ビジュアルデザインスタジオ(Visual Design Studio)によるタグ付け

タグ付けは、Pendo Engage(インサイトとガイダンス)の中心となる部分です。アナリティクスを取得したり、ガイドを作成したりするには、ページやフィーチャーにタグ付けする必要があります。この記事では、ビジュアルデザインスタジオ(Visual Design Studio)を使用したページとフィーチャーのタグ付けの概要について説明します。ビジュアルデザインスタジオでガイドのスタイルを設定する方法については、ガイドの作成を参照してください。

ページとフィーチャーは、Pendo UIの[プロダクト(Product)]ページでタグ付けされます。このページには左側のナビゲーションからアクセスできます。ページとフィーチャーについての詳細は、それぞれ「ページのタグ付けと表示」「フィーチャーのタグ付けと表示」を参照してください。

「タグ付け」とは

「ページのタグ付け」は、Pendoがアナリティクスでページとして識別するURLを定義することを表します。「フィーチャーのタグ付け」は、Pendoがアナリティクスでフィーチャーとして識別する、アプリケーション内のUI要素を選択することを表します。

タグはルールに基づいて作成されます。ページルールは、Pendoでページとして追跡するウェブサイトのURLの構造およびコンテンツを照合します。フィーチャールールは、ボタンやテキストフィールドなど、アプリケーションのUI要素の背後にあるHTMLから導き出されます。

タグは、Pendoに送信されたすべてのイベントを検索し、ご自身のページやフィーチャーに関連するイベントのみを返すためのクエリや条件と考えることができます。イベントとは、アプリケーションに対するユーザーのインタラクションを指します。

ページまたはフィーチャーのデータには、そのタグ付けルールに適合するイベントのみが含まれます。Pendoで作成したページやフィーチャーに基づいてセグメント化やフィルタリングを行うと、未確認のユーザーインタラクション(イベント)をすべて検索し、Pendoでページやフィーチャーに分類された、有用と定義された情報を取り込むことになります。

ビジュアルデザインスタジオ(Visual Design Studio)

注:この記事は、2019年2月18日にリリースされた新しいビジュアルデザインスタジオについて説明しています。この日付以前からのお客様で、クラシックデザイナー(Classic Designer)をご利用になりたい方は、フィーチャーのタグ付けの概要(クラシック)を参照してください。

ビジュアルデザインスタジオはデザイナーとも呼ばれるインターフェースで、アプリケーションをオーバーレイして、ガイドのスタイルや位置の設定、ページやフィーチャーのタグ付けを行うことができます。

ページとフィーチャーの場合、ビジュアルデザインスタジオがアプリケーションに読み込まれるため、タグ付けのためにアプリケーションの関連部分に移動できます。ビジュアルデザインスタジオでは、デザイナー上部のタブで、ページタグとフィーチャータグを切り替えることができます。

ベストプラクティス

タグ付けの前に、次のことを行う必要があります。

  • プロダクトエリア(旧グループ)を作成します。プロダクトエリアを作成できるのは管理者のみですが、作成後は誰でも使用できます。ページとフィーチャーにタグ付けした後はプロダクトエリアを追加しないでください。詳しくは、プロダクトエリアの概要を参照してください。
  • たとえば「App-Page-Location-Button」のように、ページやフィーチャーの命名規則も作っておきましょう。タグ付けしていない人にも、そのページやフィーチャーが何であるかがわかるようなわかりやすい名前を使用します。詳しくは、命名のベストプラクティスを参照してください。
  • 必須ではありませんが、特定のページにフィーチャーが存在する場合は特に、フィーチャーにタグを付ける前にページにタグを付けることをお勧めします。
  • タグを作成する前に、タグをどの程度細かくするかを計画します。 たとえば、誰かがフィルターを使用するたびに知りたいですか?あるいは、どのフィルターが使用されたかを正確に知りたいですか?
  • ガイドのターゲティングと使用状況アナリティクスの目標に基づいて、最初にタグ付けするページとフィーチャーの優先順位を決定し、できるだけ早く開始できるようにします。Pendoは遡及分析に対応しているため、すべてのページとフィーチャーにすぐにタグを付ける必要はありません。

タグ付けの対象を決定する

  • 使用状況や訪問数を最も表示したいページとフィーチャーにタグを付けます。ボタンのクリック数を確認しても役に立たない場合は、それにタグ付けする必要はありません。
  • ワークフローを表示したいページとフィーチャーにタグを付けます。たとえば、アプリケーションのアクティビティを開始(「Xを作成」)したユーザーと完了(「Xを保存」)したユーザーの数を表示するボタンにタグを付けます。
  • 「このフィーチャーは現在使用されていますか?」などの特定の質問に答えるのに役立つページとフィーチャーにタグを付けます。
  • 主要なペルソナに関連するページとフィーチャーにタグ付けします。

ページとフィーチャーを監査する

  • ページとフィーチャーのリストに ルール 列を追加します。
  • フィーチャーはページ固有である可能性があるため、フィーチャールールの前にページルールを確認します。
  • 重複がないか探します。
  • 外れ値がないか探します。クリック数または閲覧数でリストを並べ替え、数値が非常に低いまたは非常に高い項目を確認します。
  • ガイドアラートを評価して、ページやフィーチャーの欠落や不一致がないか確認します。
  • アプリケーションの中で、最も重要な部分や最近開発変更を行った部分に注目してください。プロダクトエリア別にフィーチャーを表示して参考にしてください。

よくある質問

ページまたはフィーチャーのどちらが先にタグ付けされているかは重要ですか?

フィーチャーが特定のページにある場合は、最初にページにタグを付ける必要があります。ページにタグ付けする場合は、フィーチャーにタグ付けするオプションもあります。ビジュアルデザインスタジオでは、いずれのオプションでタグ付けするかを切り替えることができます。

ガイドでフィーチャーを使用するには、フィーチャーにタグ付けする必要がありますか?

いいえ。ビジュアルデザインスタジオでガイドを作成する場合は、ガイドの各ステップの対象となるフィーチャーを選択する必要があります。これはフィーチャーのタグ付けに似ています。ただし、タグ付けされたフィーチャーはアナリティクスにのみ使用され、ガイドの作成時に選択することはできません。