サブスクリプション設定

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サブスクリプション設定は、サブスクリプションを管理し、ウェブおよびモバイルアプリの動作を制御するために使用されます。Pendo Launcherを利用してPendoのブラウザ拡張機能を実装している場合、サブスクリプション設定の[拡張機能(Extension)]タブからサブスクリプションレベルの拡張機能の設定にアクセスできます。詳細については、拡張機能のサブスクリプション設定を参照してください。

サブスクリプション設定にアクセスする

Pendo管理者ユーザーのみがサブスクリプション設定にアクセスできます。詳細については、「役割と権限」を参照してください。

管理者ユーザーとしてサブスクリプション設定にアクセスするには、Pendoの左側のメニューの下部から[設定(Settings)]>[サブスクリプション設定(Subscription Settings)]に移動します。デフォルトで[設定]タブが開きます。このタブには、以下のセクションが含まれます。

  • OAuthアプリPendoが作成したトークンを使用して、Pendoの認証情報で他のアプリケーションにサインインします。その際、別途アプリのユーザー名やパスワードは必要ありません。
  • サポートアクセスサポートが必要な場合に、Pendoサポートがお客様のサブスクリプションに一定期間アクセスするために使用します。アクセス期間は最大90日間です。
  • 情報(Information)ここには、表示名、タイムゾーン、MAUなど、サブスクリプションレベルの詳細、オプション、設定が用意されています。
  • セキュリティとプライバシー(Security and privacy)ここには、サインインの方法、セッションの長さ、リテンション期間など、セキュリティとプライバシーに関するサブスクリプションレベルの設定が用意されています。
  • AI機能(AI features)PendoのAIを活用した機能を使用するかどうか、またいつ使用するかを選択できます。

サブスクリプション設定の[アプリケーション(Applications)]タブからアプリケーション設定にアクセスできます。これには、ウェブ、モバイル、拡張機能のアプリケーションが含まれます。詳細については、アプリケーションの設定を参照してください。

OAuthアプリ

Bevy設定を使用すると、Pendo管理者はOAuthをオンにして、サブスクリプション内のPendoユーザーがPendoのログイン情報を使ってPendoコミュニティイベントにサインインできるよう設定できます。デフォルトでは、アクセスはブロックされています。

OAuth Apps.png

サポートアクセス

Pendoサポートエージェントがサブスクリプションにアクセスするための権限要求を自動承認できます。これにより、問題調査前に非同期で行っていたお客様とエージェント間のアクセス権付与に関するやりとりがなくなり、時間を節約できます。

サポートアクセスは、デフォルトではオフになっています。Pendoサポートのアクセスを有効にすると、サポートエージェントを識別する新しいユーザーの役割がサブスクリプションに作成され、サブスクリプションの問題を調査できるようになります。

指定した日付になると、この設定は自動的にオフになります。アクセスできる期間は最長で90日間です。管理者ユーザーは、いつでも期間をリセットしたり、アクセスをオフにすることができます。

SubSettings_SupportAccess.png

情報

表示名 Pendo全体でサブスクリプションに表示される名前。サブスクリプションの管理者は、いつでもこれを変更できます。
タイムゾーン

サブスクリプションが設定されているタイムゾーン。

タイムゾーンを変更すると、すべてのイベントが再処理され、選択したタイムゾーンが反映されます。このためPendoでは、夕方や週末などの適切なダウンタイムを選択してこの設定を変更することを推奨しています。処理が完了するまで、すべてのイベントにアクセスすることはできません。

匿名訪問者の追跡

この記事の匿名訪問者の追跡を参照してください。

匿名訪問者のデータの表示
アイデンティティマッピング
既知のウェブクローラーからのトラフィックをブロックする

一般的なウェブクローラーやロボットのユーザーエージェントから発生するデータの収集を防止します。この設定をオンにすると、ボットの新しいアクティビティのみが破棄されます。ボットの過去のトラフィックデータを遡及的に削除することはありません。破棄されたデータは取得できません。詳細については、使用状況データ内のボットアクティビティを参照してください。

クリックイベントプロパティ

フィーチャーのクリックイベントが発生した際にUI内の要素やイベントのデータを取得できるようにします。詳細については、クリックイベントのプロパティを参照してください。

Salesforceプッシュの最大行数

各バッチで、SalesforceインテグレーションがPendoからプッシュする行数。サブスクリプションの一部としてSalesforceが必要であるため、この設定はデフォルトでは「未設定」です。詳細については、SalesforceとPendoのインテグレーションを参照してください。

NPSのメール機能

配布期間中にNPS調査をガイドとして閲覧しなかったすべての訪問者に、NPS調査のメールバージョンを送信する機能です。この機能をオンにしても、メールバックアップを含むNPS調査が自動的に作成されることはありません。しかし、この設定をオンにすることで、メールのバックアップを含むNPS調査を作成できるようになります。

