概要
リソースセンター(旧ガイドセンター)では、エンドユーザーが簡単に利用できる、状況に応じた追加情報をまとめておくことができます。これには、標準的なヘルプ記事、よくある質問、特定のプロセスを順を追ってユーザーに説明するアプリ内ガイドなどが含まれます。こうすることで、ユーザーは回答をすばやく見つけて、製品を使用する方法をオンデマンドで学べるようになります。
これを行うために、リソースセンターは選択した複数のモジュールで構成されています。
- ガイドリスト - アプリ内ガイドのリスト
- オンボーディング - オンボーディングガイドと進捗状況のリスト
- お知らせ - リソースセンター経由で配信されるメッセージのリスト(新着メッセージの通知あり)
- フィードバック - フィードバックを追加して、訪問者がフィードバックリクエストを追加、投票、優先順位付けできるようにします
- コードサンドボックス - 独自のモジュールコンテンツを作成するための場所
- インテグレーション - サポートされるサードパーティ製ツールのための場所
必要なユーザー権限
リソースセンターを設定するには、管理者権限が必要です。
リソースセンターの新規作成
開始するには、メイン画面の左側ナビゲーションにあるガイドアイコンをクリックし、「リソースセンター(Resource Center)」を選択します。

モジュール
最初のステップは、リソースを格納するモジュールまたはセクションを選択することです。リソースセンターでは、ガイドやその他のリソースを4つの異なるモジュールに分けて整理できます。
- ガイドリスト - アプリ内ガイドのリスト
- オンボーディング - オンボーディングガイドと進捗状況のリスト
- お知らせ - リソースセンター経由で配信されるメッセージのリスト(新着メッセージの通知あり)
- コードサンドボックス - 独自のモジュールコンテンツを作成するための場所
- インテグレーション - サポートされるサードパーティ製ツールのための場所

インテグレーションを設定する必要がある場合は、「+インテグレーションの追加(+ Add Integrations)」ボタンをクリックして一時的にインテグレーションハブに移動します。インテグレーションを追加すると、モジュールオプションとして表示されます。
ホームページ - ドラフト
リソースセンターをカスタマイズする準備ができたら、設定したいすべてのモジュールを選択し、「モジュールの追加(Add Modules)」をクリックします。これにより、リソースセンターのホームページのドラフトのプレビューが表示されます。

ドラフトでは、リソースセンターがユーザーにどのように表示されるかを確認できます。また、モジュールの上にカーソルを合わせて、「詳細を表示(View More Details)」をクリックすると、各モジュールのプレビューを表示できます。
モジュールのカスタマイズ
モジュールには4つのオプションがあります。
- ガイドリストモジュール
- オンボーディングモジュール
- コードサンドボックスモジュール
- お知らせ
設定したインテグレーションによっては、ナレッジベースまたはライブチャットプロバイダーのオプションが追加される場合があります。これらは、インテグレーションページでインテグレーションを設定した後に表示されます。
1. ガイドリストモジュールの設定
このモジュールには、エンドユーザーがアクセスできるPendoガイドのリストが含まれます。このリストに掲載するガイドを選択するには、コンテンツウィンドウの右上にある「編集(Edit)」ボタンをクリックします。

ガイドを追加したら、クリック&ドラッグして順序を変更できます。また、表示名をクリックすると、内部の命名規則に影響を与えることなく、ガイドの名前をよりわかりやすいものに変更できます。

表示名の編集が終了したら、「保存(Save)」をクリックします。
その後、セグメントタイルをカスタマイズすることで、このリストを目的のターゲット層にセグメント化できます。

2. オンボーディングモジュールの設定
このモジュールには、オンボーディングプロセスに特化したガイドが含まれており、ガイドリストモジュールと同様にカスタマイズできます。コンテンツタイルを編集してすべてのオンボーディングガイドを追加します。その後、よりわかりやすいタイトルを使用したい場合は、表示名を編集します。これにより内部の命名規則に影響を与えることはありません。

表示名の編集が終了したら、「保存(Save)」をクリックします。その後、セグメントタイルをカスタマイズすることで、このリストを目的のターゲット層にセグメント化できます。

3. コードサンドボックスモジュールの設定
このモジュールは、自分の好きなモジュールコンテンツを作成するための自由な遊び場のようなものです。Visual Design Studioでカスタマイズを開始しした後、HTML、CSS、またはJavaScriptを使用してカスタマイズを実行します。
インテグレーションモジュールの設定
リソースセンターでは、サポートされているサードパーティインテグレーションを追加することもできます。インテグレーションモジュールを設定するには、「+インテグレーションの追加(+ Add Integrations)」をクリックします。

