この記事では、SalesforceとPendo Feedbackのインテグレーションによって利用できるようになる機能と、その仕組みについて説明します。インテグレーションの設定方法については、FeedbackとSalesforceのインテグレーションを設定するを参照してください。
このインテグレーションは、Pendo Engageの場合とは異なり、別々に設定します。Pendo EngageとSalesforceのインテグレーションについては、Pendo EngageでSalesforceを利用するおよびPendo EngageとSalesforceのインテグレーションを設定するを参照してください。
概要
SalesforceとPendo Feedbackのインテグレーションは双方向のデータ同期になります。このインテグレーションによりSalesforceとPendo Feedbackとを連携すると、以下のことが可能になります。
- Salesforceの顧客と見込み客情報をプルしてメタデータとして追加する。
- FeedbackのリクエストデータをSalesforceオブジェクトにプッシュして戻す。
大まかに言うと、「プル」とは、SalesforceからPendoに入るデータを収集するプロセス(読み取り)で、「プッシュ」とは、PendoからSalesforceへデータを送信するプロセス(書き込み)になります。
ユースケース
Salesforceの情報をFeedbackにプルすることで、Salesforceに保存されている顧客や見込み客のデータに基づいて、市場や顧客の需要をより詳細に分析できるようになります。Salesforceのデータをリンクすると、Feedback全体でそのデータを活用して、Salesforceの属性に基づいたデータのフィルタリングやレポートの実行が可能になります。
FeedbackのリクエストをSalesforceにプッシュすることで、セールスチームとサクセスチームはSalesforceを使い続けながら、顧客や見込み客からフィードバックを収集できます。Feedbackのリクエストデータを、連絡先、アカウント、または商談レベルでSalesforceにプッシュすれば、Salesforceを離れることなくこれらのデータを確認し、連絡先や商談レベルでのリクエストを作成できるようになります。
詳細なユースケースについては、Pendo FeedbackでSalesforceを利用する場合のユースケースを参照してください。
仕組み
Salesforceとのインテグレーションにより、両システムのオブジェクトを対にできるため、Salesforceからメタデータをプル(読み取り)したり、Salesforceにリクエストデータをプッシュ(書き込み)したりできるようになります。これらを連携するには、Feedback側とSalesforce側の両方に2つのデータソースをつなぐ同一のキー(SalesforceのIDとそれに一致するFeedbackの訪問者IDなど)が必要です。
訪問者レベルのデータを同期するかどうか、またFeedbackのアカウントタイプをマッピングするかどうかも選択できます。詳細については、 FeedbackとSalesforceのインテグレーションを設定するのステップ記事のステップ3、5、8を参照してください。
インテグレーションを適切に設定するには、以下のことを確認してください。
- PendoとSalesforceを紐付けるキーフィールドが重複していないこと。
- Feedback側とSalesforce側の両方のキーが1対1で一致していること。
- 自動同期が有効であること。
「プル」では、選択したSalesforceフィールドのメタデータがFeedbackアカウントと訪問者オブジェクトにプルされます。ここでは、アカウント名、訪問者名、商談名、ARR(ステップ4)、支払い状況(ステップ5)を同期できます。「プッシュ」では、FeedbackリクエストがSalesforceにプッシュされ、[ページレイアウト(Page Layouts)]に連絡先、アカウント、商談レベルで表示されます(ステップ9)。