ビジュアルデザインスタジオ(Visual Design Studio)は、アプリケーション内のタグ付けされたフィーチャーや推奨フィーチャーに対するユーザーエンゲージメントを把握できるヒートマップを備えています。ここでは、タグ付けされたフィーチャーや推奨フィーチャーが色分けされて表示されます。フィーチャーがホット(赤に近い色)であるほど、訪問者が多く利用していることを示します。
注:現在、ヒートマップ機能はモバイルのお客様はご利用いただけません。
機能
ビジュアルデザインスタジオでヒートマップを使用すると、最も多くのユーザーインタラクションを獲得しているタグ付けされたフィーチャーを把握できるほか、アプリケーションのユーザーエンゲージメントに基づいてUI要素にタグ付けすることも簡単になります。
タグ付けされたフィーチャーや推奨フィーチャーは過去36時間を対象に色分けされ、クリック数が最も少ないものは青色、最も多いものは赤色で表示されます。また、既存のフィーチャーは実線で囲まれ、推奨フィーチャーは破線で囲まれます。
ヒートマップの表示
ヒートマップは以下の手順で表示して使用します。
- 左側のメニューから[プロダクト(Product)]>[フィーチャー(Features)]に移動します。
- ページの右上にある[フィーチャーのタグ付け(Tag Features)]を選択します。
- 確認したいUI要素やフィーチャーとしてタグ付けしたいUI要素を含むページのURLを入力し、タグ付けモード(並べてタグ付け/オーバーレイでタグ付け)を選択します。
- [デザイナーを起動(Launch Designer)]を選択します。
- モーダルの下部にある[ヒートマップ(Heatmap)]を選択します。
- ヒートマップトグルの右にあるプラス(+)アイコンを使用してヒートマップ設定を展開します。
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必要に応じて、[セグメント(Segment)]ドロップダウンメニューからセグメントを選択します。なお、セグメントフィルターを使用するには、Pendoエージェントバージョン2.35.0以降を使用する必要があります。デフォルトは[全員(Everyone)]です。
フィーチャーのアナリティクスの表示
推奨フィーチャーにはまだタグ付けも処理もされていないため、タグ付けされたフィーチャーに対してのみ完全なアナリティクスを表示することができます。タグ付けされたフィーチャーには、Pendoがインストールされているすべての環境からのデータが含まれています。レポートで推奨フィーチャーを表示するには、まずそれを承認(タグ付け)する必要があります。詳細については、「推奨フィーチャー」を参照してください。
ハイライトされたタグ付けされたフィーチャーの1つを選択すると、ビジュアルデザインスタジオにその詳細が表示されます。ビジュアルデザインスタジオの[フィーチャーの詳細(Feature Details)]ウィンドウに表示される内容は以下のとおりです。
- タグ付けされたフィーチャーのタイトル
- フィーチャーがタグ付けされているアプリケーション
- フィーチャーに割り当てられたプロダクトエリア
- 場所(特定のページ/サイト全体へのタグ付け)
- フィーチャータグに関連するルール
- フィーチャータグを作成し、最後に更新したユーザー
- 選択したセグメントに基づく過去30日間の指標(以下を含む)
- フィーチャーの総クリック数(Total Clicks on Feature):過去30日間のフィーチャーの総クリック数(同じ訪問者による繰り返しのクリックを含む)。
- パーセンタイル(Percentile):過去30日間のヒートマップデータに基づいて、アプリ内の他のタグ付けされたフィーチャーと比較したこのフィーチャーのクリックパーセンタイル。
- 一意の訪問者のクリック数(Unique Visitor Clicks):過去30日間にそのフィーチャーをクリックした一意の訪問者の合計数。
- 訪問者の割合(% of Visitors):過去30日間のアプリ内の総訪問者数に対するこのフィーチャーをクリックした一意の訪問者の割合。計算方法は次の通りです。(フィーチャーをクリックした訪問者数/アプリ内の総訪問者数)×100
- アカウント(Accounts):過去30日間にこのフィーチャーをクリックした一意のアカウントの総数。
- アカウントの割合(% of Accounts):過去30日間のアプリ内の総アカウント数に対するこのフィーチャーをクリックした一意のアカウントの割合。計算式は以下の通りです。(クリックしたアカウント数/アプリ内の総アカウント数)×100
ビジュアルデザインスタジオの下部にあるヒートマップバーの上のドロップダウンメニューを使用すると、セグメントに基づいてこのデータを変更できます。
完了したら、ビジュアルデザインスタジオの左上にある[フィーチャーリストに戻る(Back to Feature List)]を選択します。
タグ付けされたフィーチャーの編集
ビジュアルデザインスタジオを離れることなく、タグ付けされたフィーチャーを編集できます。ヒートマップをオンにした状態で、アプリケーションのUIで実線で囲まれたヒートマップ項目の1つを選択します。これにより、ビジュアルデザインスタジオの[フィーチャーの詳細(Feature Details)]ウィンドウが開きます。右下の[フィーチャーを編集(Edit Feature)]を選択します。この画面では、以下の操作を行うことができます。
- フィーチャー名を編集する。
- フィーチャーの説明を追加または編集する。
- 割り当てたプロダクトエリアを変更する。
- 新しい場所(サイト全体/当該ページのみ)を選択する。
- [フィーチャー要素のマッチング(Feature Element Matching)]ツールを使用してフィーチャーのターゲットを再設定する。
- 12時間後/24時間後/36時間後のフィーチャーの推定クリック数を表示する。この推定値は、イベントデータのサンプルに基づいており、Pendoで確認できる処理済みデータほど正確ではありません。
- [イベントプロパティ(Event Properties)]と[設定(Settings)]を編集する。
完了したら、[変更を保存(Save Changes)]に続いて[フィーチャーリストに戻る(Back to Feature List)]を選択します。
ヒートマップがオフになっていても、ビジュアルデザインスタジオのフィーチャーリストからフィーチャー名を選択すれば、そのフィーチャーを編集できます。
推奨フィーチャーのタグ付け
推奨フィーチャーでは、破線で囲まれたヒートマップ項目を選択すると、推奨フィーチャーリストでその項目がハイライトされます。選択した推奨フィーチャーの横にある[タグ(Tag)]を選択すると、タグの編集および承認が可能です。また、タグを推奨フィーチャーリストから削除することもできます。詳細については、推奨フィーチャーを参照してください。