Feedbackの社内ビューは、プロダクトチームが使用できるように、顧客フィードバックを一元的に保管し、表示する場所です。
社内ユーザーは、エンドユーザーのように対象アプリケーションからFeedbackを使用するのではなく、Pendo Feedbackの社内ビューにサインインすることで、より多くのデータの確認やリクエストの追加、レポートの実行などができます。
社内のチームにFeedbackをリリースする方法の詳細については、社内でFeedbackをリリースしてリクエストを収集するを参照してください。
Pendo Feedbackの社内ビューは以下のページや機能で構成されており、左側のナビゲーションからアクセスできます。
提案(Suggest)
Pendo Feedbackの左側のナビゲーションの上部にあるプラス(+)アイコンを選択すると、自身、顧客、見込み客に代って、プロダクトまたはアプリケーションに関する要望を追加できます。これにより、リクエストフォームが表示されます。
リクエストフォームには、顧客または見込み客が何を達成しようとしているのか、どのような回避策があるのか、プロダクトのどの部分を使用しているのか、などの詳細を追加することができます。また、手動でリクエストにタグを追加して、他のリクエストとグループ化することも可能です。タグ付けの詳細については、Feedbackでのタグ付けを参照してください。
御社のプロダクトまたはアプリケーションに関するフィードバックを送信する方法は、Pendoプロダクトに関するフィードバックをPendoに送信する方法とは異なります。これには、右下にあるリソースセンターを使用します。Pendoにフィードバックを送信する詳しい方法については、Pendoにプロダクトに関するフィードバックを送信するを参照してください。
ダッシュボード
左側ナビゲーションの[ダッシュボード(Dashboard)]からアクセスできるベンダーダッシュボードページには、[ダッシュボード]と[顧客インサイト(Customer Insights)]の2つのタブがあります。
ダッシュボードタブ
[ダッシュボード]タブには、次のようなリクエストの概要が表示されます。
- 社内ユーザー自身の優先順位のリスト。
- 最も長期間[フィードバック待ち(Awaiting Feedback)]のステータスにあるリクエスト。
- 訪問者からの最も価値のあるリクエスト。
- 最も多数のリクエスト。
- 最新のリクエスト。
- 計画済みのリクエスト。
- 過去1週間に受け取ったリクエスト。
- 活動のタイムライン。
このタブに表示されるすべての指標とインサイトは、ページの共通フィルターを使用して、アプリケーションやプロダクトエリアで絞り込むことができます。アプリで絞り込むには、マルチアプリサブスクリプションが必要です。
顧客インサイトタブ
[顧客インサイト]タブには、顧客のリクエストや行動の傾向に関する情報が表示されます。顧客インサイトダッシュボードに表示されるには、少なくとも6つの顧客アカウントが必要です。
このタブに表示されるすべての指標とインサイトは、ページ右上のフィルターボタンを使用して、アプリやアカウントが作成された時期で絞り込むことができます。アプリで絞り込むには、マルチアプリサブスクリプションが必要です。
また、いずれの表でもアカウント名にカーソルを合わせると、そのアカウントに関する詳細情報が表示されます。
[顧客インサイト]タブは、次のセクションで構成されています。
インサイト
ページ上部の[インサイト(Insights)]ボックスには、Feedbackによって明らかになった次のような主要なインサイトが表示されます。
- 誰がリクエストしたものを得たのか、得られなかったのか。リクエストの実現が多かったアカウントと、少なかったアカウントはどれか。
- 最もリクエストが集中しているアカウントと、最も集中していないアカウント。少数のリクエストに集中していたアカウントと、多数のリクエストに分散していたアカウントはどれか。
- アカウントのエンゲージメント。最も多くリクエストに投票し優先順位を付けているアカウントと、最も少なくリクエストに投票し優先順位を付けているアカウントはどれか。
- スマートリストに登録されているリクエストは、通常どのアカウントで投票されるのか。
- 価値の高いリクエスト。収益上位のアカウントは、どのリクエストを最も望んでいるのか。収益がFeedbackに取り込まれる仕組みについては、 アカウントの収益を設定するを参照してください。
各カードの下にあるリンクを選択すると、個々のインサイトの背後にあるすべてのリストが表示されます。
これらのインサイトは、カードの右上にある更新アイコンで更新できます。また、更新アイコンの横にあるマイナスアイコン(–)で、このボックスを最小化することができます。
