概要
フィードバックの権限を使えば、社内チームメンバーが使用できる機能をコントロールでき、編集および更新できるデータの範囲や、顧客とのコミュニケーションの可否、さらには一部のデータを顧客に参照可能にできるかといった制御が可能です。役割はユーザーに割り当てられ、各役割には個別の権限が設定されます。
ユーザーをフィードバックに招待するときは、権限を事前定義したデフォルトの役割を使用するか、状況に応じてカスタマイズした独自の役割を作成することもできます。
権限一覧
アプリの設定
[アプリの設定(App Settings)]を使えば、フィードバック内でアプリの追加および編集ができます。これらはPendoのグローバル設定で管理されるため、変更を行うにはPendoの設定に対する管理者権限も必要になります。
リクエストの設定
[ステータスの変更(Change status)]を使えば、チームユーザーが、リクエストのステータスを[フィードバック待ち(Awaiting feedback)]から[計画済み(Planned)]などのように変更できます。メールが有効になっている場合、ステータスが変更されると、対象のリクエストを購読しているすべてのユーザー(顧客を含む)にメールで通知されます。
[リクエストの提案とインポート(Suggest and import requests)]を使えば、チームユーザーが送信フォームで新規のリクエストを追加したり、CSVファイルでリクエストをインポートしたりできます。顧客や見込み客の代わりに社内ユーザーがリクエストを追加する場合にはこの権限が必要です。
[リクエストの編集(Edit requests)]を使えば、チームユーザーはリクエストをクリックして次のアクションができます。
- リクエストフィールドの編集(タイトルや説明など)
- 添付ファイルの追加や削除
- アプリ、プロダクトエリア、タグの追加や削除
- 労力の設定
- リクエストのプライベート化
- リクエストのマージ
- リクエストの削除
[コメントの編集(Edit comments)]を使えば、ユーザーまたは顧客ユーザーが残したコメントに対して社内チームユーザーが編集や削除を行うことができます。
[チームメンバーにリクエストを割り当てる(Assign Requests to Team Members)]を使えば、チームユーザーが同僚にリクエストを割り当てることができます。リクエストの割り当ての詳細については、こちらをご覧ください。
訪問者の設定
[エンゲージメントメールの送信(Send engagement emails)]を使えば、メール通知が有効になっている場合、チームユーザーがエンゲージメントメールをすべての訪問者に送信できます。フィードバックエンゲージメントメールの詳細については、こちらをご覧ください。
[訪問者の招待(Invite visitors)]を使えば、社内チームユーザーがフィードバックに訪問者と見込み客を手動で作成できます。ただし、手動で作成した訪問者はスニペットやSalesforceで作成されたレコードにリンクできないため、訪問者データの重複が発生します。そのため訪問者の手動作成は、必ずテスト期間に限ってください。これは、見込み客については当てはまりません。見込み客は手動で作成する必要があります(見込み客からの需要をSalesforceの商談(Opportunity)で追跡している場合以外) 。
[訪問者の編集(Edit visitors)]を使えば、言語設定の変更、タグの追加、優先順位の編集、メール設定の編集など、チームユーザーが訪問者のレコードを編集できます。
チームの設定
[チームの招待(Invite team)]を使えば、チームユーザーが同僚をフィードバックアプリに招待できます。招待するには、Pendoのインサイトとガイダンスの管理者権限が必要です。この権限を付与できるのは、フィードバックにおける管理者の役割を持つユーザーだけです。
[チームの編集(Edit team)]を使えば、チームユーザーがタグの追加、言語の編集、メール設定の編集など、チームの他ユーザーのレコードを削除または編集できます。
ベンダー設定
[ベンダー設定(Vendor Settings)]を使えば、ブランディング、訪問者名、タイムスタンプなど、顧客へのフィードバックの表示を制御できます。また、リクエストフォームや保存済みステータス応答など、顧客向けのさまざまな機能のカスタマイズもできます。
ベンダーの設定の詳細については、こちらをご覧ください。
ロードマップの設定
[ロードマップの編集(Edit Roadmaps)]を使えば、チームユーザーがロードマップを作成、編集、および削除できます。編集権限には、ロードマップを訪問者に公開する権限や、ウェブに公開する権限も含まれます。ロードマップの詳細については、こちらをご覧ください。
プロダクト全体の設定
[労力バーの表示(Show effort bar)]を使えば、チームユーザーがリクエストの対応に必要な労力を表示および定義できます。リクエストの労力は、主に[労力と価値の比較(Effort vs Value)]レポートで使用されます。
