Pendo Feedbackのプロダクトエリア(以前はグループ)は、関連するフィードバックリクエストの閲覧、処理、優先順位付けに必要なコンテキストを提供します。Pendo Feedbackでは、1つのリクエストに1つのプロダクトエリアを追加して、アプリ内のフィードバックリクエストを並べ替えたりフィルタリングしたりできます。
プロダクトエリアとは、アプリ内の具体的な領域や機能のことで、Pendo Feedbackリクエストを整理するためのカテゴリとして使用します。マルチアプリのサブスクリプションがある場合は、アプリ別にフィルタリングすることもできます。マルチアプリのサブスクリプションとその使用については、 マルチアプリサブスクリプションを参照してください。
注:Feedbackが適切に分類されるようにするため、プロダクトエリアは1つのアプリにのみ割り当てることができます。Engageは、プロダクトエリアとアプリの関連付けは行いません。EngageのプロダクトエリアをFeedbackに表示させるには、手動でアプリと関連付ける必要があります。
Pendo Feedbackを備えたプロダクトエリア[動画時間:2:56]
役割と権限
プロダクトエリアは、リクエストが行われたときに内部のFeedbackユーザーによってリクエストに割り当てられるか、Feedbackリクエストを処理するときに手動で更新されます。また、アプリ内の訪問者がプロダクトエリアをリクエストに割り当てたり、ダッシュボードでリクエストをフィルタリングしたりできるようにすることで、訪問者はリクエストを簡単に見つけて投票できます。
アプリ内の訪問者にプロダクトエリアを非表示にする場合は、可視性を[チームのみ(Team Only)]に設定します。これにより、プロダクトエリアの機能は社内のPendo Feedbackユーザーのみに制限されます。[チームと訪問者(Team & Visitors)]を選択すると、プロダクトエリアはアプリ内の社内チームと訪問者の両方に表示されます。チームユーザーと訪問者の両方が表示できるプロダクトエリアでは、リクエストを送信または編集するときに、[プロダクトエリア(Product Areas)]ドロップダウンメニューに目のアイコン()が表示されます。
プロダクトエリアの割り当てや、プロダクトエリアごとにリクエストをフィルタリングする機能の他に、次の制限が適用されます。
- プロダクトエリアを作成および変更できるのは、フィードバック管理者のみです。
- プロダクトエリアを割り当てることができるのは、フィードバック管理者またはマネージャーのみです。
- 新しいリクエストにプロダクトエリアを割り当てることができるのは、フィードバック管理者、マネージャーまたは投稿者のみです。
これらの各役割については、チームの管理:Feedbackでの役割と権限の記事の「デフォルトの役割」を参照してください。
Feedbackのプロダクトエリアのベストプラクティス
Feedbackにおいてプロダクトエリアとは、アプリケーション固有の場所を指します。アプリケーションの関連部分に基づいて、リクエストをグループ化するために使用します。早い段階でプロダクトエリアを設定し、プロダクトエリアとは何か、どのように使用すべきかについて、チームのガイドラインを作成することをお勧めします。プロダクトエリアのリストは短くし、明確に定義してください。
プロダクトエリアには、プロダクトの中核となる具体的な領域に合わせた広義の名前を使用してください。プロダクトエリアが限定的すぎると、プロダクトの進化に伴ってアプリで発生する可能性のある変更に対応できません。
Pendo Engage(インサイトとガイダンス)とは異なり、Feedbackのプロダクトエリアは1つのアプリにのみ関連付けられており、Engageのプロダクトエリアと1対1で自動的にマッピングされません。Engageの使い方によっては、 Feedbackのプロダクトエリアの名前をPendo Engageのプロダクトエリアにマッピングすることで、より統合されたユーザー体験を実現することができます。
リクエストにキーワード、フレーズ、またはカテゴリを追加する場合は、タグを使用します。タグは非常に柔軟で、Engageで用語をメタデータに関連付けるなど、組織のワークフローに応じて具体的または広範にすることができます。商品エリアとは異なり、タグは訪問者には表示されません。タグ付けの詳細については、Feedbackのタグ付けを参照してください。
Feedbackのプロダクトエリアを表示する
既存のすべてのプロダクトエリアのリストを表示するには、左側のメニューから[設定(Settings)] >[プロダクト設定(Product Settings)]>[プロダクトエリア(Product Areas)]を選択します。Engageのお客様でもある場合は、Pendo FeedbackとPendo Engageの両方のプロダクトエリアが表示されます。
アプリとプロダクトエリア別でリクエストを表示する
Pendo Feedbackのダッシュボード、レポートページ、リリースページの上部にある共通フィルターを使って、アプリとプロダクトエリア別にリクエストを表示し、リクエストを関連するプロダクトエリアに絞り込むことができます。詳しくは、この記事のフィードバックをアプリとプロダクトエリアでフィルタリングするをご覧ください。