アカウントの外れ値
[アカウントの外れ値(Account outliers)]セクションには、一般的な傾向に合わないリクエストに投票した上位3つのアカウントが表示されます。これらは、大多数のアカウントが投票しないようなリクエストに投票する傾向があるアカウントです。このセクションの下位3つのアカウントは、[外れ値スコア(Outlier Score)]が最も低く、大多数のアカウントと同じ傾向の投票であることを意味しています。
外れ値は、これらのアカウントが自社と相性が悪い、もしくは追加のサポートや教育が必要であることを示しています。
[アカウントの外れ値]ボックスの右上にある[すべて表示(Show all)]を選択すると、[外れ値スコア]に基づいて並べ替えられたアカウントのすべてのリストを見ることができます。
欲しいものを入手したアカウント
このセクションには、リクエストしたものを得た上位3つのアカウントが表示されます。これらは、リクエストの実現が最も多かったアカウントです。これには、自分自身が送信したリクエストと、投票したリクエストが含まれます。下位3つのアカウントでは、実現されたリクエストの数が最も少なくなっています。
このデータを使用することで、どのアカウントがプロダクトをうまく活用しており、良い支持者になりそうなのかを把握できます。
右上の[リクエストしたものを得たアカウント(Who got what they want)]ボックスで[すべて表示]を選択すると、[リクエストの実現数(# Released)]順にアカウントのすべてのリストが表示されます。
最もエンゲージメントがあるアカウント
このセクションには、Feedbackで最もエンゲージメントの高い3つのアカウントと最もエンゲージメントの低い3つのアカウントが表示されます。エンゲージメントは、アカウントの投稿数、リクエストの閲覧数(Case Views)、投票数(Votes)、および優先順位付け(Prioritizations)によって決定されます。
最もエンゲージメントの高いアカウントは通常、最も発言力があり、プロダクトの良い支持者になる可能性があります。最もエンゲージメントの低いアカウントは、解約する可能性が高くなるか、リクエストの送信、投票、優先順位付けの方法について、何らかのサポートやガイダンスが必要である可能性があります。
[最もエンゲージメントの高いアカウント(Most engaged accounts)]ボックスの右上隅にある[すべて表示]を選択すると、エンゲージメント順に並べられたアカウントのすべてのリストが表示されます。
また、アカウントの右側にあるボタンで、ユーザーレベルでのエンゲージメントを確認できます。選択したアカウントの[最もエンゲージメントの高い訪問者(Most engaged visitors)]ボックスが表示されます。
エンゲージメント別のアカウントのリストに戻るには、ボックスの下部にある[最もエンゲージメントの高いアカウントに戻る(Back to most engaged accounts)]を選択します。
最も集中しているアカウント
このセクションには、投票が集中している上位3つのアカウントが表示されます。これらのアカウントの投票は、少数のリクエストに集中しています。下位3つのアカウントでは、投票が最も分散しています。
これらのアカウントがプロダクトの特定の部分に焦点を当てている場合は、このインサイトを利用してプロダクトエリアを改善できます。その結果、リストの上位アカウントが支持者になる可能性があります。
[最も集中しているアカウント(Most focused accounts)]ボックスの右上隅にある[すべて表示]を選択すると、投票が集中している順に並べられたアカウントのすべてのリストが表示されます。
アカウントが無効になる前に求めていたリクエスト
このセクションには、アカウントが非アクティブになる前に要望した上位5つのリクエストが表示されます。ユーザーは、30日間アプリにログインしていないと「非アクティブ(inactive)」とマークされます。ほとんどのレポートはデフォルトで、アプリでアクティブな訪問者からのリクエストのみを含むようになっています。
フィーチャーをリクエストした多くの非アクティブなユーザーは、解約を避けるために改善すべきプロダクトの場所や、既存のフィーチャーについての顧客教育方法の弱点を浮き彫りにしてくれます。
参照
[参照(Browse)]ページには、左側のナビゲーションの[ダッシュボード(Dashboard)]からアクセスできます。[参照]ページではリクエストがリスト化されており、並べ替えやフィルタリングの機能を使用してフィードバックを整理できます。他にもこのページでは以下のことが可能です。
- リクエストの一括編集と割り当て。
- 選択したリクエストのアプリとプロダクトエリアの変更。
