ページは、左側のナビゲーションの[プロダクト(Product)]>[ページ(Pages)]で管理します。
ページのタグ付けにより、アプリを使用しているユーザーの数、ユーザーが最も多くの時間を費やしている場所、アプリに戻る頻度を追跡できます。ページへのタグ付けは、Pendoのフィーチャーのタグ付けやガイド作成の際にも重要です。具体的には、次の目的のためにページにタグ付けします。
- 訪問者がアプリケーションをどのように使用しているかを確認します。
- ページのトラフィックを監視します。
- フィーチャータグのクリック数の追跡を特定のページに制限します。
- 特定のページにのみ表示するようにガイドを設定します。
ページのタグ付けの概要
ページにタグを付けるには、タグ付けするURLを指定します。次に、必要に応じてページルールを作成することにより、そのURLを編集してバリエーションを取得または除外することができます。ページルールの作成については、この記事のURL構文を使用したページタグ付けルールを参照してください。
ページのタグ付けに正解はありません。アプリのある領域におけるすべての使用状況を、1つのタグ付きページにまとめたい場合もありますし、1つのページだけの使用状況を確認したい場合もあります。両方にタグ付けすることで、欲しいデータを見ることができます。重なり合ったり重複したりするタグは競合しません。どちらも同じイベントにタグ付け(識別)してカウントします。
たとえば、ヘルプセンターにPendoをインストールしていることが挙げられます。ベースドメインのsupport.pendo.ioをページとしてタグ付けすることで、ウェブサイト全体の使用状況を1つのページとして把握できます。アプリ全体の使用状況を表す単一のページのターゲット化は、Pendoの簡略表記法であり、セグメントやレポートで役立ちます。それぞれの記事は、1つの記事の使用状況を追跡するためのページとしてもタグ付けされます。
URL構文を使用したページタグ付けルール
Pendoはルールに基づいてページにタグを付けます。ページルールは、Pendoがページのタグ付けのために解釈するURLの内容や構造を定義するものです。Pendoは毎時00分に、訪問者がアプリケーションで行ったアクションによって生成されたイベントの生データを、ページのタグ付けルールと照合します。
ページのタグ付けルールは、ウェブサイトのURLの構造と一致していますが、不要な部分がカットされるため、必要な部分を識別できます。ルールの編集方法に関するガイダンスについては、本記事のURL構文と例を参照してください。
URLはいくつかの部分から構成されています。例:https://app.example.com/category/user/profile.html
-
https://
はスキームです。これは、ウェブサイトにアクセスしたときの動作をウェブサーバーに伝えるものです。 -
app
はサブドメインです。これは、ドメインを共有するウェブサイトのさまざまな部分をまとめたものです。 -
example.com
はドメインです。これはURLの中で最も知られている部分です。セカンドレベルドメインとトップレベルドメインの2つの部分で構成されていますが、分かりやすいようにまとめて参照されることがよくあります。 -
category/user/profile.html
はパスです。これは、ドメイン内の特定のコンテンツやフォルダを識別するものです。ドメインの後にあるものはすべてパスです。 category
はサブフォルダであり、サブディレクトリまたはフォルダと呼ばれることもあります。ちょうどパソコンのフォルダのようなものです。profile.html
はページです。これはコンテンツを含むエンドポイントです。ファイルの種類によって異なる拡張子を持つことも、単にスラッシュで終わることもあります。
ページルールは、ワイルドカード(*
)による置換や、contains
による特定の文字列の検索など、標準的なURL構文に依存します。詳細については、本記事のURL構文と例をご覧ください。
注:Pendoはデフォルトでワイルドカード(*
)を使用してドメインを非表示にします。これは、Pendoを複数の環境(ステージング、テスト、本番)にインストールする際にワイルドカードを使うことで、各環境ですべてに再度タグ付けする必要がないようにするためです。
ページのタグ付け
Pendoでは、次の3つの方法でページにタグ付けすることができます。
- Pendo UIで推奨ページのタグ付けを行う。
- Pendo UIでタグ付けされていないURLにタグ付けする。
- ビジュアルデザインスタジオ(Visual Design Studio)を使用してアプリケーションでURLにタグ付けする。
推奨ページ
Pendoで[プロダクト]>[ページ]に移動して、過去5日間にイベントに表示されたタグ無しのURLを確認します。これらのURLにタグを付ける方法、および推奨ページ機能を有効または無効にする方法については、推奨ページの記事を参照してください。
タグ無しURL
Pendoで[プロダクト(Product)]>[ページ(Pages)]> [タグ無しURL(Untagged URLs)]にアクセスすると、タグ付けされていないページが表示されます。
[タグ無しURL]リストでURLにタグ付けするには、以下の手順を実行します。
- タグ付けしたいタグ無しURLの横にある [URLにタグ付けする(Tag URL)]を選択します。
