タグはフィードバックチームメンバー用の内部ツールであり、タグを使用してリクエストにキーワードやラベルを追加できます。訪問者はそれらを見ることができません。
リクエストにタグを付けると、データをグループ化でき、アイデアの追跡やレポートのセグメント化を柔軟に行うことができるため、プロダクトの需要を詳細に分析できます。
タグは、チーム、イニシアチブ、テーマ、データなど、どんなものでもかまいません。戦略的目標に基づいて、リクエスト、ユーザー(チームユーザー、訪問者、見込み客)、アカウントにタグを追加できます。たとえば、ヨーロッパを拠点とする企業顧客からの最も人気のあるリクエストを確認できます。
注:新規タグの作成は、適切な権限を持つユーザーに制限されます。詳細については、チームの管理:Feedbackでの役割と権限を参照してください。
タグとプロダクトエリア
タグは、リクエストをカテゴリ別にグループ化するために使用されますが、具体的な場合とそうでない場合があります。プロセス指向で、高い柔軟性があり、組織の必要性に応じて具体的または広範に設定することができます。タグは、社内のチームメンバーだけが見ることができます。
プロダクトエリアは、アプリのコアな部分を表す、特定の具体的な場所です。プロダクトに焦点を当て、ユーザー(訪問者とチームメンバー)は、アプリケーションのどの部分に関連するかによってリクエストを絞り込むことができます。訪問者とチームメンバーは、リクエストの送信時に、どのアプリとプロダクトエリアに関連するかを選択します。訪問者にプロダクトエリアを表示するかどうかは、[プロダクト設定(Product Settings)]で選択できます。
ベストプラクティス
リクエストのトップレベルのセグメント化にはプロダクトエリアを使用し、フィードバックデータをより細かく柔軟に表示するためにタグを適用することをお勧めします。フィードバックのプロダクトエリアには、アプリ内の主要なハイレベルの場所に対応する広域的な名前を使用します。追加のカスタムデータ用に、タグを確保します。
最適なデータ管理と効率化のために、以下のプロセスを推奨します。
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Pendoのインストールスクリプトで、主要な訪問者とアカウントのメタデータに自動タグ付けを設定します。Pendoスニペットの詳細については、インストールスクリプトを使用したPendoの実装に関する開発者ガイドと、Feedbackの設定を参照してください。
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[プロダクト設定]では、プロダクトの主要な具体的な領域に合わせてプロダクトエリアを設定し、Pendo Engageのプロダクトエリアと大まかに対応させます。プロダクトエリアの詳細については、 プロダクトエリアの概要 をご覧ください。
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リクエスト、チームユーザー、訪問者、アカウントに手動でタグを付けて、アイデアを追跡し、データを詳細なレベルでセグメント化します。受け取った個々のリクエストごとにタグを付ける必要はありません。特に大量のリクエストを受け取った場合は、リクエストのグループ、ユーザー(チームユーザーと訪問者)、およびアカウントに注目してください。
また、特にタグを多用する場合は、タグカテゴリも活用することをお勧めします。タグをカテゴリに分類することで、より見つけやすくなります。
手動タグ付け
ここでは、リクエスト、チームユーザー、訪問者、アカウントに手動でタグを追加する方法について説明します。
リクエストにタグを追加する
リクエストタグは、リクエストのグループを追跡したり、レポートをセグメント化したり、需要を詳細に分析したりするための柔軟な方法です。リクエストにはいくつでもタグを追加できます。タグは、個々のリクエストに追加することも、複数のリクエストに同時に追加することもできます。タグをCSVファイルでインポートすることもできます。
リクエストタグは、[参照(Browse)]ページと各リクエストで直接管理されます。[レポート(Reports)]ページを使用して、タグの組み合わせを比較することもできます。
個々のリクエストにタグを追加する
受け取ったフィードバックのすべてにタグ付けするのではなく、まずは小さいグループから始めて、フィードバックデータベース内のナレッジの差異を見つけながら、タグを追加していくことをお勧めします。
個々のリクエストにタグを追加するには、次の操作を行います。
1. リクエストを開き、編集アイコンを選択します。
