アカウントレポートでは、アカウントIDを使用して収集しているメタデータと、それらのアカウントの訪問者の集計データを確認できます。また、Pendoに送信するアカウントのメタデータに応じて、アカウントレポートを使用してアプリ内のアカウントプロファイル、CRMプラットフォームのフィールド、プロダクトの使用状況データからのメタデータを表示できます。
サブスクリプション内のユーザーなら誰でもアカウントレポートを作成し、[アカウント(Accounts)]ページからアクセスできます。レポート内のツールを使用して、CSVでのエクスポート、データの更新、レポートの編集/複製/削除、毎週のメールでの最新レポートの購読が可能です。
この記事では、Pendo Engageにおけるアカウントレポートへのアクセス、作成、管理方法を説明します。
アカウントレポートにアクセスする
[アカウント]ページで、既存のアカウントレポートを表示したり、新しい訪問者レポートを作成したりできます。[ピープル(People)]>[アカウント]に移動し、ページ上部にある[アカウントレポート(Account Reports)]タブを選択します。
レポートテーブルには、すべてのユーザーと共有されているアカウントレポート、または自分で作成したアカウントレポートがすべて表示されます。テーブルの列には、名前、レポートデータの時間範囲、作成者、レポートの可視性、レポートがクエリを実行するアプリ、レポートが対象とするセグメントなどの基本情報が含まれています。
アカウントレポートを作成する
[アカウント]ページでアカウントレポートを作成するには、[概要(Overview)]タブのアカウントリストを使用する方法と、[アカウントレポート]タブから作成する方法の2つがあります。
ヒント:Pendoレポートの命名規則と共有ポリシーを参考にしましょう。複数の部署にわたる多くのユーザーが、セグメントを分析しながらレポートを作成できます。部署別、プロジェクト別、会議別にレポートに名前を付け、必要なときだけ全員に共有すると、アカウントレポートのリストを管理しやすくなります。
アカウントリストからレポートを作成する
アカウントリストからレポートを作成すると、[アカウント]ページでアカウントのセグメントを簡単に分析し、後日参照できるように詳細を保存したり、他の人と共有したりする場合に便利です。
アカウントのリストを[アカウント]テーブルに保存するには、[アカウント]ページで[概要]タブを選択し、ページの下部にあるテーブルを見つけて、[+アカウントレポートを作成(+ Create Account Report)]を選択します。
これにより、[アカウントレポートを作成]ダイアログが開きます。このダイアログには、[アカウント]ページで適用されたすべてのフィルターと、[アカウント]テーブルに追加されたすべての列が含まれます。レポートの[名前(Name)]を入力し、必要に応じてフィルターと列を調整して、[レポートを作成(Create Report)]を選択します。
アカウントレポートタブからレポートを作成する
[アカウントレポート]タブからのレポートの作成は、特定の要件を満たすようにカスタマイズされたアカウントレポートを最初から作成する場合に便利です。
[アカウント]ページで[アカウントレポート]タブを選択し、[レポートを作成]を選択して[アカウントレポートを作成]ダイアログを開きます。
各フィールドに入力して、レポートを設定します。
- 名前(Name)- 後で簡単に識別してアクセスできるように、名前の説明を入力します。
- 可視性(Visibility)- レポートを自分だけが閲覧できるようにするか、Pendoサブスクリプションのユーザー全員が閲覧できるようにするかを選択します。
- アプリ(App)- 複数のアプリに登録している場合は、データを取得したいアプリを選択します。
- セグメント(Segment)- レポートに適用するセグメントについて、既存のセグメントを選択するか、新しいセグメントを作成するかを選択します。
- 日付範囲(Date Range)- データセットの特定の日付範囲を選択します。
- 列(Columns)- レポートに列として追加するデータポイントごとに [列を追加(Add Column)]を選択します。フィーチャーのクリック数やガイドの閲覧数などの有用なプロパティを列として設定することができます。すでに選択した列を並び替えるには、列の左端を選択し、ドラッグ&ドロップして配置を変更します。
各フィールドに入力したら、[レポートを作成]を選択します。
アカウントレポートを解釈する
アカウントレポートを保存すると自動的に解釈が実行され、準備が整い次第、通常は数秒以内にデータが表示されます。大規模なデータセットを照会する複雑なレポートの場合は、若干時間がかかることがあります。
レポートの上部にある[レポート概要(Report Summary)]には、レポートデータの概要が表示されます。Salesforceと統合している場合は、レポートデータをSalesforceに送信するための[Salesforceプッシュ(Salesforce Push)]オプションも表示されます。
[アカウント]テーブルには、フィルターにマッチしたすべてのアカウントIDと、そのアカウントに対してクエリを実行したデータを示す列が含まれます。アカウントIDを選択して個々のアカウントの詳細を開き、列ヘッダーを選択してその列の情報でテーブルを並べ替えることができます。
表にブラウザの幅以上の列がある場合、水平方向にスクロールしても最初の列は固定されたままになるので、データの確認中は常にアカウントIDが表示されたままになります。
アカウントレポートを管理する
ページの右上には、アカウントレポートの管理に役立つツールがあります。
- CSVをダウンロード - CSVボタンを選択すると、レポートがCSVファイルにエクスポートされます。ファイルには、すべてのアカウントIDと列の値がCSV形式で保存されます。
- レポートを再実行 - 再実行アイコンを選択すると、レポートを素早く処理し、最新の利用可能なデータが表示されます。
- レポートを編集 - 編集アイコンを選択すると、レポートのフィルターや列を変更できます。その後、[レポートを保存(Save Report)]を選択すると、変更を保存してレポートを再実行できます。
- レポートを複製 - コピーアイコンを選択すると、現在のレポートと同じ新しいアカウントレポートを作成し、テンプレートとして使用できます。複製したレポートのデフォルト名は「[既存のレポート名]のコピー」で、デフォルトの可視性は[自分のみ(Only Me)]に設定されています。これらのフィールドはお好みで変更してください。
- レポートを削除 - 削除アイコンを選択すると、Pendoサブスクリプションからレポートを完全に削除できます。レポートの公開範囲が全員になっている場合、すべてのユーザーに対してレポートが削除されます。
- レポートの更新情報を購読(購読解除)- [購読(Subscribe)]を選択すると、レポートの毎週のサマリーをメールで受信できます。レポートのサマリーは、午前5時から午前8時の購読時間にメールで配信されます。このメールには、レポート結果の合計数、前週からの変化率、Pendoレポートへのリンク、レポートの最初の10件のアカウント、レポートの最初の3列が含まれます。レポートの更新をすでに購読している場合、ボタンには[購読解除(Unsubscribe)]と表示されます。毎週のレポート更新情報の購読を解除する場合は、これを選択します。
ヒント:Googleシートでのアカウントレポートデータのエクスポートと自動化にご興味のある方は、Googleシートでの訪問者レポートとアカウントレポートのエクスポートと自動化をご覧ください。