この記事では、HubSpotの双方向のインテグレーションを初めて設定する方法について説明します。設定は、以下のステップで行います。
- インテグレーションを開始する
- HubSpotに接続する
- オブジェクトをマッピングする
- 「プル」用の同期を設定する
- 「プッシュ」用の同期を設定する
- インテグレーションを有効化する
- HubSpotへコアイベントを送信する
概要記事のHubSpotとPendoの双方向インテグレーションもあわせてお読みください。
旧バージョンのHubSpotインテグレーションからのアップグレード
単方向のHubSpotインテグレーション(旧)をすでにお持ちで、双方向HubSpotインテグレーションにアップグレードする場合は、この記事の手順に従ってください。次の手順では、新しいインテグレーションの設定フローを説明します。
設定の際は、マッピングのための同じ一意の識別子と、旧インテグレーションを通じてHubSpotからすでに取り込んでいる同じメタデータフィールドを再選択する必要があります。 すべてのデータ同期とHubSpotメタデータを使用するすべてのセグメントは、引き続き期待どおりに動作するはずです。
ステップ1. インテグレーションを開始する
HubSpotのコンタクトおよび会社とPendoの訪問者 IDおよびアカウントIDとのマッピングは、別々に行う必要があります。アカウントオブジェクトまたは訪問者オブジェクトのいずれかを設定したら、その手順を繰り返して、もう一方のオブジェクトを設定します。
- Pendoで[設定(Settings)]>[インテグレーション(Integrations)]に移動します。
- [HubSpot]タイルを見つけて開きます。
- 設定するオブジェクトに応じて、[HubSpotのアカウントの同期(HubSpot Account Sync)]または[HubSpotの訪問者の同期(HubSpot Visitor Sync)]のいずれかで[設定(Setup)]を選択します。両方を設定する場合は、まず片方を選択して開始した後に、戻って2つ目のオブジェクトの指示に再度従ってください。
ステップ2. HubSpotに接続する
PendoとHubSpot間の双方向接続を設定するには、PendoとHubSpotのオブジェクト間のマッピングを作成する必要があります。
ドロップダウンメニューからアカウントを選択するか、[新規アカウントを追加(Add a new account)]を選択します。新しいアカウントを追加するには、Tray.ioを使用してHubSpotの認証を行う必要があります。認証が完了したら、Pendoのインテグレーションパネルで[次へ(Next)]を選択します。
ステップ3. オブジェクトをマッピングする
PendoをHubSpotに接続するには、2つのシステム間でレコードを一致させるために一意の識別子を選択する必要があります。訪問者の同期では、PendoのインテグレーションパネルでPendoの訪問者をHubSpotのコンタクトに接続(Connect Pendo visitors to HubSpot contacts)ページが開きます。アカウントの同期では、Pendoのインテグレーションパネルで[PendoのアカウントをHubSpotの会社に接続(Connect Pendo accounts to HubSpot companies)]ページが開きます。
訪問者をコンタクトにマッピングする
[Pendoの訪問者をHubSpotのコンタクトに接続(Connect Pendo visitors to HubSpot contacts)]ページで次の手順を実行します。
- [Pendoの訪問者(Pendo visitor)]ドロップダウンメニューを開きます。
- 訪問者メタデータから、HubSpotの値と一致する訪問者IDまたは他の一意のフィールドを選択します。
- [HubSpotコンタクト(HubSpot contact)]ドロップダウンメニューを開きます。
- 選択したPendoフィールドに一致する値を持つコンタクトプロパティを選択します。
- Pendoのインテグレーションパネルで[次へ(Next)]を選択します。
アカウントを会社にマッピングする
[PendoのアカウントをHubSpotの会社に接続(Connect Pendo accounts to HubSpot companies)]ページで次の手順を実行します。
- [Pendoアカウント(Pendo account)]ドロップダウンメニューを開きます。
