この記事では、サブスクリプションレベルの拡張機能の設定についてまとめています。拡張機能の設定は、[設定(Settings)]>[サブスクリプション設定(Subscription Settings)]>[拡張機能(Extension)]からアクセスできます。アプリケーションレベルの拡張機能設定については、拡張機能のアプリケーション設定を参照してください。
Pendo Launcherを使用して展開されたPendoのブラウザ拡張機能の実装がある場合、[拡張機能(Extension)]タブには次の内容が表示されます。
- [インストール手順(Install instructions)]にサブスクリプションの識別キーである拡張アプリのAPIキーが表示されます。
- [環境設定(Preferences)]にブラウザスクリプトまたはIDプロバイダー(IdP)を通じて訪問者のメタデータを識別するための設定が表示されます。
インストール手順
このセクションには、Pendo Launcher(ブラウザ拡張機能)の実装に必要なAPIキーがあり、関連資料へのリンクも掲載されています。
APIキーは、一意のサブスクリプション識別子です。これはサブスクリプションをPendo Launcher拡張機能に接続するために使用されます。以下に例を示します。
{
"APIKey": {
"Value": "c022bb1e-676d-4c58-731c-caf13fe12a89"
}
}
このキーを使用してサブスクリプションに拡張機能をリンクする方法については、Pendo Launcherを導入するためのITガイドを参照してください。
環境設定:ブラウザスクリプトを使用して訪問者メタデータを設定する
[ブラウザスクリプトを使用して訪問者メタデータを設定する(Set visitor metadata through browser scripting)]の設定は、Pendo Launcherブラウザ拡張機能の訪問者IDを設定する代替方法です。これにより、チームが作成、設定、管理するログインページに訪問者をリダイレクトします。また、この設定を使用するには、適用するすべてのアプリのJavaScriptコードを変更する機能が必要です。Salesforceの使用例については、Salesforceコンポーネントを使用して訪問者を特定するを参照してください。
[ブラウザスクリプトを使用して訪問者メタデータを設定する(Set visitor metadata through browser scripting)]を選択すると、以下のような情報とオプションが表示されます。
- コードスニペット(Code snippet):ブラウザスクリプトでユーザーを識別するために必要なJavaScriptコードです。
- 識別アプリのURL(Identification App URL):ブラウザスクリプトの設定先となるアプリケーションのURLを定義します。
- プライバシー意識向上バナーを表示する(Show Privacy Awareness Banner):[見出し(Headline)]、[本文(Body Text)]、[ロゴのURL(Logo URL)]、[背景色(Background Color)]、[詳細情報のテキスト(Learn More Text)]、[詳細情報のURL(Learn More URL)]など、プライバシーに関するメッセージを訪問者に伝えるためのオプションがさらに表示されます。
完了したら[設定を保存(Save configuration)]を選択します。
環境設定:訪問者の識別にIdPを使用する
[訪問者の識別にIdPを使用する(Use IdP for visitor identification)]の設定は、Pendo Launcherブラウザ拡張機能の訪問者IDを設定する代替方法です。この設定をオンにすると、設定に必要な入力項目が追加で表示されます。これは、選択したIDプロバイダーによって以下のように異なります。
- Microsoft Azureでは、クライアントID、テナントID、訪問者IDキーの入力が求められます。詳細については、「Microsoft Azureを通して訪問者とメタデータを識別する」を参照してください。
- Oktaでは、クライアントID、Oktaドメイン、訪問者IDキーの入力が求められます。詳細については、「Oktaを通して訪問者とメタデータを識別する」を参照してください。
- その他のOIDCプロバイダーでは、クライアントID、ディスカバリーURL、訪問者IDキーの入力が求められます。詳細については、「IdPを通して訪問者とメタデータを識別する」を参照してください。
オプションで、訪問者IDとともにメタデータを取得することや、匿名の訪問者にサインインを求めることもできます。
このセクションで関連する設定をすべて選択したら、[設定を保存(Save configuration)]を選択します。
訪問者IDとともにメタデータを取得する(Retrieve metadata along with Visitor ID)
この設定をオンにすると、訪問者IDとともにIDプロバイダーを通してメタデータを識別できます。
この設定をオンにすると、訪問者メタデータを選択するためのオプションも表示されます。[値を選択(Choose values)]を選択して、Pendoでメタデータとして使用可能な値のドロップダウンメニューが開きます。訪問者メタデータとして含めるIDプロバイダーのプロファイル値を選択します。
訪問者メタデータを選択しない場合、デフォルトでは、IDプロバイダーから提供されるすべてのプロファイル値がPendoの訪問者メタデータとして含まれます。
訪問者メタデータをすでに選択している場合は、ボタンが[値を選択(Choose values)]から[値を更新(Update values)]に更新されます。デフォルトに戻すには、[値を更新(Update values)]を選択してドロップダウンメニューを開き、[クリア(Clear)]と[適用(Apply)]を選択します。
たとえば、別の値を選択した後に戻したい場合など、直前の設定に戻すには、[値を更新(Update values)]を選択してドロップダウンメニューを開き、[リセット(Reset)]と[適用(Apply)]を選択します。
匿名の訪問者にサインインを求める(Prompt anonymous visitors to sign in)
この設定をオンにすると、お客様の組織用に設定されたIDプロバイダーを使用して訪問者にサインインを求めることができます。Pendo Launcherが訪問者IDを取得できない場合、訪問者はサインインするためにIDプロバイダーのログインページに誘導されます。
この設定をオンにすると、[求める頻度(Prompt frequency)]も設定できます。これにより、訪問者に再度サインインを求める頻度(日数)を選択できます。訪問者が正常に識別された後は、ここで指定した期間が経過するまで、再度ログインを求めることはありません。