- 何を指しているのか他の人にも分かるように、わかりやすい名前を付けます。
- ドロップダウンメニューを使用して、プロダクトエリアにページを追加します。
- [選択ルール(Selection Rules)]でルールを作成するための方法として、[一致候補(Suggested Match)]、[完全一致(Exact Match)]、[ルールビルダー(Rule Builder)]、[カスタムURL(Custom URL)]のいずれかを選択します。ガイダンスについては、この記事のページルールオプションを参照してください。
- [保存(Save)]を選択し、ページを「ページ」リストに追加します。
また、ページを作成した後でも、[プロダクト]>[ページ]のリストからページを開き、[ルール(Rule)]セクションを編集することで、ルールを追加できます。
ビジュアルデザインスタジオを使用する
ビジュアルデザインスタジオで、アプリケーション自体のURL(ページ)にタグ付けすることができます。
Pendoで[プロダクト(Product)]>[ページ(Pages)]に移動し、以下の手順を実行します。
- 右上の[アプリ内ページ管理(Manage Pages in App)]を選択します。
- ウェブアプリのテキストフィールドに、アプリケーションの対象ページのURLを入力します。
- [デザイナーを起動(Launch Designer)]を選択します。これにより、ビジュアルデザインスタジオがアプリケーションのページに読み込まれます。
- ビジュアルデザインスタジオの[ページ]タブで、[ページのタグ付け(Tag Page)]を選択します。
- ビジュアルデザインスタジオの上部にある[新規ページを作成(Create New Page)]を選択します。
- 会社の命名規則に沿ったわかりやすい名前を入力して、何を指しているのか他の人にも分かるようにします。
- ドロップダウンメニューを使用して、プロダクトエリアをページに割り当てます。
- 「包含ルール」を作成します。「包含ルール」を作成する方法として、[推奨一致(Suggested Match)]、[完全一致(Exact Match)]、[ルールビルダー(Rule Builder)]、もしくは[カスタムURL(Custom URL)]のいずれかを選択します。ガイダンスについては、本記事の包含ルールを参照してください。ページは、少なくとも1つの包含ルールで構成されている必要があります。
- (オプション)「除外ルール」を作成します。[ルールビルダー]、もしくは[カスタムURL]から選択して、作成中のページからURLを除外するルールを作成します。ガイダンスについては、本記事の除外ルールを参照してください。
- (オプション)必要に応じて、[+ 新しい包含ルール(New Include Rule)]や[+ 新しい除外ルール(+ New Exclude Rule)]ボタンを使用してルールを追加します。また、ページを作成した後でも、[プロダクト(Product)]>[ページ(Pages)]のリストからページを開き、[ルール]セクションを編集することでルールを追加できます。
- [保存(Save)]を選択し、ページを「ページ」リストに追加します。
- 表示中のページ右上の [終了(Exit)]ボタンでビジュアルデザインスタジオを終了します。
ページルールオプション
ページルールは、同じURLのバリエーションなど、Pendoがページ閲覧数としてカウントするものを編集するためのものです。たとえば、アナリティクスやガイドのターゲティングのために、アプリケーション内の複数のURLを同じページとしてPendoで扱うことができます。 複数のルールを使用できます。
包含ルールと除外ルールの両方を作成できます。包含ルールは、URLをフィルタリングして、作成中のPendoページに定義したURLパターンに一致するものだけを含めます。除外ルールは、定義したURLパターンに一致するURLが、作成中のPendoページに含まれないようにします。
包含ルール
ページにタグを付けるには、少なくとも1つの包含ルールを作成する必要があります。包含ルールは、ページで収集するURLパターンを定義します。ビジュアルデザインスタジオでページにタグを付ける場合、[包含ルール(Include Rule)]でのルールの作成オプションは以下のとおりです。
- 一致候補。これはPendoが自動的に作成するルールです。場合によっては、これでは理想的に必要なものを捕捉できないことがあるため、以下のルールの作成オプションを追加しました。
- 完全一致。ページタグに含まれる内容を詳細に制御できますが、URLの末尾にハッシュタグ記号(#)を付けて示すような、同じページ内の異なるセクションなど、カバーできるバリエーションは少なくなります。
- ルールビルダー。タグ付け用に指定したURLの要素に、<無視(Ignore)>、<以降は無視(Ignore after)>、もしくは<含む(Contains)>ステートメントを適用するオプションを提供することで、ルールの作成を支援します。これらのオプションの説明については、この記事のルールビルダーのステートメントとURL構文を参照してください。
- カスタムURL。これにより、標準的なURLの構文を使用してルールを作成することができます。詳しくは、ページのタグ付けを行うURLについてのサポートされているURLのセクションと、この記事のルールビルダーのステートメントとURL構文を参照してください。例については、本記事のカスタムURL構文の例を参照してください。
