Salesforceを使用してGainsightスコアカードにPendoデータを追加する

最終更新日:

顧客の状況評価にGainsightを使用しており、SalesforceとPendoを統合している場合は、Pendoのプロダクト使用状況データをGainsight Scorecardに追加できます。

最初に、Salesforceを使用してPendoをGainsightに接続するをご覧ください。

ステップ1. 粘着性の高いフィーチャーの識別とタグ付け

アプリケーションで最も粘着性の高いフィーチャーを特定します。粘着性とは、訪問者がプロダクトに定期的にアクセスし使用しているかどうかの指標になるものです。

たとえば、フィーチャーXを使用した訪問者は必ず翌日もプロダクトを使用するとカスタマーサクセスマネージャーが判断した場合、そのXは粘着性の高いフィーチャーとなります。

粘着性の高いフィーチャーを特定できたら、Pendoでそのフィーチャーをタグ付けします。手順については、フィーチャーのタグ付けと表示を参照してください。

ステップ2. アカウントレポートの作成

粘着性の高いフィーチャーを特定し、Pendoでタグ付けしたら、以下の手順を実行します。

  1. [ピープル(People)]>[アカウント(Accounts)]>[アカウントレポート(Account Reports)]に移動します。
  2. [+レポートを作成(+ Create Report)]を選択します。
  3. Sticky Features: Salesforce + Gainsight Push Reportというレポートを作成します。
  4. [可視性(Visibility)][セグメント(Segments)][全員(Everyone)]に設定します。
  5. [日付範囲(Date Range)][過去30日(Last 30 Days)]に設定します。
  6. 粘着性の高いフィーチャーごとに列を追加します。

Screenshot 2024-06-21 at 17.21.18.png

訪問者がこれらのフィーチャーを使用する頻度と一貫性を最もよく反映するために、各フィーチャーの測定単位として、アクティブ日数(Number of Days Active)を使用することをお勧めします。しかし、アプリケーションを一番よくご存じなのはお客様です。クリック数(Clicks)訪問者数(Number of Visitors)の方が貴社のビジネスに適していると判断された場合は、そのいずれかを選択してください。

ステップ3. Salesforceへのデータプッシュ

PendoとSalesforceのインテグレーションを設定するに記載されている手順に従って、「プッシュ」同期を設定します。

たとえば、前のステップで作成したPendoアカウントレポートにプッシュされた情報を含めるため、Salesforceインスタンスに次の2つのフィールドを作成した場合、Gainsightでは、スコアカードで使用するデータに、MM/DD/YYYY形式の開始日終了日を含める必要があります。

  • Sticky Feature 1_Active Days out of 30
  • Sticky Feature 2_Active Days out of 30

Gainsightに必要なデータを送信するためにSalesforceの自動化を構成するには、以下のソリューションを使用します。

Salesforceの自動化

Salesforceの上記のフィールドの送信先と同じオブジェクトで、type = date formulaの2つの数式フィールドを作成します。1つ目のフィールドは前月の最初の日(First Day of Previous Month)、2つ目のフィールドは前月の最後の日(Last Day of Previous Month)と呼ばれます。

続いて、12月と1月の日付の年の切り替えを考慮した数式を各フィールドに作成します。

前月の最初の日

DATE(
    IF(
      MONTH( TODAY() ) = 1 ,
      YEAR( TODAY() ) - 1 ,
      YEAR( TODAY() )
    ) ,
    IF(
      MONTH( TODAY() ) = 1 ,
      12 ,
      MONTH( TODAY() ) - 1
    ) ,
  1
)

前月の最後の日

]DATE(
  YEAR( TODAY() )
  ) ,
  MONTH( TODAY() )
  ) ,
  1
)
- 1
最後に、Gainsightルールを設定して、読み込む日付範囲として[前月の最初の日][前月の最後の日]フィールドを使用して、月の最初の日に[Sticky Feature #_Active Days out of 30]フィールドをプルするようにGainsightルールを設定します。
注:この設定では、毎月30日分のデータが含まれていると想定します。たとえば、2月は28日しかありませんが、「過去30日」の設定により、Pendoは1月30日から2月28日までのデータを送信します。厳密な暦月の設定が必要な場合は、別の(自動化されていない)方法を取る必要があります。そのためには、Pendoプッシュレポートの時間範囲を毎月手動で調整し、毎月1日に[同期(Sync)]ボタンでSalesforceと同期する必要があります。

 

 
この記事は役に立ちましたか?
0人中0人がこの記事が役に立ったと言っています