2.[タグ(Tags)]フィールドに、タグ名を入力します。既存のタグは、入力時にフィールドに自動入力されます。
3. 完了したら、ページの下部にある[変更を保存(Save Changes)]を選択します。
複数のリクエストにタグを追加する
リクエストにタグを一括で追加できます。複数のリクエストに同時にタグを追加するには、次の操作を行います。
1. 左側のナビゲーションから[参照]ページに移動します。
2. タグを追加するリクエストを選択します。
3. テーブルの上部にある[アクション(Actions)]ドロップダウンメニューから[タグを追加(Add Tags)]を選択します。
4. プラス(+)アイコンを選択して、タグの追加を開始します。
候補の横にあるチェックボックスを選択して既存のタグを選択するか、新しいタグの入力を開始します。
新しいタグを作成する場合は、[タグを作成(Create Tag)]を選択し、追加するすべてのタグを追加し終えるまで繰り返します。
5. 完了したら、[変更を保存] を選択します。
一括編集リクエストの詳細については、参照(Browse)ページでのリクエストの管理を参照してください。
タグをインポートする
CSVファイルからタグをインポートすることもできます。タグフィールドの設定やタグの一括インポートの方法については、 履歴データをFeedbackにインポートする を参照してください。
チームユーザーにタグを追加する
チームユーザーにタグを付けると、レポート内のデータをフィルターしたり、役割、部門、地域などのさまざまな属性に基づいてチームメンバーをグループ化したりできます。
チームメンバーをPendo Feedbackに招待した後にのみ、そのメンバーのプロファイルにタグを追加することができます。
タグを追加するチームユーザーを見つけるには、Pendo Feedbackの上部にある検索バーを使用するか、[設定(Settings)]>[プロダクト設定]>[チームの管理(Manage Team)]に移動します。次に、チームユーザーに追加するタグを[タグ]フィールドに追加し、 [変更を保存]を選択して続行します。
訪問者にタグを追加する
訪問者タグは、[訪問者(Visitor)]ページと、 [レポート]ページで管理します。
このセクションでは、訪問者に手動でタグを追加する方法について説明します。Pendoスニペットから訪問者に自動的にタグ付けすることもできます。詳細については、この記事の自動タグ付けのセクションをご覧ください。
訪問者をタグ付けすることで、企業にとって最も価値のあるインサイトに基づき、レポートをセグメント化することができます。例としては、ペルソナ、職務、アクセスレベルなどが挙げられます。
手動でタグを追加する訪問者を探すには、Pendo Feedbackの上部にある検索バーを使用するか、左側のナビゲーションにある[アカウント]ページに移動します。リストから関連するアカウントを選択し、[訪問者(Visitor)]セクションまで下にスクロールします。次に、
1. [アカウント]ページのリストから、タグを追加する訪問者を選択します。
2. 訪問者のプロフィールの右上にある[編集(Edit)]を選択します。
3. 訪問者に追加するタグを[タグ(Tags)]フィールドに追加します。
4.[変更を保存]を選択して続行します。
アカウントにタグを追加する
アカウントタグは[アカウント]ページで管理されます。
このセクションでは、アカウントに手動でタグを追加する方法について説明します。Pendoスニペットからアカウントに自動的にタグ付けすることもできます。詳細については、この記事の自動タグ付けのセクションをご覧ください。
アカウントにタグを付けることで、企業にとって最も価値のあるインサイトに基づいてレポートをセグメント化できます。たとえば、取引先に、その業界、場所、成長可能性をタグ付けすることができます。
手動でタグを追加するアカウントを探すには、Pendo Feedbackの上部にある検索バーを使用するか、左側のナビゲーションにある[アカウント]ページに移動します。次に、以下の手順を実行します。
1.[アカウント]ページのリストから関連するアカウントを選択します。
2. アカウントのプロファイルの右上にある[編集]を選択します。
3. 訪問者に追加するタグを[タグ(Tags)]フィールドに追加します。
4.[更新(Update)]を選択して続行します。
自動タグ付け
訪問者とアカウントにタグを追加する最も手っ取り早い方法は、Pendoスニペットを設定する際に、自動タグ付けを設定することです。さらに、フィードバックAPIを使用して後で自動タグ付けを設定することもできます。
注:自動タグ付けは、訪問者およびアカウントレベルでのみ適用できます。リクエストとチームユーザーのタグ付けは手動で行う必要があります。