標準のURL構文では不十分な場合は、ページをタグ付けするための複数のルールを追加できます。タグ付きページに複数のルールがある場合、Pendoはそれらを一連のOR
ステートメントとして解釈します。URLは、少なくとも1つのルールと一致する必要があります。URLがページタグの複数のルールと一致する場合、閲覧数は1回しかカウントされません。
ヒント:ページのタグ付けルールでパラメータを使用します。パラメータを使用すると、特定の値を無視したり、その値がページタグのデータに含まれているかを確認したりすることができます。たとえば、チャネルが多すぎてタグ付けできないけれども、どのチャネルが一番人気があるかを知りたい場合、チャネル用のパラメータルールを実装することができます。ページタグのパラメータルールは、appname.com/channel/*parameter*/
のようになります。詳細については、ページのタグ付けを行うURLについてのパラメータ化されたURLセクションを参照してください。
除外ルール
除外ルールはオプションであり、包含ルールに追加されます。除外ルールは URLをフィルタリングし、ルールで定義されたパターンに一致するURLがページに含まれないようにします。ビジュアルデザインスタジオでページにタグを付ける場合、除外ルールを作成するためのオプションは以下のとおりです。
- ルールビルダー。これは、タグ付け用に指定したURLの要素に、<無視(Ignore)>、<以降は無視(Ignore after)>、<パラメータ(Parameter)>、<含む(Contains)>ステートメントを適用するオプションを提供することで、ルールの作成を支援します。これらのオプションの説明については、この記事のルールビルダーのステートメントとURL構文を参照してください。
- カスタムURL。これにより、標準的なURLの構文を使用してルールを作成することができます。詳しくは、ページのタグ付けを行うURLについてのサポートされているURLのセクションと、この記事のルールビルダーのステートメントとURL構文を参照してください。例については、この記事のカスタムURL構文の例を参照してください。
標準のURL構文が不十分な場合は、複数の除外ルールを追加できます。Pendoはこれを一連のOR
ステートメントとして解釈します。除外ルールのいずれかに一致するURLは、作成したページには含まれません。
URL構文と例
このセクションでは、ルールビルダーまたはカスタムURLオプションを使用してルールを作成する場合に使用できるステートメントと同等の構文の概要と例を示します。
ルールビルダーのステートメントとURL構文
詳細 | 構文 | 説明 |
<Ignore> |
/*/ |
2つのスラッシュ内すべてを無視します。 |
<Ignore after> |
** |
2つのアスタリスクの後のURL内のすべてを無視します。 |
<Parameter> |
/*parameter*/ |
2つのスラッシュ内すべてを無視します。 |
<Contains> |
~contains: |
後続の特定の文字列が含まれます。 |
カスタムURL構文の例
一致する | 一致しない | カスタムURL |
および
|
//www.pendo.io/features?language |
|
|
https://www.pendo.io/features?language=french |
//www.pendo.io/features?language=english |
および
|
https://www.insert.io/ |
//~contains:pendo.io/** |
ページルールの検証
ルールを検証するには次の2つの方法があります。
- [プロダクト(Product)]>[ページ(Pages)]でページを見つけて開き、ページの詳細を確認します。そのページ用に作成したルールの横にある[ルールのテスト(Test Rule)]を選択します。
- ビジュアルデザインスタジオでアプリケーション内のさまざまなページを開き、どのURLがPendoのどのページと一致するかを確認します。
URLをテストする際は、ルールに一致するものと一致させないものを含め、ページが一致させる予定のURLにのみ一致するようにします。
タグ付けされたページを表示する
タグ付けされたページを表示するには、[プロダクト]>[ページ]に移動します。ページのリストには、タグ付けされたページの概要が表形式で表示されます。このリストには、表で選択した列に応じてこれらのページに関する次の情報が表示されます。
- 名前(Name)。ページ名。これは、ページの詳細ページで、ページ名を選択すると編集できます。
- ルール(Rules)。 ページタグのルール。
- 1日あたりの時間(Time Per Day)。訪問者がそのページに滞在した1日あたりの平均時間(分)。
- 作成日時(Created Time)。ページが最初にタグ付けされた日付と時間。
- 作成者(Created By)。このページに最初にタグ付けしたPendoユーザー。
- アプリ(App)。ページが割り当てられているアプリケーション。
- プロダクトエリア(Product Area)。ページが割り当てられているプロダクトエリア。何も割り当てられていない場合は「プロダクトエリアなし」と表示されます。
