SUB3</string
</array>
</dict>
</plist>