Engage(インサイトとガイダンス)のお客様も、Feedbackのプロダクトエリアを表示できます。
- [プロダクト(Product)]>[プロダクトエリア]から表示できます。詳しくは、この記事のPendo Engageのプロダクトエリアデータを表示するをご覧ください。
- ダッシュボードの[プロダクトエリア別のプロダクトリクエスト]ウィジェットで表示できます。詳しくは、この記事の ダッシュボードでプロダクトエリア別にリクエストを表示するを参照してください。
フィードバックをアプリとプロダクトエリアでフィルタリングする
UIの上部にある共通フィルターを使って、アプリおよびプロダクトエリア別にすべてのPendo Feedbackリクエストをフィルタリングできます。フィルターの選択は「固定」されており、他のページに移動しても有効なままになります。
フィードバックをプロダクトエリア別にフィルタリングするには以下の手順を行います。
1. 表の上部にある「共通フィルター」を選択します。
2. 探しているプロダクトエリアの検索語を入力します。
3. 表示するプロダクトエリアを選択します。
すべてのアプリまたは個々のアプリについて、プロダクトエリアが割り当てられていないリクエストをすべて表示する場合は、[プロダクトエリアなし(No Product Area)]を選択します。
Pendo Engageでプロダクトエリアデータを表示する
Pendo Engageのお客様であれば、プロダクトエリアに割り当てられたFeedbackリクエストをPendo Engageで表示することができます。
1. [インサイトとガイダンス(Insights and Guidance)]>[プロダクト]>[プロダクトエリア]に移動します。
2. 興味のあるプロダクトエリアを選択します。
3. プロダクトエリアの名前の下にある[Feedback]タブを選択します。
4. リクエストを選択すると詳細が表示されます。
Pendo Engageでは、15分ごとに新しいFeedbackリクエストが更新されます。
注:これが表示されるのは、Pendo Engageのサブスクリプションのみです。Feedbackサブスクリプションのみをお持ちのお客様は、この機能をご利用いただけません。
ダッシュボードでプロダクトエリア別にリクエストを表示する
Engage(インサイトとガイダンス)ダッシュボードにウィジェットを追加して、各プロダクトエリアに関連付けられたリクエストを表示できます。
1. [インサイトとガイダンス] >[ダッシュボード(Dashboard)]に移動します。
2. ダッシュボードの右上にある[+ ウィジェットを追加(+ Add Widget)]を選択します。
3. ウィジェットカタログをスクロールして、[プロダクトエリアごとのプロダクトリクエスト(Product Requests by Product Area)]を検索して選択するか、検索ツールに「プロダクトエリア(Product Area)」と入力します。
4. ウィジェットの名前を追加し、ウィジェットでデータを表示するアプリを選択します。
5. [保存(Save)]を選択し、ウィジェットをダッシュボードに追加します。
これにより、各プロダクトエリアに関連付けられたプロダクトリクエストが表示されます。ツリーマップボックスが大きいほど、そのプロダクトエリアに対するリクエストが多いことを示します。
プロダクトエリアの作成
Pendo Feedbackでプロダクトエリアを作成するには、Feedback管理者である必要があります。詳細については、「チームの管理:Feedbackでの役割と権限」を参照してください。
Feedbackでプロダクトエリアを作成するには次の手順を行います。
1. Pendo Feedbackに移動し、左側のメニューから[設定(Settings)]>[プロダクト設定(Product Settings)]> [プロダクトエリア(Product Areas)]を選択します。
2. このページから、右上の[Pendoの設定で作成/編集(Create/Edit in Pendo Settings)]リンクを選択して、[プロダクトエリア]管理リストを開きます。
3. ページ右上の[+ プロダクトエリアを作成(Create Product Area)]を選択します。
4. [プロダクトエリアを作成]フォームに以下の情報を入力し、入力が終わったら[プロダクトエリアを作成]をクリックします。
- プロダクトエリアのわかりやすい表示名。
- プロダクトエリアに割り当てる色。
- マルチアプリサブスクリプションの場合、プロダクトエリアが属するアプリ。
- プロダクトエリアの可視性。
ここで作成したプロダクトエリアは、ユーザーがリクエストを作成したとき、および社内ユーザーが詳細を確認するためにリクエストを開いたときに、プロダクトエリアのドロップダウンに表示されます。
Engage(インサイトとガイダンス)のプロダクトエリアをFeedbackで利用できるようにすることもできます。
1. Pendo Feedbackで、左側のメニューから[設定]>[プロダクト設定]> [プロダクトエリア]を選択します。
2. 右上の[Pendoの設定で作成/編集]リンクを選択し、[プロダクトエリア]管理リストを開きます。
3. 編集するプロダクトエリアにカーソルを合わせ、編集アイコンを選択します。