- 最終更新日時(Last Updated Time)。ページルールの最終更新日時。ページルールを変更すると、最終更新日時が修正されます。
- 最終更新者(Last Updated By)。ページを最後に更新したPendoユーザー。
- 訪問者数(Number of Visitors)。ページ上部で指定したセグメントと日付範囲内でページを訪問した一意の訪問者の数。
- アカウント数(Number of Accounts)。ページ上部で指定したセグメントと日付範囲内でページを訪問した一意のアカウントの数。例:1つの一意のアカウントから2人の一意の訪問者がページを訪れた場合、アカウントの総数は1になります。
- ページ閲覧数(Number of Page Views)。ページ上部で指定したセグメントと日付範囲内の、すべての訪問者の合計ページ閲覧数。
- コアイベント(Core Event)。ページがコアイベントとして選択されている場合、ここに「Core」というラベルが表示されます。コアイベントの詳細については、コアイベントのセットアップを参照してください。
また、ページの上部に4つのフィルターがあります。これらのフィルターは、テーブルビューのページのリストを変更します。
フィルター(Filter) | 説明 |
セグメント |
デフォルトは[全員(Everyone)]です。ドロップダウンを使用してセグメントを選択するか、メニューの下部にある[+ 新規セグメントを作成(+ Create New Segment)]を選択します。 |
日付範囲 | ドロップダウンを使用して事前定義された値から選択するか、特定の期間を指定するカスタム範囲を選択します。 |
アカウント | ドロップダウンを使用して、アカウントに関係なくすべてのページを表示するか、アカウントごとにページを表示するかを選択します。 |
アプリ | ドロップダウンを使用して、アプリケーションに関係なくすべてのページを表示するか、アプリケーションごとにページを表示するかを選択します。 |
列をカスタマイズするには、リストの右上にある[列の管理(Manage Columns)]アイコン を選択します。開いたウィンドウで、表の列を追加、削除、移動することができます。
ヒント:ページのリストにルール列を追加すると、リスト内の各ページの詳細を開かなくても、タグの背後にあるルールを確認できます。
タグ付けされたページを編集する
Pendoで既存のページを編集するには、次の2つの方法があります。
- ページの詳細から。これは[プロダクト(Product)]>[ページ(Pages)]のリストからページを開くと表示されます。
- ビジュアルデザインスタジオの起動時に、リストからページを選択することで、ページが表示されます。
ページの詳細
- [プロダクト]>[ページ]に移動します。
- 編集するページを見つけて開きます。
- 必要に応じて、名前、プロダクトエリア、アプリケーション、ルールを変更します。
ビジュアルデザインスタジオ
- [プロダクト(Product)]>[ページ(Pages)]>[アプリ内ページ管理(Manage Pages In-App)]に移動します。
- テキストフィールドに、アプリケーションの対象ページのURLを入力します。
- [デザイナーを起動(Launch Designer)]を選択します。これにより、ビジュアルデザインスタジオがアプリケーションのページに読み込まれます。
- [ページ]タブで編集するページを選択し、右下の[ページを編集(Edit Page)]を選択します。
- (オプション)[ページ]の名前を編集します。
- (オプション)必要に応じて、ルールの編集、削除、追加を行います。
- 右下の[変更を保存(Save Changes)]を選択します。
タグ付けされたページを削除する
警告:ページを削除することはお勧めしません。ページにはガイドが関連付けられているか、ページアナリティクスを使用するセグメントが含まれている可能性があります。少しずつ始め、必要に応じてページを追加することをお勧めします。
タグ付けされたページを削除するには、削除するページの行にカーソルを合わせ、行の最後にあるゴミ箱アイコンを選択します。
ページのCSVファイルをダウンロードする
ページの表のデータをカンマ区切り値(CSV)ファイルでダウンロードするには、[プロダクト(Product)]>[ページ(Pages)]に移動し、リストの右上隅にある[列の管理(Manage Columns)]アイコンの隣にある[ダウンロード(Download)]アイコンを選択します。これにより、ページのCSVファイルが自動的にダウンロードされます。
よくある質問
除外されたドメイン/サーバーホストのURLは、[タグ無しURL(Untagged URLs)]セクションに表示されますか?
はい。特定のサーバーホスト/ドメインが除外リストに含まれていても、その環境のタグ無しURLは[タグ無しURL]セクションに表示されます。Pendoはその環境から引き続きデータを収集しているため、これは正しい動作です。詳しくは、リストの基本情報:除外/包含リストをご覧ください。
[タグ無しURL]セクションはどのくらいの頻度で更新されますか?
[タグ無しURL(Untagged URLs)]セクションは、次の2つの条件の両方を満たすすべてのURLを表示するよう更新されます。
- Pendoが過去7日間にこのURLからイベントを受信した。
- URLが既存のページルールのいずれかに一致しない。