Pendo FeedbackのJIRAインテグレーションにより、FeedbackとJIRA(クラウド)を併用することができるため、顧客とプロダクトの内部ユーザーの両方とのフィードバックループを完結できます。これはJIRAとの双方向のインテグレーションで、機能リクエストをJIRAチケットに追加し、JIRAの課題を機能リクエストに割り当てることができます。
Feedbackの機能や問題の情報をアドオンを通じて共有することで、プロダクトチームと開発チーム間のシームレスなコミュニケーションが可能になり、顧客体験が向上します。具体的には、Feedback用のJIRAアドオンでは以下のことが可能になります。
- 社内ユーザーがFeedbackでリクエストを更新すると、自動的にJIRAの課題が作成されます。
- JIRAの課題がチケットのワークフローで「リリース済み」や「完了」などの最終ステータスに変化すると、プロダクトリリースが自動的に顧客に通知されます。
この記事では、Feedback用のJIRAアドオンのインストール方法について説明します。アドオンの使用方法については、JIRAとPendo Feedbackを参照してください。
前提条件
Pendo Feedback用にJIRAアドオンを設定するには、以下が必要です。
- Pendo Feedbackアカウント。
- Pendoサブスクリプションに追加されたJIRAインテグレーション。
- アドオンを追加と設定する権限を含む、JIRA管理者権限。
- Pendo Feedback APIキー。
セットアップ
このインテグレーションは、Atlassian Marketplaceの標準アドオンです。インテグレーションの設定は、米国と欧州のFeedbackアカウントで異なります。どちらのアカウントタイプでも、JIRAとFeedbackを統合するための大まかな手順は次のとおりです。
- FeedbackアプリをJIRAのアドオンとして追加します。
- Feedbackアドオンを設定します。
米国のFeedbackアカウント用のアプリを追加する
米国のFeedbackアカウントは、Feedbackをアドオンとして手動でアップロードします。
- JIRAで、トップメニューから[アプリ(Apps)]を開き、[あなたのアプリを管理(Manage your apps)]を選択します。
- 左側のメニューから[アプリを管理(Manage apps)]を選択します。
- [ユーザーがインストールしたアプリ(User-installed apps)]の下の[設定(Settings)]を開き、[開発設定を有効化(Enable development settings)]を選択します。これにより、Atlassian Marketplaceにリストされていないアプリをインストールできるようになります。
- [アプリをアップロード(Upload app)]を選択します。
- 「https://feedback.us.pendo.io/app/integrations/jira/atlassian-connect-us-region.json」と入力します。
インストールしたら、Feedbackアドオンを設定します。
欧州のFeedbackアカウント用のアプリを追加する
欧州のFeedbackアカウントは、Atlassian MarketplaceからFeedbackアドオンを見つけて開きます。
- JIRAで、トップメニューから[アプリ(Apps)]を開き、[あなたのアプリを管理(Manage your apps)]を選択します。
- 左側のメニューから[新しいアプリを検索(Find new apps)]を選択します。
- 「Pendo Feedback」を検索し、[Jira用Pendo Feedback(Pendo Feedback for Jira)]を選択します。
- [アプリを入手(Get app)]を選択します。
インストールしたら、Feedbackアドオンを設定します。
Feedbackアドオンの設定
- JIRAで、[アプリ]>[あなたのアプリを管理]>[アプリを管理]に移動します。
- [ユーザーがインストールしたアプリ]の下からFeedbackアドオンを展開し、[設定]を選択します。
- まだログインしていない場合は、Feedback用のユーザー名とパスワードを入力します。
- これを初めて行う場合は、Pendo Feedback APIキーを入力します。
[設定(Configuration)]インターフェイスには2つのタブがあります。[Feedbackアクション(Feedback actions)]と[JIRAアクション(JIRA actions)]です。両方のタブの設定を確認し、完了したら[保存(Save)]を選択してください。
Feedbackアクション
[Feedbackアクション]タブで、ドロップダウンメニューを使用して以下を選択します。
- JIRAで課題が作成されたとき。たとえば、Feedbackリクエストのステータスが計画ステージにあるとき。
- 課題を表示させたいデフォルトのJIRAプロジェクト。
- [タスク(Task)]や[ストーリー(Story)]など、デフォルトのJIRAチケット発行タイプ。
- フィーチャーのタイトルと説明をJIRAチケット内のどこに表示するか。通常、リクエストのタイトルはJIRAチケットの[概要(Summary)]フィールドに、リクエストの説明はJIRAチケットの[説明(Description)]フィールドに割り当てられます。
次に、[テスト課題を作成(Create test issue)]を選択します。作成できたら、[保存(Save)]を選択して[JIRAアクション]タブを開きます。
JIRAアクション
[JIRAアクション]タブでは、JIRAのどの課題ステータスがFeedbackリクエストステータスを[リリース済み(Released)]に変更するかを選択できます。たとえば、JIRA内の課題が[完了(Done)]に移行したときに、Feedback内にリンクされたリクエストがある場合はすべて、ステータスが自動的に[リリース済み]に変更されます。これはオプションです。Pendo FeedbackのリクエストをJIRAに自動で更新・リリースできないようにするには、[すべて選択解除(Deselect all)]を選択します。
[JIRAアクション]タブで、どのJIRAチケットステータス([完了]など)がFeedbackリクエストをFeedbackの[リリース]ステータスに自動的に更新するかを選択します。[保存]を選択して続行します。