この設定はデフォルトではオンになっています。この設定を変更するには、Pendoサポートまでお問い合わせください。

コラボレーション

ダッシュボードにコメントしたり、リッスン内でアイテムやアイデアをフィードバックする機能。これには、コメントに返信する機能、絵文字でコメントに反応する機能、他のPendoユーザーにメンションする機能が含まれます。詳細については、「PendoのUI画面と各機能について」をご参照ください。

月間アクティブユーザー – アプリケーションの一意のユーザー

この記事の月間アクティブユーザー(MAU)をご確認ください。

月間アクティブユーザー – サブスクリプションの一意のユーザー

匿名訪問者の追跡

匿名訪問者の追跡に関連するサブスクリプション設定で表示される設定は、現在の契約価格とパッケージによって異なります。以下の設定がいずれも表示されない場合は、Pendoの担当者に連絡して匿名訪問者を追跡する機能を有効にしてください。詳細については、「匿名訪問者」「アイデンティティマッピングの概要」をご覧ください。

匿名訪問者の追跡

この設定は、[匿名訪問者のデータの表示][アイデンティティマッピング]の設定の機能を組み合わせています。これにより、次のことが可能になります。

  • 訪問者IDを持たない訪問者の使用状況データを収集して表示する。
  • 各匿名訪問者のアクティビティを、その訪問者がアプリにサインインした後、対応する識別された訪問者と自動的に関連付ける。

オフにするには、Pendoアカウント担当者に連絡する必要があります。

匿名訪問者のデータの表示

訪問者IDを持たない訪問者の使用状況データを表示します。各匿名訪問者のアクティビティを、その訪問者がアプリにサインインした場合に、対応する識別された訪問者と自動的に関連付けたい場合は、[アイデンティティマッピング]もオンにする必要があります。

Pendoのプランによっては、代わりに[匿名訪問者の追跡]が表示される場合があります。これには[匿名訪問者のデータを表示]の設定機能とともにIDマッピングが含まれています。

アイデンティティマッピング

匿名の訪問者のアクティビティは、その訪問者がアプリにサインインすれば、識別された訪問者に自動的に関連付けられます。この設定をオンにするには、Pendoサポートにお問い合わせください。アイデンティティマッピングを利用したいにも関わらず、このオプションが表示されない場合は、Pendoのアカウント担当者にお問い合わせください。

Pendoのプランによっては、代わりに[匿名訪問者の追跡]が表示される場合があります。これにはIDマッピングの設定機能とともに[匿名訪問者のデータを表示]が含まれています。

月間アクティブユーザー(MAU)

ご契約のMAUプランの訪問者数。アプリケーションごとに個別に計算することも、サブスクリプション全体として計算することもできます。

アプリケーションの一意のユーザー このプランは、複数のアプリケーション間で冗長なMAUを排除することなく、サブスクリプションの各訪問者をカウントします。つまり、ユーザーが1つのサブスクリプションで2つの異なるアプリケーションを使用した場合、2回カウントされます。
サブスクリプションの一意のユーザー

このプランは、1つのサブスクリプションで複数のアプリケーションをもつ訪問者を1回としてカウントし、アプリケーション間で重複するMAUを排除します。つまり、ユーザーが1つのサブスクリプションで2つの異なるアプリケーションを使用した場合、1回としてカウントされます。

セキュリティとプライバシー

サインイン方法

社内Pendoユーザーが現在使用しているサインインの方法。Pendoの契約の一部として定義されています。

  • ユーザー名とパスワード:デフォルトのサインイン方法です。
  • Google G-Suite:PendoユーザーのメールがGoogleメールアカウントの場合、ユーザーはGoogle SSOを使用してPendoにサインインできます。
  • SAML SSO:ユーザーはOktaなどのSAMLプロバイダーを使用してサインインできます。詳細については、SAMLシングルサインオン(SSO)の概要を参照してください。
最大セッション時間

Pendoユーザーがサブスクリプションから自動的にサインアウトし、再認証を求められるまでの時間。デフォルトは168時間(7日間)です。

非アクティブ時のタイムアウトを設定する

PendoユーザーがPendoからサインアウトされ、再認証が必要になるまで非アクティブでいられる時間。設定可能な最小時間は5分です。

この設定は、デフォルトではオフになっています。

保持期間

Pendoが収集日からイベントの生データを保持する期間。期間終了後、イベントの生データは削除されます。デフォルトは84か月間(7年)で、これは最大保持期間です。

詳細については、サブスクリプションデータの保持を参照してください。保持期間を変更するには、Pendoサポートまでお問い合わせください。

ウェブアプリケーションでのテキストキャプチャ

これにより、Pendoは自動キャプチャされたクリックイベントの一部としてinnerHTMLテキストを収集できます。この設定はウェブアプリケーションにのみ適用されます。この設定を変更するには、Pendoサポートまでお問い合わせください。

IPアドレスとジオロケーションの収集

PendoサーバーによるIPアドレスとジオロケーションの記録を許可します。このデータは、Pendo UIの除外リストにのみ表示されます。

この設定を変更するには、Pendoサポートまでお問い合わせください。詳細については、データ収集の防止戦略IPアドレスとジオロケーションを無効にするセクションを参照してください。

