Pendoロードマップは、プロダクトのビジョンを可視化し、共有するためのコミュニケーションツールです。この記事では、ロードマップの作成と編集の方法を説明します。機能の概要については、Pendo Engageのロードマップをご覧ください。
ロードマップページには左側のナビゲーションからアクセスします。小さい画面を使用している場合は、左側のナビゲーションで[その他(More)]を選択し、ドロップダウンメニューから[ロードマップ(Roadmaps)]を選択してページを見つけることができます。
ロードマップの作成
ロードマップの作成は、[ロードマップ]ページのPendoサブスクリプションの左側のメニューから行います。ロードマップは テンプレートから作成します。
タイムラインテンプレート
タイムラインテンプレートを使用してロードマップを作成する方法は、以下のとおりです。
- ページの右上で[+ロードマップを作成(+ Create Roadmap)]を選択します。
- [タイムライン(Timeline)]テンプレートを選択します。
- 適切な名前を入力します。
- 必要に応じて、ロードマップの説明を入力します。
- 最初のスイムレーンを追加します。1つのロードマップには、少なくとも1つのスイムレーンを含める必要があります。
- 適切な名前を選択します。
- 説明を追加します(オプション)。
- スイムレーンの色を選択します。
- [+新しいスイムレーンを追加(+ Add New Swimlane)]を選択し、ロードマップの準備が整うまでステップ4を繰り返します。
- ページの右下にある[変更を保存(Save Changes)]を選択します。
現在、次期、今後テンプレート(クローズドベータ版)
[現在、次期、今後(Now, Next, Later)]テンプレートを使用してロードマップを作成する方法は、以下のとおりです。
- ページの右上で[+ロードマップを作成(+ Create Roadmap)]を選択します。
- [現在、次期、今後(Now, Next, Later)]テンプレートを選択します。これにより、ロードマップが編集画面で開きます。
ページの右上にある省略記号(...)のメニューから[設定(Settings)]を選択すると、名前と説明を変更できます。ここからスイムレーンを追加および編集することもできます。編集が完了したら、[変更を保存]を選択します。
ロードマップにスイムレーンを追加する
スイムレーンを使用して、ロードマップ上のアイテムをグループ化できます。新しいスイムレーンは以下の3つの方法で追加できます。
- ロードマップの左下にある[スイムレーンを追加(Add Swimlane)]ボタンを選択する。
- 既存のスイムレーンの右側にある省略記号(...)を選択し、[スイムレーンを追加]を選択する。
- ロードマップページの右上にある省略記号(...)を選択し、[ロードマップ設定を編集(Edit Roadmap Settings)]を選択して、ロードマップ設定を編集する。
スイムレーンを追加するための上記の最初の2つの方法では、[スイムレーンを追加]ウインドウが開きます。名前を入力し、説明を追加して(任意)、新しいスイムレーンの色を選択します。
または、ロードマップの上部にある省略記号(...)ドロップダウンメニューから[設定(Settings)]を開きます。ここでは、スイムレーンを含むロードマップの複数の要素を編集できます。
ここからスイムレーンのリストを上下にドラッグ&ドロップして並べ替えることもできます。スイムレーンの追加や編集が終了したら、ページの右下にある[変更を保存(Save Changes)]を選択します。
アイテムの作成(イニシアチブとフィーチャー)
ロードマップには、次の2種類の項目を追加できます。
- イニシアチブ:英語で「取り組み」などを意味するイニシアチブですが、Pendoでは、部門や会社の戦略に沿ったより大きなプロジェクトや目標のことを指します。イニシアチブのタイトルまたは説明には、測定可能なデータ(例:解約の10%削減)を追加し、計画したフィーチャーがビジネスに与える影響を示すことができます。
- フィーチャー:検討や実践を予定している小規模な作業のことです。調査の一部、エンジニアリングが実施予定の作業、リリースをサポートするマーケティング活動などをフィーチャーにすることができます。
イニシアチブやフィーチャーの詳細については、ロードマップ機能の概要を説明した記事Pendo Freeのロードマップを参照してください。
イニシアチブまたはフィーチャーを作成するには、以下の手順に従います。
1. ページの右上で[+ ロードマップを追加(+ Add Roadmap)]を選択します。
2. [イニシアチブを作成(Create Initiative)]もしくは[フィーチャーを作成(Create Feature)]を選択します。これにより、ページの右側のサイドパネルに新しいアイテムが表示されます。
3. アイテムにわかりやすい名前を入力します。
4. 必要に応じて、説明を追加します。
5. バックログに保存する場合は[バックログに保存(Save to Backlog)]を選択、もしくはロードマップに直接配置する場合は[ロードマップに保存(Save to Roadmap)]を選択します。
[バックログに保存]を選択すると、自動的に右側のパネルにバックログが表示されます。ここから、新しく作成したアイテムをロードマップにドラッグ&ドロップできます。
バックログからアイテムを追加する
イニシアチブとフィーチャーをバックログから追加するには、まず作成する必要があります。バックログにまだアイテムがない場合は、アイテム(イニシアチブとフィーチャー)の作成の説明に従ってから続行してください。
バックログにイニシアチブやフィーチャーを追加したら、それらをロードマップにドラッグ&ドロップできます。
- ページの右上で[+ ロードマップを追加(+ Add Roadmap)]を選択します。
