[検証(Validate)]のアイデアは、顧客フィードバックによって特定された問題領域と、高い優先度で構築したロードマップ項目との交差点に位置します。リッスンの[検証]ページでは、さまざまなフィードバックをアイデア別に整理した後、優先順位を付けてロードマップに昇格させることができます。また、すぐには構築しないアイデアに回避策を追加できるほか、アイデアの投票者からセグメントを作成して、その意見に基づいてガイドを絞り込むことも可能です。
これらのアクションは、[検証]ページの[アイデア]リストにある個々のアイデアから利用できます。具体的に、検証で特定のアイデアに対して実行できるアクションは以下のとおりです。
セグメントの作成
検証(Validate)でアイデアの投票者からセグメントを作成すると、アプリ内メッセージで特定の訪問者をガイドのターゲットに設定できます。たとえば、投票者が関心を持っているアイデアに対してプロダクトの最新情報を提供したり、これらの投票者にフォローアップ調査を行うように依頼したりできます。
訪問者の投票から作成されたセグメントをPendoのアナリティクスとレポート機能で使用することもできます。[検証]でアイデアに投票した訪問者からセグメントを作成することで、アイデアに投票した人が結果的にその機能を使用したかどうかを追跡し、機能の定着化を監視することができます。
アイデアに投票した訪問者からセグメントを作成するだけでなく、アイデアに投票しなかった訪問者からセグメントを作成することもできます。これにより、これらの訪問者のみを対象としてガイドへのエンゲージメントを促進することができます。
手順については、アイデアの投票者からセグメントを作成するを参照してください。
回避策の追加
すべてのアイデアがすぐに形になるわけではありません。多くの提案やリクエストは、その需要や価値の低さや、特殊なケースのみを解決するものであることから、ロードマップにはまったく反映されません。場合によっては、すでにロードマップにある別のアイデアで問題が解消することもあります。
リッスンでは、より恒久的なソリューションに取り組んでいる間の一時的な回避策や、ユーザーが目標を達成するための代替手段を提供できる場合に、回避策を提供します。登録しているアイデアに回避策が追加されると、Pendoユーザー宛てにメールが届きます。
リッスンでは、複数のフィードバック項目を1つのアイデアにリンクすることができます。つまり、アイデアに回避策を追加すると、関連するすべてのリッスンのフィードバック項目に同時にソリューションを伝達できます。
手順については、アイデアに回避策を追加するを参照してください。
フィードバックへのリンク作成
1つのアイデアに複数のフィードバック項目をリンクさせることができます。リッスンのAI機能を使用している場合は、リンクさせるフィードバック項目も提案されます。
フィードバック項目をアイデアにリンクすると、フィードバック項目には構造(問題領域)を、アイデアにはエビデンス(解決領域)を提供できます。フィードバックをアイデアにリンクすることで、顧客の意見を言葉どおりに保存したり、グループ化したりすることができるため、訪問者のニーズを理解しつつ、このエビデンスを特定のソリューションで問題解決するためのアイデアへと転換させることができます。
リッスンのフィードバックの詳細については、リッスンでフィードバックを管理するを参照してください。フィードバック項目をアイデアにリンクする方法については、フィードバック項目をアイデアにリンクするを参照してください。
ロードマップへの昇格
アイデアを1つまたは複数のロードマップに昇格させて、特定のプロダクトエリアに対する優先度がわかる形で伝達することで、関係者に情報を提供しつつアイデアへの注目度を高め、開発へと移行できるようになります。具体的には、以下のことを実行できます。
- リッスンの既存のロードマップのバックログにあるフィーチャーにアイデアを昇格させる(そのロードマップを作成した、または編集者のアクセス権を持つ場合のみ)。
- 昇格させたアイデアをバックログからロードマップに単独のフィーチャーとしてドラッグアンドドロップするか、ロードマップ内の特定のイニシアチブの下に他のロードマップフィーチャーと一緒にネストする。
ロードマップの詳細については、リッスンのロードマップをご参照ください。ロードマップのバックログのフィーチャーにアイデアを追加する方法については、「ロードマップにアイデアを追加する」をご覧ください。