[財務情報の表示(Show financial information)]を使えば、チームユーザーは、年間経常利益(ARR)や機会価値など、顧客および見込み客に関連するあらゆる財務データを表示できます。
[新しいタグの作成(Create new tags)]を使えば、チームユーザーが新規のタグを作成できます。この権限がない場合でも、ユーザーはリクエストにタグを追加できますが、既存のタグに限ります。タグ付けの詳細はこちらをご覧ください。
デフォルトの役割
チームユーザーを初めてフィードバックに招待する場合、管理者、フィードバックマネージャー、または フィードバック投稿者からデフォルトの役割を選択します。このままこれらの役割に設定されている権限のリストを参照するか、次のセクションに進んで独自の役割をカスタマイズや追加する方法を参照してください。
管理者
管理者の役割には、すべての権限が付与されます。この役割には、他のチームメンバーを招待するという独自の機能があります。
フィードバックマネージャー
フィードバックマネージャーにはデフォルトで次の権限が付与されます。
- ステータスの変更
- リクエストの提案とインポート
- エンゲージメントメールの送信
- 訪問者の招待
- 訪問者の編集
- ロードマップの編集
- 労力バーの表示
- 財務情報の表示
- 新規タグの作成
権限一覧に移動して、それぞれの権限でユーザーが実行できることを確認してください。
フィードバック投稿者
フィードバック投稿者にはデフォルトで次の権限が付与されます。
- リクエストの提案とインポート
- 訪問者の招待
- 労力バーの表示
- 財務情報の表示
- 新規タグの作成
権限一覧に移動して、それぞれの権限でユーザーが実行できることを確認してください。
役割のカスタマイズと作成
既存の役割のカスタマイズや新しい役割の作成には、フィードバックアプリの左下にある[設定(Settings)]ボタンをクリックします。[プロダクト設定(Product Settings)]>[チームの管理(Manage Team)]に移動します。右上の[役割の管理(Manage Roles)]をクリックします。
既存の役割をクリックして権限の追加や削除を行うか、右上の[役割の作成(Create Role)]をクリックして独自の役割を作成します。
Pendoフィードバックに新規のチームユーザーを招待する前に、役割を作成するのがよいでしょう。ほとんどのフィードバック管理者は、チームに応じて異なる役割を作成します。たとえば、訪問者に代わってリクエストを追加する顧客対応チームよりも、製品チームにより多くの権限を与える場合があります。
役割を設定したら、次の手順に従ってユーザーを追加します。Pendoフィードバックに新規ユーザーを招待する際に、そのユーザーの役割を選択できます。
チームメンバーの招待と役割の割り当て
[チームの管理]ページの上部にある[Pendoの設定でユーザーを招待する(Invite user in Pendo Settings)]をクリックします。
Pendoの設定のメインページに移動するので、そこでユーザーを追加して、自分が作成した役割の1つにユーザーを割り当てることができます。
[ユーザーの招待(Invite user)]をクリックします。
詳細を入力し、役割を表示するドロップダウンからそのユーザーの[フィードバック権限(Feedback Permissions)]を選択し、[ユーザーの招待]をクリックします。また、Pendoのインサイトとガイダンスプラットフォームに対するユーザーの権限も定義する必要があります。このエリアで編集権限を付与しない場合は、[読み取り専用(Read-Only)]を選択します。
その後、ユーザーはアカウントを有効にする手順が記載されたメールを受信します。
既存のユーザーの役割と権限の更新
既存のユーザーの役割と権限を編集するには、[チームメンバー(Team Member)]レコードを検索し、右上の[編集(Edit)]をクリックします。
下の[役割(Role)]までスクロールして、[Pendoの設定で編集(Edit in Pendo Settings)]をクリックします。
ユーザーを再度検索し、そのレコードをクリックします。[ユーザーの編集(Edit User)]画面が開き、必要に応じて権限を更新できます。
よくある質問
チームユーザーをフィードバックに追加する際に、Pendoのインサイトとガイダンスプラットフォームのアクセス権を付与しないことはできますか?
いいえ、できません。Pendoにユーザーを追加すると、インサイトとガイダンスおよびフィードバックの両方にアクセスが可能となります。ですが、プラットフォームごとに異なる役割と権限を定義することはできます。ユーザーに編集権限を付与したくない場合は、インサイトとガイダンスで必ず[読み取り専用]権限を付与してください。