ホームページ - ステージング
この状態では、現在ステージングまたは本番環境にあるものがすべて含まれたプレビューが表示されます。ドラフトに変更を加え、ステージングに移行させる場合は、ドラフト表示で「ステージングへプッシュ(Push to Staging)」ボタンをクリックしてください。
ステージングに変更をプッシュすると、それに対応してプレビューが更新されます。
ホームページ - 本番
コンテンツを公開する本番環境に何もプッシュしていない場合は、本番コンテンツがないことを示すメッセージが表示されます。一方、以前にコンテンツを本番環境にプッシュしたことがある場合は、そのコンテンツのプレビューが表示されます。ステージングの更新を本番環境に移行する準備ができたら、ページ中央のボタンでステージングを移行できます。
アプリ内プレビュー
アプリ内のモジュールをプレビューするとVisual Design Studioが開き、リソースセンターの外観を編集できます。上部のアクションバーには、リソースセンターのホームビューと、リソースセンターに追加したモジュールが表示されます。
ホームビューでは、以下の設定を編集できます。
- リソースセンターのタイトル
- トップバーの色
- 閉じるボタン
- モジュールの名前

アクションバーの各モジュールでは、以下のような追加のカスタマイズオプションも使用できます。
- プログレスアイコンと塗りつぶしの色
- プログレスバーと塗りつぶしの色

バッジの有効化
リソースセンターを有効にするには、プレビューに表示されているバッジアイコンをクリックします。
有効化設定では、バッジのアイコン、色、Zインデックス、位置をカスタマイズできます。未読のお知らせアラートの配置を調整することもできます。

バッジアイコン
リソースセンターのバッジは、定められたサイズの円形に設定されています。ただし、ガイドバッジと同様に、独自のカスタムイメージをアップロードすることもできます。画像サイズのアップロードは2MBまでに制限されていますが、画像はバッジのサイズに合わせて自動的に拡大縮小されます。
バッジの色
デフォルトの色はPendoピンクに設定されています。変更する場合は、色をクリックし、表示されるパレットを使用します。色のHEXコードがわかっている場合は、それを使用することもできます。
Zインデックス
バッジのスタック順序、またはバッジをページ上の別の要素の前に表示するか後ろに表示するかを指定します。デフォルトでは、Zインデックスは非常に大きな値 (19000)に設定されているため、他のすべての要素の上に表示されます。仕様に応じて、この値を増減します。
アラートバッジの位置
アラートバッジは、訪問者のお知らせモジュールに未読のお知らせがある場合に表示されます。ドロップダウンメニューで、通知バブルをリソースセンターのバッジの任意の角に再配置できます。
バッジの位置
リソースセンターのバッジは、ドロップダウンメニューで画面の任意の隅または辺の中央に配置し、その後「オフセット(Offset)」でアンカーの位置から調整できます。デフォルトの位置は右下隅で、ウィンドウの下端と右端から10ピクセルのオフセットとなっています。
要素の有効化
アプリケーションの既存の要素をクリックして、リソースセンターを有効化することもできます。
リソースセンターのローカライズ
リソースセンターにはガイドと同様のローカライズ機能があり、言語メタデータに基づいて自動的に翻訳を表示できます。Pendoでは、リソースセンターのXLIFFファイルをエクスポートし、そのファイルの内容を翻訳してリソースセンターにインポートできます。
リソースセンターでのローカライズの詳細とXLIFFファイルの翻訳手順については、ローカライズの記事を参照してください。
よくある質問
クラシックデザイナーで作成したガイドを選択できますか?
はい。エンドユーザーに提供するガイドを、リソースセンター内からどれでも選択できます。表示名を編集して、よりわかりやすいタイトルに変更することもできます。これにより内部の命名規則に影響を与えることはありません。
なぜ、このようにさまざまなステージがあるのでしょうか?
さまざまなステージがあることで、さまざまな状態での更新が可能になり、エンドユーザーに中途半端な更新を提供しないようにするためです。
コンテンツのないモジュールがある場合はどうなりますか?
コンテンツのないモジュールがあり、更新を本番環境にプッシュした場合、そのモジュールはエンドユーザーには表示されません。
「最新情報(What’s New)」ガイドはリソースセンターに含まれていますか?
現在はベータ版に含まれています。最新情報(What’s New)ガイドは「お知らせ(Announcements)」に名称を変更しました。このモジュールは、オンボーディングモジュールやガイドリストモジュールと同様に、追加やセグメント化が可能です。詳細については、お知らせモジュールの記事を参照してください。
リソースセンターを有効にする前に、古いガイドセンターを無効にする必要がありますか?
はい。リソースセンターを本番環境にプッシュする前に、必ずガイドセンターを無効にしてください。新しいリソースセンターをプッシュしても、自動的にガイドセンターが無効になることはありません。ただし、リソースセンターを「ドラフト」または「ステージング」の状態で編集して、必要に応じて切り替えの準備をしておくことができます。
本番ドメインからガイドセンターを無効にする方法は?
ガイドセンターを無効にするには、まずアプリ内のクラシックデザイナーに移動し、右上の「グローバル設定(Global Settings)」をクリックします。新しいメニューで「ガイドセンター(Guide Center)」をクリックし、以下の手順を実行してください。
- 表示されているすべてのセクションを無効にします
- 下部の「保存(Save)」をクリックします
- 「グローバル設定(Global Settings)」を再度開き、「本番環境にコピー(Copy to Production)」をクリックします