この記事では、Tray.ioをPendoに接続し、さまざまなインテグレーションのコネクタとして使用する方法について説明します。
Tray.ioは、企業がコーディングや開発リソースへの依存度を下げて、アプリケーション、データソース、ワークフローを統合できるようにするクラウドベースの自動化プラットフォームです。Intercom、Segment、Outreachなどの他社においても、Tray.ioを使用してシステムを接続し、APIを介してクラウド技術スタックのツール間のデータ転送を自動化しています。
仕組み
Tray.ioは、API接続による社内ワークフロー自動化を構築するためのコネクタとして機能する、サービスとしてのインテグレーションプラットフォーム(iPaaS)のテクノロジーベンダーです。「トレイ」と呼ばれるワークフローの構築、編成、自動化のためのビジュアルインターフェースを提供します。これにより、エンジニアリング以外のチームが新規インテグレーションを構築およびリリースでき、サードパーティアプリAPIを介したやり取りの複雑さを軽減できます。
Tray.ioは非常に柔軟なサービスで、その使用方法は1つではありません。Tray.io内のPendoコネクタを使用すると、他のサービスから必要なデータを取得し、その日付で作業できます。Pendoコネクタは、Pendo APIへのすべての接続を強化します。Tray.ioでPendoとのインテグレーションを構築する場合は、Pendoコネクタをワークフローに追加してから、API操作を選択します。Tray.ioで実行できる基本的な操作は、以下のとおりです。
- アグリゲーション
- レポート内容の取得
- レポートの一覧表示
- オブジェクト値の更新
前提条件
Tray.ioをコネクタとして使用するには、以下の条件が必要です。
- Pendo管理者ユーザーであること。詳細については、役割と権限を参照してください。
- Tray.io管理者ユーザーであること。
- 有効なPendo Webhooksのサブスクリプションを利用していること。
- 有効なTray.ioのサブスクリプションを利用していること。
ステップ1. Pendoでインテグレーションキーを生成する
Tray.ioで認証を設定する(ステップ2)には、Pendoのインテグレーションキーが必要です。既存のキーを使用することも、Pendoで[設定(Settings)]>[インテグレーション(Integrations)]>[インテグレーションキー(Integration Keys)]から新しいキーを作成することもできます。詳しい手順については、Pendoのインテグレーションキーを参照してください。
ステップ2. Tray.ioで認証を設定する
- Tray.ioのアカウントページで、作業したいワークフローを選択します。
- ワークフローのダッシュボードでPendoコネクタを検索し、左側のコネクタのパネルからワークフローにドラッグします。
- Pendoコネクタがハイライトされた状態で、右側のプロパティパネルで[新規認証(New Authentication)]を選択します。これにより、Tray.ioの認証ウィンドウが開きます。
- 認証に「Pendoアカウント」などの名前を付けます。
- [個人(Personal)]または[組織(Organization)]のいずれかの認証レベルを選択します。
- [次のステップ(Next step)]を選択します。
- [x-pendo-integration-key]フィールドにPendoのインテグレーションキー(ステップ1)を入力します。
- [認証を追加(Add authentication)]を選択します。
- ワークフローのダッシュボードのプロパティパネルに戻り、オプションのドロップダウンから最近追加した認証を選択します。
操作に関する参考情報
Tray.ioでの操作は、ワークフロー内で実行できる個々のタスクまたはアクションです。これらの操作は、ワークフローにドラッグ&ドロップして自動化シーケンスを作成できるビルディングブロックです。各操作は、特定の機能を表します。
アグリゲーション
アグリゲーションは、Pendoのデータにアクセスおよび処理するためのクエリ言語です。
IDでアカウントを取得する
アカウントIDを使用してアカウントオブジェクトを取得します。
レポート内容を取得する
レポートの内容をJSONで返します。
レポート内容をCSVで取得する
レポートの内容をCSVで返します。
IDで訪問者を取得する
訪問者IDで訪問者固有の詳細情報を取得します。
訪問者の履歴を取得する
24時間以内の訪問者アクティビティの概要を返します。
レポートを一覧表示する
サブスクリプションのすべての公開レポートを返します。
オブジェクト値を更新する
一連のアカウントまたは訪問者に複数のメタデータフィールド値を設定します。