- アカウントメタデータから、HubSpotの値と一致するアカウントIDまたは他の一意のフィールドを選択します。
- [HubSpotの会社(HubSpot company)]ドロップダウンメニューを開きます。
- 選択したPendoフィールドに一致する値を持つ会社プロパティを選択します。
- Pendoのインテグレーションパネルで[次へ(Next)]を選択します。
ステップ4.「プル」を設定する
このステップでは、HubSpotからPendoのメタデータにプルする追加情報(HubSpotのプロパティ)を選択します。これは、セグメントやガイドのターゲット設定に役立ちます。HubSpotからPendoにプロパティをプルしたくない場合は、このステップをスキップしてください。HubSpotのレコードIDフィールドはデフォルトでPendoに取り込まれるため、Pendoのメタデータにも表示されます。
- ドロップダウンメニューからHubSpotのプロパティを選択して、HubSpotのコンタクトまたは会社オブジェクトからプルします。
- 複数のプロパティを追加するには[プロパティを追加(Add Property)]を選択し、新しいドロップダウンメニューに対してこのシーケンスの最初のステップを繰り返します。
- 完了したら [次へ]を選択します。
ステップ5.「プッシュ」を設定する
このステップでは、HubSpotにプッシュしたいPendoの使用状況データおよびNPS調査データを選択します。これにより、プロパティとしてHubSpotに送信するすべてのPendoフィールドを含むPendoの「プロパティグループ」がHubSpotに作成されます。その結果、Pendoで作成されたプロパティをHubSpotで直接確認できるようになります。
[使用状況データ(Usage Data)]カテゴリーおよび[NPS調査結果(NPS Survey Results)]カテゴリーでは、0件以上のフィールドを選択できます。PendoからHubSpotにフィールドをプッシュしたくない場合は、このステップをスキップしてください。
- [使用状況データを追加(Add usage data )]ドロップダウンメニューからフィールドを選択します。
- 複数のフィールドを追加する場合は、 [フィールドを追加(Add Field)]を選択します。
- [NPS調査データを追加(Add NPS survey data)]ドロップダウンメニューからフィールドを選択します。
- 複数のフィールドを追加する場合は、 [フィールドを追加(Add Field)]を選択します。
- [次へ]を選択し、 [完了(Finish)]を選択して設定を終了します。
ステップ6. インテグレーションを有効化する
日次同期を開始するには、 [セットアップ(Setup)] タブのトグルを使ってインテグレーションを有効化します。有効にすると、すぐにプッシュおよびプルの同期が始まり、この処理には最大20分かかります。最初の同期が完了した後は、データの同期状態を維持するために、1日に1回インテグレーションが実行されます。
ステップ7. コアイベントを送信する
PendoコアイベントをHubSpotに送信するかどうかは任意です。このステップは、必ず以下の状態の場合のみ開始できます。
- 訪問者オブジェクトのステップ4(プッシュの設定)およびステップ5(プルの設定)のいずれかまたは両方に従って、[訪問者の同期(Visitor Sync)]の設定が完了している。
- Pendoでコアイベントの設定が完了している。
PendoのコアイベントをHubspotに送信する手順は以下のとおりです。
- [設定(Settings)]>[インテグレーション(Integrations)]>[HubSpot]に戻ります。
- [HubSpotの訪問者の同期(HubSpot Visitor Sync)]の下にある[コアイベントを送信(Send Core Events)]を選択します。
- HubSpotアカウントを選択します。
- [完了(Finish)]を選択します。
最初の同期はインテグレーションが完了した直後に行われ、その後は毎晩行われます。
Pendoにプルされたデータを表示する
HubSpotからプルされた訪問者およびアカウントのメタデータを確認および表示するには、 [設定]>[データマッピング(Data Mappings)]でオレンジ色のHubSpotのメタデータフィールドを見つけます。メタデータは、[メタデータ(Metadata)]テーブルの[グループ(Group)]列で、[HubSpotインテグレーション(HubSpot Integration)]ラベルの行にあります。