4. ドロップダウンメニューからアプリを選択します。プロダクトエリアは、Feedbackの1つのアプリにのみ割り当てることができます。
リクエストにプロダクトエリアを割り当てる
ユーザーは、リクエストの送信中または編集中に、リクエストにプロダクトエリアを割り当てることができます。これはオプションです。リクエストにプロダクトエリアが割り当てられていない場合は、後でリクエストに追加できます。
訪問者は、プロダクトエリアをリクエストに割り当てる際に、社内ユーザーと同じワークフローを使用します。訪問者は、可視性が[チームと訪問者]に設定されている場合のみ、プロダクトエリアを表示できます。訪問者に公開されるプロダクトエリアは、ドロップダウンメニューののアイコンで表示されます。
1. マルチアプリサブスクリプションをお持ちの場合は、プロダクトエリアが属するアプリをドロップダウンメニューから選択します。
2. アプリで利用可能なプロダクトエリアのドロップダウンメニューからプロダクトエリアを選択します。
3.リクエストの影響を受けるアプリが他にもある場合は、別のプロダクトエリアを追加します。
4.新しいリクエストで[提案(Suggest)]を選択するか、既存のリクエストの編集中に[変更を保存(Save Changes)]を選択して、リクエストを保存します。
注:Engage(インサイトとガイダンス)では複数のアプリにプロダクトエリアを割り当てることができますが、Feedbackリクエストでは1つのアプリにしかプロダクトエリアを割り当てることができません。マルチアプリサブスクリプションをお持ちの場合は、代わりにサブスクリプション内のすべてのウェブアプリにプロダクトエリアを追加できます。
プロダクトエリアを編集または削除する
プロダクトエリアを変更するには、Feedback管理者である必要があります。権限の詳細については、チームの管理:Feedbackでの役割と権限を参照してください。
プロダクトエリアを編集するには、次の手順で行います。
1. Feedbackで、左側のメニューから[設定]>[プロダクト設定]>[プロダクトエリア]を選択します。
2. 右上の[Pendoの設定で作成/編集(Create/Edit in Pendo Settings)]リンクを選択し、[プロダクトエリア(Product Area)]管理リストを開きます。
3. 編集するプロダクトエリアにカーソルを合わせ、編集アイコンを選択します。
4. 表示される[プロダクトエリアを編集(Edit Product Area)]モーダルで、プロダクトエリアを変更し、 [プロダクトエリアを編集]を選択して変更を保存します。
このモーダルからプロダクトエリアを削除することもできます。または、プロダクトエリア管理リストで、削除するプロダクトエリアにカーソルを合わせ、ごみ箱アイコンを選択します。
既存のリクエストやEngageなどの他のアイテムで使用されていない場合のみ、プロダクトエリアを削除することができます。Pendo Feedbackでリクエストが割り当てられているプロダクトエリア、またはEngageでフィーチャー、ページ、トラックイベント、またはガイドが割り当てられているプロダクトエリアを削除しようとすると、プロダクトエリアを削除できないことを示すメッセージとそれを使用しているアイテム数が表示されます。
アプリやプロダクトエリアに応じて、通知メールを受け取る
社内ユーザーは、新しいリクエストが作成されたとき、もしくは特定のアプリやプロダクトエリアに属するリクエストにコメントが付けられたときに、通知メールを受け取るように選択できます。これは、プロダクトチームのメンバーが特定のアプリケーションや特定のエリアに取り組む場合に便利です。
各チームユーザーは、自分のメール設定を管理できます。アプリやプロダクトエリアに応じたメールを受信するには、チームユーザーは次のことを行う必要があります。
- Pendo Feedbackにログインし、ページの右上にある青いプロフィールアイコンを選択します。
- 左側のメニューから[メール設定(Email settings)] を選択します。
- 登録するアプリとプロダクトエリアを選択します。
詳細については、Feedbackの通知メールを参照してください。
よくある質問
FeedbackとEngage(インサイトとガイダンス)でプロダクトエリアを同じにする必要がありますか?
はい。プロダクトエリアはPendoの共通設定で作成・管理されているためです。ただし、アプリに割り当てられている場合にのみ、Feedbackに表示されます。Feedbackで非表示にする場合は、Pendo Engageで割り当てないままにしておきます(一度行った割り当てを元に戻すことはできません)。また、Feedbackでプロダクトエリアを訪問者に表示しないようにするには、可視性を[チームのみ]に設定します。
エンドユーザーがフォームに入力する際に、プロダクトエリアを必須項目にすることは可能ですか?
現在、リクエストフォームでプロダクトエリアの入力を必須にする機能は提供していません。
訪問者は、自分には表示されないプロダクトエリアに割り当てられたリクエストを表示できますか?
はい。プロダクトエリアのみが訪問者に表示されなくなります。これらのプロダクトエリアに分類されたリクエストが非公開に設定されていない限り、表示されます。