アプリケーション設定には、サブスクリプション設定からアクセスします。左側のメニューの下部から[設定(Settings)]>[サブスクリプション設定(Subscription Settings)]に移動し、[Applications(アプリケーション)]タブを開きます。次に、[アプリケーション]リストからアプリケーションを見つけて開きます。
サブスクリプションに応じて、アプリケーションの設定は次のタブで構成されます。
- アプリの詳細(App Details):以下を確認し、そのオン・オフを切り替えられます。
- イベントの生データ(Raw Events) : Pendoに送信されるイベントの生データのリストをテーブルビューで表示します。
- ローカライズ設定(Localization Settings):ガイドとリソースセンターで複数の言語のサポートを有効にして設定できます。
- タグ付けとガイドの設定(Tagging & Guide Settings):ビジュアルデザインスタジオ(Visual Design Studio)でのタグ付けとガイド作成の仕組みを設定します。
アプリの詳細:基本設定
表示名(Display name) | Pendo全体でアプリケーションに表示される名前。サブスクリプションの管理者は、いつでもこれを変更できます。 |
プラットフォーム(Platform) | Pendoが展開されるアプリケーションの種類:ウェブ、モバイル(iOSなど)、拡張機能。 |
拡張プラットフォームの種類(Extension platform type) |
具体的な拡張プラットフォームの種類。これは、Salesforce、Workday、Outreach、その他のいずれかになります。詳細については、拡張アプリの追加を参照してください。 |
ウェブサイト(Websites) |
データを収集し、ガイドを展開したいアプリケーションに関連するドメイン。さらに追加したり、既存のものを削除したりするには、[編集(Edit)]を選択します。 |
選択型URL(Selective URLs) |
Pendo Launcherでアプリの接続を確立するためのルールを作成するための正規表現です。これにより、特定のアプリのURLに基づいて使用状況データを絞り込むことができます。アプリケーションに選択型URLを設定するには、Pendoサポートまでお問い合わせください。 |
アプリキー(App key) |
アプリケーションをPendoに接続するために使用される32桁のコード。このコードは、サブスクリプション内で特定のアプリケーションと関連付けるためにPendoに送信されるデータを識別します。 これは秘密鍵ではなく、セキュリティやプライバシーとは無関係です。アプリキーはPendoアプリケーションにデータを送信するためだけに使用され、データの読み取りアクセスはできません。 |
匿名の訪問者にガイドを表示する(Show guide to anonymous visitors) | 匿名の訪問者をガイドセグメントに含めるかどうかを決定します。デフォルトでは、この設定はオフになっています。この設定を変更する場合は、この変更の影響を受ける既存の各ガイドのセグメントもリセットする必要があります。詳細については、匿名の訪問者を参照してください。 |
推奨ページ | イベントデータのURLに基づいて推奨されるページルールを生成します。このフィーチャーを使用して推奨タグを承認または削除すると、訪問者が過去5日間に見たURLを表すページをPendoですばやく作成することができます。任意のアプリケーションでオンにすると、[推奨ページ(Suggested Pages)]テーブルがサブスクリプション全体に表示されます。 |
ページのイベントプロパティ | URLが変更されていないときにページタグを作成できるようにします。この設定により、個人データを収集してPendoに送信できます。お客様の会社の個人データの収集と処理に関するポリシーに留意してください。Pendoにおける個人データの取り扱いについては、データ収集とコンプライアンスを参照してください。ご質問がある場合は、Pendoサポートにお問い合わせください。 |
ページタイトルの収集(Collect Page titles) | エージェントが収集したURLに、各ウェブページの<title> 値を追加します。タイトルは「pendo_document_title」 というクエリパラメータとして追加されます。たとえば、www.example.com/home のタイトルが「Welcome Page」の場合、URLはhttps://www.example.com/home?_pendo_document_title=Welcome+Page として取得されます。 |
イベントからのテキストキャプチャ(Text Capture From Events) | Pendoが自動的にキャプチャしたクリックイベントの一部としてinnerHTMLテキストを収集できるようにします。この設定は、サブスクリプションレベルのウェブアプリケーションでのテキストキャプチャ設定よりも優先されます。 |
ブラウザスクリプティング用の訪問者識別関数を挿入する(Inject visitor identification function for browser scripting) | これは、ブラウザスクリプトを通じてPendo Launcher拡張機能を構成する場合に必要になります。また、サブスクリプション設定 で[ブラウザスクリプトを使用して訪問者メタデータを設定する(Set visitor metadata through browser scripting)]を選択した場合にのみ表示されます。詳細については、 ブラウザスクリプトを使用して訪問者およびメタデータを特定するを参照してください。 |
兄弟セレクター(Sibling Selectors) | この設定は、Pendoサポートでこれを有効にした場合のみ表示されます。 これによりPendoユーザーは、フィーチャールールとアプリケーション内の別のUI要素とを1対1でつなぐことができます。 |
アプリの詳細:エンジニア設定
アプリケーションID |
