ZapierとPendoのインテグレーション

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この記事では、ZapierとPendoを統合する方法について説明します。このインテグレーションにより、訪問者レポートアカウントレポートのPendoデータを使用して、2,000以上のZapier対応アプリでアクションを実行できるようになります。

これは、ZapierとPendo Feedbackのインテグレーションとは異なり、Zapierの公開アプリであるため、独自の手順があります。詳細については、FeedbackでのZapierインテグレーション設定の記事を参照してください。

前提条件

このインテグレーションを使用するには、以下の要件が必要です。

  • Pendoサブスクリプションの管理者ユーザー権限。管理者アクセス権がない場合は、Pendo管理者に連絡して権限を調整してください。
  • インテグレーションキーを生成するための有効化済みインテグレーションキーへのアクセス。インテグレーションキーへのアクセス権がない場合は、Pendoの担当者にお問い合わせください。
注:Zapierのセットアップに必要なインテグレーションキーは、Pendoのインストールスクリプトに表示されるキーや、ZapierとFeedbackのインテグレーションに必要なPendo FeedbackのAPIキーとは異なります。

概要

「Zap」はZapierのワークフロー名です。Zapを作成するときは、Pendoレポートとそこに表示される訪問者をZapierにリンクします。Zapierはこれをベースにアクションを自動化します。Pendoレポートデータを使用して、Zapierにインテグレーションされた他のアプリやイベントをアクティブ化してください。詳細については、この記事のユースケースセクションを参照してください。

Zapierで自動化するすべてのアクションについて、自動化を適用するアカウントまたは訪問者をZapierに指定する必要があります。指定はセグメントを使用して行われます。セグメントルールはレポートに含める訪問者を定義し、レポートはZapierに送信される訪問者および関連データを決定します。セグメントの詳細については、セグメントの記事を参照してください。

Zapierプランのレベルに応じて、Zapierは5~15分ごとにレポートを確認し、新規訪問者を検索します。新規訪問者が見つかった場合、Zapの次のステップが開始されます。新規訪問者が見つからない場合、5~15分後の次の確認時まで何も実行しません。Zapierプランの制限に従って、このプロセスが繰り返されます。

Zapierは、将来のアクティビティを自動化するよう設計されているため、毎回同じアクティビティを行う必要はありません。Zapierは、1回限りの一括アクションを目的としたものではありません。ユーザーにメールを一括送信する場合は、Pendoで訪問者レポートを.csvファイルとしてダウンロードし、メールクライアントにアップロードしてください。

ユースケース

ステップ1. Pendoインテグレーションキーを作成する

最初のステップでは、Pendoでインテグレーションキーを作成します。詳細については、Pendoインテグレーションキーの記事を参照してください。

  1. Pendoの左側のメニューの下部から[設定(Settings)]>[インテグレーション(Integrations)]に移動します。
  2. ページの上部にある[インテグレーションキー(Integration Keys)]タブを開きます。
  3. +インテグレーションキーを追加(+ Add Integration Key)]を選択します。
  4. [説明(Description)]フィールドにわかりやすいキーの名前を入力します。
  5. 右下の [作成(Create)] を選択します。
  6. 以下のステップ2で使用するインテグレーションキーをコピーします。

ステップ2. PendoをZapierにリンクする

インテグレーションキーを生成したら、Zapierに移動し、無料のアカウントを作成するか、既存のアカウントにサインインします。

  1. Zapierで[+Zapを作成(+ Create Zap)]を選択します。
  2. Pendoを検索し、[最新(Latest)]とラベル付けされたオプションを選択します。
  3. 以下の手順で[トリガーイベント(Trigger Event)]を選択します。
    • レポートで指定されたセグメントがアカウントと一致したときにZapを開始する場合は、[レポート内のアカウント(Account in Report)]を選択します。
    • レポートで指定されたセグメントが訪問者と一致したときにZapを開始する場合は、[レポート内の訪問者(Visitor in Report)] を選択します。
  4. [続行(Continue)]を選択してPendoアカウントとZapierアカウントをリンクします。
  5. ドロップダウンメニューから[Pendoアカウント(Pendo account)]を選択します。以前にPendoでZapierを使用したことがある場合は、既存のアカウントを選択します。そうでない場合、[+新規アカウントを接続(+ Connect a new account)]を選択します。
  6. [Pendoサブスクリプションのリージョン(Pendo Subscription Region)]を選択します。これは、サブスクリプションのデータサーバーのロケーションを示しています。たとえば、米国は「app.pendo.io」で、EUは「app.eu.pendo.io」です。
  7. ステップ1で生成したインテグレーションキーを入力し、[続行する(Yes, Continue)]を選択します。