自動タグ付けでは、プロダクトからデータを取得し、Pendo Feedbackの訪問者とアカウントに自動でタグが追加されます。そうすることで、指定したユーザーやアカウントグループからのレポートやリクエストを表示できます。
訪問者とアカウントにタグを付けると、レポートをセグメント化し、選択したタグに基づいて機能の需要に関する追加のインサイトを得ることができます。一般的な例としては、ペルソナ、仕事の役割、アクセスレベルなどでの訪問者のタグ付けが挙げられます。
アカウントタグと訪問者タグの例
アカウント
- 業種
- 場所
- サブスクリプションプラン
- 契約期間
- 会社の規模
- アカウントオーナー
- 成長可能性
訪問者
- ペルソナ
- ジョブの役割
- アクセスレベル
自動タグを設定すると、タグでグループ化した訪問者、アカウント、または商談相手の単位でプロダクトの需要を表示できます。
Pendoがすでにインストールされている場合は、アカウントと訪問者の新しい自動タグを既存のインストールスニペットに追加するか、またはhttp://apidoc.receptive.io/のAPIを使用して追加できます。
キー | 説明 | 例 |
---|---|---|
account.tags | アカウントタグ | Simple: ["automotive", "London"] |
visitor.tags | 訪問者タグカテゴリと関連タグ |
Simple:["sales", "London"] Tag categories: [{"title": [Engineer", "IT"]}] |
スニペットの例
visitor:{
id:62343,
email:'john@doe.com',
full_name:'John Doe',
role:'admin',
creationDate:1404326949156
tags: [{"title": ["Engineer", "IT"]}, "Power User", {"Location": ["NewYork", "London"]}] },
},
account:{
id:17,
name:'Acme, inc',
monthly_value:'99.99',
is_paying:true,
planLevel:995,
isFoo:false
tags: ["Enterprise", "Commercial"] }
}
レポート内のユーザータグとアカウントタグ
「ユーザー」とは、訪問者または社内のチームメンバーを指します。このセクションでは、さまざまなタグの種類をレポートのフィルターとして使用する方法について説明します。
レポートのチームユーザータグ
レポートで特定のチームメンバーにフォーカスしたい場合は、以下の手順を実行します。
1. 左側のナビゲーションを使用して[レポート]ページに移動します。
2. ページの右側にある[事前定義レポート(Predefined Reports)]から[社内スマートリスト(Internal SmartList)]を選択します。
3. ページの右側にある[詳細設定(Advanced)]タブを選択します。
4.[ユーザーフィルター(USER FILTERS)]を開きます。これにより、カテゴリのリストが表示され、それぞれにタグを選択できるドロップダウンメニューが表示されます。カテゴリに割り当てられていないタグは、[その他(Other)]に配置されます。
5. 追加するタグを選択します。その後、レポートが更新され、それらのフィルターが含まれるようになります。
レポートの訪問者タグ
レポートで訪問者タグを使用するには、以下の操作を行います。
1. 左側のナビゲーションを使用して[レポート]ページに移動します。
2. ページの右側にある[詳細設定(Advanced)]タブを選択します。
3.[ユーザーフィルター]セクションを開きます。これにより、カテゴリのリストが表示され、それぞれにタグを選択できるドロップダウンメニューが表示されます。カテゴリに割り当てられていないタグは、[その他(Other)]に配置されます。
4. 追加するタグを選択します。その後、レポートが更新され、それらのフィルターが含まれるようになります。
レポートのアカウントタグ
レポートでアカウントタグを使用するには、以下の操作を行います。
1. 左側のナビゲーションを使用して[レポート]ページに移動します。
3. ページの右側にある[詳細設定(Advanced)]タブを選択します。
3.[アカウントフィルター(ACCOUNT FILTERS)]セクションを開きます。これにより、カテゴリのリストが表示され、それぞれにタグを選択できるドロップダウンメニューが表示されます。カテゴリに割り当てられていないタグは、[その他(Other)]に配置されます。
