ガイドのパーソナライズにより、モバイルガイド内のテキストビルディングブロックに、訪問者やアカウントのPendoメタデータを組み込むことができます。たとえば、ガイドのパーソナライズを使用して、オンボーディング時にユーザーの名前で挨拶したり、モーダルでユーザー情報を確認したり、アプリ内トレーニングの動的要素として役割やステータスを含めたりすることができます。ガイドコンテンツプロパティを使用して、ガイドのコピーに変数を追加します。これらの変数はPendoの訪問者またはアカウントからメタデータを自動的に取り込みます。メタデータがない場合はフォールバックテキストを追加できます。
要件
- モバイルガイドSDK 2.14以降
- [ガイド作成者(Guide Creator)]もしくは[コンテンツ編集者(Content Editor)]のユーザーの役割
ガイドコンテンツプロパティを使用する
ガイドコンテンツプロパティは、ガイド表示時に訪問者またはアカウントのメタデータ値で置き換えられるコード化された変数です。たとえば、visitor.agent.name = "Jane Doe"とした場合、こんにちは、<%=visitor.agent.familyname%>さん
はこんにちは、Jane Doeさん
と表示されます。
訪問者やアカウントにそのメタデータの値がない場合、デフォルト値としてフォールバックテキストを使用します。たとえば、フォールバックテキストフィールドが「最も初期の採用者」に設定されている場合、こんにちは、<%=visitor.agent.familyname%>の皆様
はこんにちは、最も初期の採用者の皆様
と表示されます。
モバイルセッション中にPendoに渡された訪問者とアカウントのメタデータのみがプロパティとして使用できます。Pendoに保存されている、前のセッションで渡されたデータやインテグレーション(Salesforceやsegment.ioなど)から渡されたデータは、ガイドのパーソナライズには使用できません。
ガイドコンテンツプロパティは、あらゆるテキストビルディングブロックや投票調査の質問で使用できます。プロパティは、[テキストを編集(Edit Text)]モーダル内の[ガイドコンテンツ(Guide Content)]セクションに追加されます。
ガイドコンテンツプロパティを使用してガイドをパーソナライズするには以下の手順で行います。
- 左側のメニューで[ガイド(Guides)]>[ガイド(Guides)]に移動します。
- ガイドリストの[すべてのアプリ(All Apps)]リストで、[モバイルアプリ(Mobile Apps)]を選択して、リストをフィルタリングし、自分のモバイルアプリのガイドを表示してガイドを選択します。または、[ガイドを作成(Create Guide)]を選択し、[ガイド(Guides)]ページでモバイルアプリとレイアウトを選択して、モバイルアプリのガイドを作成します。
- [自分のアプリで管理(Manage in My App)]を選択し、ビジュアルデザインスタジオを開きます。
- テキストビルディングブロックで、[編集(Edit)]ボタンを選択して[テキストを編集(Edit Text)]モーダルを開きます。
- [ガイドコンテンツ(Guide Content)]の[プロパティの選択(Select a property)]ドロップダウンから選択します。
- ガイドに含めたいプロパティを選択します。コード化された変数は、テキストカーソルの位置にインラインで追加されます。プロパティはいくつでも使用できます。
- 必要なフォールバックテキストを追加します。このテキストは、訪問者またはアカウントのメタデータに値がない場合に、コピーの相違を避けるために使用されます。フォールバックテキストは必須ではありません。フィールドを空白のままにすると、変数コードは自動的に削除され、何も表示されません。
- [完了(Done)]を選択して、テキストの変更を保存します。
- [ステップデザインを表示(View Step Design)]もしくは[アクティベーションしてガイド全体をテストする(Test Full Guide with Activation)]でガイドをテストし、デバイスにパーソナライズされたプロパティが表示されることを確認します。
必要に応じてプロパティが表示されることを確認するには、同じセッション中でガイドを有効化する前に、ガイドに表示したいプロパティが送信されていることを確認します。初期化中に渡されたデータが使用可能です。必要があれば、専用APIのsetVisitorData
やsetAccountData
を使用して、セッション中に訪問者とアカウントのメタデータを更新できます。