アプリケーションの一意の識別子。 |
シャドウルートを有効にする(Enable shadow root) |
ガイドとリソースセンターをメインDOMとは別のShadow DOMツリーに分離します。これにより、ガイドとリソースセンターのスタイル(CSS)が、サードパーティのアプリケーションによって適用される外部CSSルールによって意図しない外観に変更されないように保護されます。 |
unloadイベントの代わりに可視性APIを使用する(Use visibility API instead of unload event) | ページ可視性APIを使用して、ページがいつ表示または非表示になるか(たとえば、ユーザーがタブを切り替えたり、ウィンドウを最小化したとき)を検出します。Chromeでは「アンロード」 イベントを廃止するため、この設定をオンにできます。旧バージョンのブラウザを使用している場合は、この設定は使用できません。 |
削除された要素のクリックキャプチャを試みる(Attempt click capture on removed elements) |
ユーザーアクションの結果としてDOMから削除された要素のクリックイベント(たとえば、ボタンをクリックすると、そのボタンが削除される)でもPendoは検出を試みます。 |
イベントの生データ
Pendoは、アプリケーションでのユーザーインタラクションを「イベント」の生データとして収集し、このタブのイベントテーブルに表示します。詳細については、Pendoのデータ処理と可視性を参照してください。このテーブルには、次の情報が含まれています。
- ブラウザの時間(Browser Time):訪問者のブラウザで取得されたイベントの名前データのタイムスタンプ。
- エージェントのバージョン(Agent Version):訪問者のブラウザで取得されたPendoエージェントのバージョン。[エージェント設定(Agent Settings)]タブで現在のエージェントのバージョンと照合できます。
- 訪問者(Visitor):イベントを作成したエンドユーザーの訪問者ID。
- アカウント(Account):イベントの生データが取得された時点で訪問者が属していたアカウントのアカウント ID。
- イベント(Events):クリック数、読み込み、フォーカスなどのイベントの生データの種類。
- リモートIP(Remote IP):イベントの生データの発信元のパブリックIPアドレス。
- ブラウザ/OS(Browser / OS):イベントの生データが発生したブラウザとオペレーティングシステム。
- URL:イベントの生データが発生したアプリケーションのページのアドレス。
- アプリ(App):イベントの生データが発生したアプリケーション。
データ同期をご利用のお客様は、データレイクやウェアハウスにデータを送信することで、Pendoが収集するイベントの生データにアクセスでき、その後さまざまなBIツールに送信できます。詳細については、Pendoのデータ同期の概要を参照してください。
ローカライズ設定
ローカライズを有効化(Enable Localization)の設定では、アプリケーションのガイドとリソースセンターで複数の言語をサポートし、訪問者が希望する言語で表示することができます。
タグ付けとガイドの設定
ビジュアルデザインスタジオ(Visual Design Studio)でのタグ付けとガイド作成の仕組みを設定します。アプリケーション設定のこのタブの設定の詳細については、ビジュアルデザインスタジオをガイドとタグ付け用に設定するを参照してください。
基本設定
基本設定により、ビジュアルデザインスタジオの起動動作が変更されます。たとえば、以下のような変更が行われます。
-
デザイナー起動URLトークンが無効化される。これはデバッグ設定で、通常はPendoサポートが使用します。起動URLトークンがオフになり、
window.opener
メソッドを使用してビジュアルデザインスタジオで新しいタブが開きます。 - ガイドのコードブロックにアクセスできなくなる。アプリケーション内のガイドのカスタムコードブロック要素へのアクセスが無効になります。この設定を更新するには、Pendoの担当者までお問い合わせください。
- ガイドデザイナーのキーボードショートカットが無効化される。ビジュアルデザインスタジオを起動するための標準のキーボードショートカット(WindowsではAlt + Shift、MacではOption + Shift )が無効になります。
詳細については、ビジュアルデザインスタジオをガイドとタグ付け用に設定するを参照してください。
カスタムHTML属性
カスタムHTML属性を追加して自動タグ付けを有効にすると、カスタムHTML属性に関連付けられた要素がクリックされたときにフィーチャーが自動的に作成されます。カスタムHTML属性に関連する設定は以下のとおりです。
- カスタムHTML属性の収集。すでに収集されているデフォルトの属性に加えて、Pendo用のカスタムHTML属性を追加してイベントの生データを記録することができます。詳細については、カスタムHTML属性を参照してください。
- カスタムHTML属性による自動タグ付け。カスタムHTML属性のフィーチャーがクリックされたときに自動的に追加されます。詳しくは、カスタムHTML属性によるフィーチャーの自動タグ付けをご覧ください。
除外事項
フィーチャーにタグ付けしてガイドを配置する際に、ビジュアルデザインスタジオの[推奨される一致(Suggested Match)]オプションから特定のCSSクラスとIDを除外できます。
- 推奨される一致クラスの除外。フィーチャーにタグ付けしてガイドを配置する際に、ビジュアルデザインスタジオの[推奨される一致(Suggested Match)]オプションから特定のCSSクラスを除外できるようになりました。
- 推奨される一致IDの除外。フィーチャーにタグ付けしてガイドを配置する際に、ビジュアルデザインスタジオの[推奨される一致(Suggested Match)]オプションから特定のIDを除外できるようになりました。
詳細については、ビジュアルデザインスタジオをガイドとタグ付け用に設定するを参照してください。