- [バックログから追加(Add From Backlog)]を選択します。これにより、ページの右側のサイドパネルにバックログが表示されます。
- アイテムを見つけて、ロードマップの適切な場所にドラッグします。
アイテム階層の作成
イニシアチブとフィーチャーは階層構造になっています。イニシアチブには、その中に個々のフィーチャーを含めることができます。個々のフィーチャーをイニシアチブにドラッグ&ドロップしたり、フィーチャーを別のフィーチャーにドラッグして新しいイニシアチブを作成したりできます。
フィーチャーを別のフィーチャーにドラッグすると、これら2つのフィーチャーで構成されるイニシアチブが作成されます。イニシアチブを作成した後、必要に応じてフィーチャーを追加することができます。表示される[イニシアチブを作成]ウインドウで、タイトルを追加し、[イニシアチブを作成]を選択します。
イニシアチブにフィーチャーが含まれているかどうかは、ロードマップのアイテムの右側に数字とドロップダウンの矢印があるかどうかで確認できます。この数字は、イニシアチブの中に存在するフィーチャーの数を示しています。
アイテムの右側にあるドロップダウン矢印を選択すると、イニシアチブを展開して、構成しているフィーチャーを確認できます。
また、イニシアチブを選択して開き、[[リンク済み(Linked)]タブを開くと、イニシアチブがどのようなフィーチャーで構成されているかを確認することもできます。詳しくは、下記のアイテムの詳細を表示するを参照してください。
アイテムの詳細を表示する
バックログやロードマップから個々のイニシアチブやフィーチャーを選択すると、その詳細が表示されます。それぞれのアイテムは、2つのタブで構成されています。[概要(Overview)]タブには、アイテムの作成者、作成時期などの詳細が表示され、[説明(Description)]にはメモを追加することができます。操作方法は、下記のアイテムの詳細を編集するを参照してください。アイテムがロードマップ上のアイテムの入れ子構造の階層の一部である場合、[リンク済み]タブに、イニシアチブもしくはフィーチャーがリンクされている他のアイテムが表示されます。
バックログから
バックログのイニシアチブもしくはフィーチャーに関する情報を表示するには、[+ ロードマップに追加(+ Add to Roadmap)]>[バックログから追加(Add From Backlog)]に移動し、アイテムのカードの右上にある [表示(View)]を選択します。
アイテムの詳細の上部にある[バックログで表示(View in Backlog)]を選択すると、アイテムのバックログに戻ります。
ロードマップから
ロードマップ上の場所から直接アイテムを選択すると、右側のパネルにその情報が表示されます。
ロードマップにあるイニシアチブの[リンク済み]タブでは、そのイニシアチブに入れ込まれているすべてのフィーチャーを確認できます。タブタイトルの横の数字は、そのイニシアチブの中に入れ子になっているフィーチャーの数を示しています。イニシアチブに属するフィーチャーの[リンク済み]タブでは、そのフィーチャーが属するイニシアチブの名前を確認できます。
リンクされているアイテムの横にある[表示]を選択すると、そのアイテムの詳細を表示できます。これにより、右側のパネルにアイテムの詳細が表示されます。
アイテムの移動とサイズ変更
タイムラインテンプレートでは、ロードマップ上のアイテムをタイムラインに沿ってスイムレーン間でドラッグアンドドロップできます。イニシアチブ内に入れ込まれているフィーチャーを含め、ロードマップ上のアイテムのサイズを変更することもできます。アイテムの左側もしくは右側にカーソルを合わせると、アイテムの範囲を変更できます。
アイテムの詳細を編集する
個々のアイテムを編集するには、ロードマップまたはバックログからアイテムを選択し、必要に応じて名前や説明を変更します。
ロードマップからアイテムを削除する
アイテムをロードマップからバックログに戻すには、ロードマップからアイテムを開き、パネルの上部にある[バックログに移動(Move to Backlog)]ボタンを選択します。
アイテムの削除
バックログまたはロードマップから、イニシアチブやフィーチャーを個別に削除できます。
- 削除するイニシアチブまたはフィーチャーを選択します。
- パネルの上部にあるごみ箱アイコンを選択します。
- [削除を確定(Confirm Delete)]を選択します。
一度アイテムを削除すると元に戻せないため、操作の確認を求められます。削除するイニシアチブまたはフィーチャーにリンクされているアイテムは、引き続きバックログに存在します。イニシアチブに属するフィーチャーは、個別に削除する必要があります。
既存のロードマップの編集
[設定]のロードマップから、ロードマップの名前、説明、およびスイムレーンを編集できます。
- ロードマップリストからロードマップを選択します。
- ロードマップの右上にある省略記号(...)を選択します。
- ドロップダウンメニューから[設定]を選択します。
[設定]ウインドウが開き、次の操作を実行できます。
- ロードマップの名前変更。
- 説明の編集。
- 既存のスイムレーンの名前、説明、色を変更。
- スイムレーンの削除、追加、並び替え。
ロードマップを編集したら、ページ右下の[変更を保存(Save Changes)]を選択して保存します。[キャンセル(Cancel)]を選択すると編集前のロードマップに戻すことができます。
既存ロードマップの削除
ロードマップリストで削除するロードマップを見つけ、そのロードマップ行の右側にあるゴミ箱アイコンを選択します。これにより、アクションの確定またはキャンセルを尋ねるウインドウが開きます。ロードマップを削除するには、[削除を確定]を選択します。
警告:削除したロードマップは元に戻せません。イニシアチブとフィーチャーはロードマップと一緒に削除されます。将来的には、イニシアチブとフィーチャーはロードマップに依存しないようになり、ロードマップが削除されても引き続きバックログに存在するようになる予定です。