4. 追加するタグを選択します。その後、レポートが更新され、それらのフィルターが含まれるようになります。
タグのカテゴリー
カテゴリーを使用して、Pendo Feedbackの[レポート]ページや[参照]ページでタグをグループ化します。たとえば、仕事の役割によって訪問者タグをグループ化できます。
タグとカテゴリーを追加すると、カテゴリーおよび関連するタグが[レポート]ページと[参照]ページに追加され、カテゴリーがドロップダウンメニューとして表示されます。
タグカテゴリを追加する
カテゴリを追加するには、CATEGORY:TAG
形式を使用します。以下はその例です。
- 仕事の役割:カスタマーサクセス
- 業種:教育
- Location: Germany
- Product origin: Dashboard
- Price Plan: Gold
既存のカテゴリを使う
入力時に表示される既存のカテゴリを選択することもできます。
カテゴリとタグの例
タグの分類には、以下の例に示す形式("Category:Tag")を使用します。
リクエストタグ
リクエストを分類して、Pendo Feedbackの[レポート]ページと[参照]ページですばやくアクセスできるようにします。例としては、以下のようなものがあります:
カテゴリー | 例 |
---|---|
拡大の可能性 |
|
機能 |
|
インテグレーション |
|
問題 |
|
プロダクトのバージョン |
|
プロジェクトオーナー |
|
プロジェクト |
|
テーマ |
|
戦略的目標 |
|
その他のアイデア
- カスタマーサクセス:クイックウィン(リクエストが既存のフィーチャーに対する微調整である場合など)
- カスタマーサクセス:効率的なプロジェクト(リクエストが、カスタマーサクセスチームがよく目にする大きな課題に関連する課題の場合など)
- カスタマーサクセス:戦略的(カスタマーサクセスチームが戦略的目標に関連するテーマまたはプロジェクトに気付いた場合など)
- セールス:戦略的(セールスチームが戦略的目標に関連するテーマまたはプロジェクトに気付いた場合など)
- トレンド:セールス(セールスチームがトレンドに気付いた場合など)
- リスク:顧客の価値(リクエストによって顧客がプロダクトからのメリットを受けられない場合など)
- リスク:失注(機能の観点で商談が獲得できなかった場合は、見込み客をリクエストに追加し、コメントに個人用のメモ書きを追加します)
- リスク:潜在的なバグ(明らかなバグではないが、機能が顧客の期待どおりに動作しないというリクエストの場合など)
ユーザータグ
タグをユーザー(訪問者や見込み客)ごとに分類できます。
カテゴリー | 例 |
---|---|
ペルソナ |
|
ユーザーの役割またはアクセスレベル |
|
役職、チームまたは役割 |
|
顧客諮問委員会(CAB)メンバー |
|
ネットプロモータースコア(NPS)カテゴリ |
|
アカウントタグ
アカウントレベルでタグを分類します。
カテゴリー | 例 |
---|---|
アカウントオーナーまたはカスタマーサクセスマネージャー(CSM) |
|
業種 |
|
場所 |
|
サブスクリプションまたはプランタイプ |
|
戦略的 |
|
チームタグ
タグカテゴリを使用してチームを編成します。
カテゴリー | 例 |
---|---|
場所 |
|
役割 |
|
業種 |
|
プロジェクト |
|
タグの検証
タグの値に対して、以下の検証を行います。
- タグの値が文字列であること。
- タグカテゴリは文字列のキーで、値は文字列の配列であること(キーはカテゴリ、値は1つ以上のタグ)。
- カテゴリ:タグ(キーと値)と単純なタグの組み合わせも使用可能。例:
[{"title": ["Engineer", "IT"]}, "Admin", {"Location": ["NewYork", "London"]}]
ここでは「Admin」が単純なタグにあたります。 - タグの長さが2文字以上であること。
- 次の無効な文字を使っていないこと
, | { } : < >
。:
はタグカテゴリを作成する場合にのみ使用します。
無効な例
タグ | 説明 |
---|---|
tags: [“Admin,IT”] |
シンプルタグにカンマは不可 |
tags: [{"Title":["IT, Systems & Programming"]}] |
訪問者タグカテゴリと関連タグ |
tags: [{"Title":[null]} |
タグの値は常に文字列でなければならない |
tags: [{"Title":["Dept | Financial and HR Manager"]} |
タグ値では「 |