Tray.ioによる組み込みインテグレーション

Pendoがサードパーティインテグレーションのサービスとしてのプラットフォーム(iPaaS)を活用して、Pendoと他のシステムとのインテグレーションを強化できるようにします。これはデフォルトでオンになっており、HubSpotなどの一部のインテグレーションに対応しています。

不明瞭なステージングサーバー名

Pendoエージェントに読み込まれたすべてのステージングサーバーのホスト名を人間が判読できないようにレンダリングします。これはウェブアプリケーションにのみ適用されます。

デフォルトでは、ステージングサーバー名は、Pendoの実行時にアプリケーションに取り込まれるエージェントコードで確認できます。この設定により、このようなサーバー名が隠されます。

この設定はデータの収集や配布には影響しません。

内部分析を目的としたPendoによるサブスクリプションデータの使用を許可

サブスクリプションによって収集されたデータを、Pendoが社内アナリティクスに含めることを許可します。弊社はこのデータを、弊社が提供するサービスの提供および改善のために使用します。個人の身元を明らかにしない、集約され匿名化された形式でのみこのデータは使用されます。

詳細については、ソフトウェアサービス契約を参照してください。この設定を変更するには、Pendoサポートまでお問い合わせください。

役割と権限のバージョン

Pendoの社内ユーザーに設定できる役割と権限のバージョン。Pendoのほとんどのお客様はバージョン2を使用しています。詳細については、役割と権限を参照してください。

AI機能

このセクションの設定では、PendoのAIを活用した機能や使用されているAIテクノロジー、およびAIテクノロジーを提供しているサードパーティサービスプロバイダー(ある場合)に関する情報を制御できます。

Pendoがユーザーに代わってAIの設定を制御することはできません。AIの設定をオンまたはオフにできるのは、組織内の管理者ユーザーのみです。データ環境に応じたAIモデルに関連する特定の制限については、Pendoの人工知能(AI)の「AI搭載機能のオプトインとオプトアウト」の表を参照してください。

インサイト

Pendo AIを使用してアカウントの行動の傾向(行動インサイト)を表示します。この機能は、機械学習モデルを使ってPendoのデータを処理し、実用的なインサイトを出力します。この機能の詳細については、インサイトを参照してください。

NPSインサイトでのテーマの自動生成

Pendo AIを使用してNPSテーマを自動的に生成し、テーマに回答を割り当てます。600件以上の英語のテキスト回答を得たアクティブなNPS調査が少なくとも1件ある場合、テーマは自動的に生成され、割り当てられます。詳細については、NPSのテーマとインサイトを管理するを参照してください。

NPSの概要とテーマ名の拡張

Google Generative AIを使用すると、アンケートの概要を自動的に生成して登録者にメールで送信したり、新しく生成されたテーマのテーマタイトルを自動的に拡張したりできます。テーマのサマリーは、アクティブなNPS調査が少なくとも1件ある場合に生成されます。登録すると、登録者にメールでアンケートの概要が送信されます。

詳細については、NPSのテーマとインサイトを管理するを参照してください。

ガイドのライティングアシスタント

Google Generative AIを使用してガイドの校正と編集を行います。ライティングアシスタントはスペルと文法の間違いをチェックし、文体のオプションを提供し、語彙を強化します。詳細については、ビルディングブロックを使用してガイドコンテンツを追加するを参照してください。

AIによるガイド作成

Google Generative AIを使用して、Adopt Studioでガイドの生成と構築を行います。この機能により、生成AIモデルがPendoユーザーのコンテンツを処理できるようになります。詳細については、 AIを活用したガイドの作成を参照してください。

AIを活用したローカリゼーション

Google Generative AIを使用してガイドコンテンツを他言語に翻訳します。詳細については、AIを活用したガイドのローカライズを参照してください。

リッスンのフィードバックサマリー

AIに次の操作を許可します。

  • 顧客フィードバックから明らかになった重要なテーマのサマリーを自動作成します。サマリーはいつでも編集できます。詳細については、フィードバックインサイトを表示するを参照してください。
  • フィードバック項目としてリッスンに送信されるガイドの回答のタイトルを作成すること。この機能とその使用手順の詳細については、顧客フィードバックの収集を参照してください。

米国の環境では、OpenAIを使用して概要とタイトルを作成します。EUと日本の環境では、Google Generative AIが要約とタイトルの作成に使用されます。リッスンの全AI機能の概要については、「Pendoリッスンの概要」をご参照ください。

リッスンでのアイデア提案

Google生成AIを使用すると、リッスンのフィードバック項目にリンクする既存のアイデアを提案してくれます。リンクの提案は、承認または拒否することができます。詳細については、「フィードバック項目をアイデアにリンクする」をご参照ください。リッスンの全AI機能の概要については、「Pendoリッスンの概要」をご参照ください。

リプレイの概要と説明(ベータ版)

Open AIを使用して、リプレイの概要と説明を自動的に作成します。セッションリプレイについては、「セッションリプレイの概要」をご参照ください。

 

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