ZapierアカウントとPendoが接続され、Zap作成時のトリガーアプリとしてPendoが利用できるようになりました。

ステップ3. PendoデータをZapierに取り込む

ZapierとPendoを接続すると、Pendoアカウントを選択するよう求められます。

  1. 該当するPendoアカウントを選択し、[続行(Continue)]を選択します。
  2. 訪問者レポートまたはアカウントレポートのレポートIDを選択します(ステップ3で選択したトリガーイベントによって異なります)。これは、Zapの起動に使用します。
  3. [続行]を選択します。ドロップダウンメニューには、Pendoからのレポートが表示されます。
  4. ドロップダウンメニューから、使用するレポートを選択します。
  5. [トリガーをテスト(Test trigger)]を選択し、レポートから正しいアカウントや訪問者を見つけ、ZapierがPendoに接続できることを確認します。
  6. 訪問者またはアカウントレポートのクエリを実行して、Zapierが見つけた訪問者またはアカウントデータを検証します。
  7. Zapierの手順に従って、Zapを構築します。これには、Pendoのレポートデータを使用するアクションの設定が含まれます。設定内容は、選択したアクションによって異なります。

ZapierでPendoのレポートデータを取得してZapを起動し、Zapierにインテグレーションされた他のアプリやイベントをアクティブ化します。具体的な情報については、ユースケースを参照してください。

トラブルシューティング

このセクションでは、Zapierインテグレーションでエラーが発生した場合のガイダンスと推奨事項を説明します。

無効なインテグレーションキー(403)

ZapierでPendoアカウントを認証しようとしたときに次のエラーが発生した場合は、インテグレーションキーが無効であることを意味します。

zap-integrationkeyerror.png

インテグレーションキーがPendoで生成したものと一致することを確認してください。完全一致でない場合は、認証されません。インテグレーションキーの詳細については、Pendoインテグレーションキーの記事を参照してください。

読み取りのタイムアウト

次のメッセージは、Zapierでタイムアウトが30秒に設定された場合に発生します。

「ZapName」というタイトルのZapは、実行を試みるたびに繰り返しエラーが発生するため、オフになっています。(Your Zap titled ‘Zap Name’ has been turned off because we’re getting repeated errors nearly every time we try to run it.)

Pendoでレポートの日付範囲を短くしてみてください。それでも問題が解決しない場合は、チケットを送信してPendoテクニカルサポートに連絡してください。

招待のみのアプリスロットリング

インテグレーションが公開されておらず、スロットリングの対象である場合、Zapierから次のメッセージを受け取ることがあります。

「招待制のアプリを使用している場合、Dev app App12345API(AppNameHere)throttled(30秒あたり100回の実行)のようなエラーが発生することがありますので、サポートまでご連絡ください。これは、非公開アプリのスパムを防止するための制限を組み込んでいるために発生します。」

Zapの実行速度は遅くなりますが、Zapの起動は停止しません。PendoレポートまたはZap詳細を変更し、Zapトリガーの量を減らして、このエラーメッセージの受信を停止し、必要に応じてスロットリングを防止します。

Zapierのスパム防止と保持項目

Zapで一度に起動する項目数が多い(100以上)場合、Zapierから次のメッセージを受け取ることがあります。

Zapで一度に起動する項目が多い(100以上)場合、Zapierがそれらの項目を保持し、確認を求めるメールを送信します。(If you have a large number of items (100+) that trigger in a Zap at once, Zapier holds them for you and sends you an email requesting your confirmation.)これにより、多くのタスクが誤って実行されるのを防ぎ、タスクの使用量を抑えることができ、アクションサービスにおいて意図しない結果を修正する面倒な作業を回避することができます。(This helps prevent a significant number of tasks being performed by mistake, which helps keep your task usage down and prevents tedious work correcting any unintended results in the action service.)

リリースされると、これらのタスクは1秒あたり1つ処理されます。(When released, these tasks will be processed the rate of 1 per second.)つまり、1,000のタスクは、リリース後のクリアに15分強かかることになります。(So 1,000 tasks would take a little over 15 minutes to clear out after releasing.)

Zapで一度に起動する項目数が多い場合、Zapierがそれらの項目を保持し、確認を求めるメールを送信します。このエラーは、Zapierから送信される自動メールでタスクを確認することで解決できます。スパム防止に問題がある場合は、Zapierサポートに連絡してトラブルシューティングを行ってください。

この対策によって、多くのタスクが誤って実行されるのを防ぎ、タスクの使用量を抑え、アクションサービスにおいて意図しない結果を修正する作業を回避することができます。リリースされると、これらのタスクは1秒あたり1つ処理されます。つまり、1,000のタスクは、リリース後のクリアに15分強かかることになります。

 

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