サブスクリプションデータの保持

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Pendoは、サブスクリプションのイベントの生データを、収集された日から7年間(84か月)保持します。これがデータの保持期間です。サブスクリプションが保持期間を超えると、指定された期間より古いイベントの生データはPendoのデータベースから自動的に削除されます。

このデータ保持は、ローリングしきい値に従います。サブスクリプションが7年を超えると、データ保持の日付は毎日進みます。イベントの生データが7年以上保存されることはありません。たとえば、サブスクリプション期間が7年と1日になると、インストールした日のイベントの生データだけが削除されます。次の日には、インストールした翌日のデータが削除されます。以降同様に続きます。7年未満のサブスクリプションは、このプロセスの影響を受けません。

このデータ保持期間の一環として、現在の日付から7年以上前のデータは、アナリティクスやPendo APIを使用したクエリに利用できません。この制限は、特にアナリティクスを目的として使用されるイベントの生データに適用されます。構成の設定、インテグレーション、タグ付けされたフィーチャー、タグ付けされたページ、トラックイベント、ガイド、保存されたレポート、セグメント、Feedbackリクエストなど、Pendoサブスクリプション内で作成されたコンテンツには影響しません。ただし、データ保持期間以降に使用されていない訪問者IDやアカウントIDも、自動的にシステムから削除されます。

データ保持期間の短縮

サブスクリプションのデータ保持期間を短縮して、イベントデータが84か月よりも早く削除されるよう設定できます。1〜84か月の任意の期間を選択できます。

データ保持期間の変更をご希望の場合は、テクニカルサポートまでご連絡ください。リクエストが完了すると、レビュープロセスが開始され、変更の影響を完全に理解していること、およびリクエストが適切なサブスクリプションマネージャーによって承認されていることが確認されます。

同様のリクエストプロセスに従って、個々のアプリのデータを削除することもできます。アプリケーションの開始日で、Pendoがアプリのデータ保存を開始するタイミングを管理します。アプリケーションの開始日が変更された場合、開始日以前に収集されたデータは永久に削除されます。アプリケーションがサブスクリプションのデータ保持期間に達するまで、アプリの開始日が自動的に変更されることはありません。

リクエストの承認後、アプリの構成が変更されるため、短期間の処理時間が発生します。変更が行われると、古いデータは直ちに削除キューに入れられます。選択されたデータ保持期間に誤りがあった場合、削除後28日以内に変更要求が受領および処理されれば、削除されたデータを復元できる可能性があります。削除されたデータを復元できる可能性を高めるためには、できるだけ早くデータ復元を要求する必要があります。84か月以上前のイベントデータは復元できません。

データ保持日の計算

データ保持期間の設定に使用される日付は、現在の日付から84か月を引いた日付(またはお客様が指定した期間)となります。データ保持日を決めるには、現在の日付からデータ保持期間の月数を引きます。

データ保持日の月の日数が、現在の月の日付に満たない場合を除いて、月の日が変わることはありません。データ保持日の月の最終日が、現在の月の日付より前になる場合は、データ保持日はデフォルトで月の最終日となります。削除プロセスには2~3日のバッファがあり、月の日数が異なっていても、データ保持期間に到達していないデータは削除されません。次の例を考えてみましょう。

  • 現在の日付が2022年5月28日の場合、デフォルトのデータ保持期間である84か月を引くと、データ保持日は2015年5月28日となります。
  • お客様が指定したデータ保持期間が18か月の場合、現在の日付が2022年5月31日だとして、18か月を引くと、データ保持日は2020年11月30日となります。11月は31日までないので、データ保持日は最終日の30日になります。

Pendo FreeおよびStarterのデータ保持

Pendo FreeプランまたはStarterプランをご利用の場合、7年間(84か月)のデータ保持期間は変わりません。ただし、Pendo UI内のデータへのアクセスは、Pendo Freeで1年(12か月)、Pendo Starterで2年(24か月)に制限されています。このを期間を超えてデータにアクセスするには、プランをアップグレードしてください

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