- リクエストへのタグの追加。
- リクエストのステータスの設定。
- 2つのリクエストのマージ。
- 同僚へのリクエストの割り当て。
- 選択したフィルターに基づいた、[参照]ページの保存済みビューの作成。
詳細については、参照(Browse)ページでのリクエストの管理を参照してください。
レポート
[レポート]ページは、左側のナビゲーションの[参照]からアクセスできます。これは次の3つのタブで構成されています。
需要レポート(Demand reports)
[事前定義レポート(Predefined Reports)]を使って、アクティブな有料アカウント、訪問者の影響、労力と価値の比較、訪問者の投票など、一般的なセグメントに基づいてフィードバックを表示できます。[詳細(Advanced)]オプションを使用すると、タグ、ステータス、人気度、開発工数などでリクエストをセグメント化するなど、データをさらに詳しく調べることができます。
詳細については、Feedbackレポートでの発見を参照してください。
今後の予定(What's Coming)
[今後の予定(What's Coming)]タブには、開発中もしくは開発予定の機能のリストが表示されます。このリストは、リクエストのステータスに基づいて自動入力されます。このリストは[フィードバックの設定(Feedback Settings)]で、訪問者とチームメンバーの両方に表示させることができます。このリストは、アプリやプロダクトエリアでフィルタリングできます。
詳細については、今後の予定を伝えるを参照してください。
類似性レポート
[類似性レポート(Similarity Report)]タブには、重複の可能性がある、またはマージするのに十分なほど類似しているリクエストのリストが表示されます。このタブで、提案されたリクエストをマージすることができます。
詳細については、類似するリクエストの処理の記事を参照してください。
指標
[指標]ページは、左側のナビゲーションの[レポート]からアクセスできます。このページは、次の5つのタブで構成されています。
指標の概要
[指標の概要(Metrics Overview)]タブには、さまざまな時間枠で各ステータスにあるリクエストの数が表示されます。また、過去1週間のアクティビティの概要も表示されます。
ログイン
[ログイン(Logins)]タブでは、Feedbackを閲覧したユーザーの数、直近の訪問者とチームメンバーが表示されます。
エンゲージメント
[エンゲージメント(Engagement)]タブでは、過去30日間に投票したリクエストや優先順位をつけたリクエストの件数に基づいて、どのアカウント、見込み客、チームユーザーがFeedbackのエンゲージメントが最も高いかが表示されます。
対応済みリクエスト
[対応済みリクエスト(Fulfilled Requests)」タブには、どのアカウント、見込み客、チームユーザーが最も多くリクエストをリリースしたが表示されます。これには、提出したリクエストや興味があるとしたリクエストの両方が含まれます。
CEOダッシュボード
[CEOダッシュボード(CEO Dashboard)]タブでは、Feedbackを使うことでどれだけ時間とコストを削減できたか、全体的な投資収益率(ROI)が表示されます。
このタブのデータの詳細については、CEOダッシュボードでフィードバックを分析するの記事を参照してください。
リリース
[リリース(Releases)]ページは、左側のナビゲーションの[指標(Metrics)]からアクセスできます。このページでは、ステータスが[リリース済み(Released)]のリクエストのリリースログと、リリースされてからの経過期間が表示されます。リリースログの詳細については、リリースを伝えるを参照してください。
リクエストステータスの詳細については、リクエストステータスの更新を参照してください。
ロードマップ
[ロードマップ]ページは、左側のナビゲーションの[リリース]からアクセスできます。このページには、作成したロードマップや、他のチームメンバーが公開したロードマップが表示されます。ロードマップは、プロダクトのビジョンを計画し、他の人と共有するための可視化ツールです。
詳細については、 Pendoロードマップの記事を参照してください。
アカウント
[アカウント(Accounts)]ページには、左側のナビゲーションの[ロードマップ(Roadmap)]からアクセスできます。このページは、[ダッシュボード]、[顧客インサイト]、[参照]ページとともに、リクエストを確認し、次に何を検討するかを決定するために使用します。[アカウント]ページは、次の2つのタブで構成されています。
アカウント
[アカウント]タブには、顧客(Account)、それぞれの顧客に関連するフィードバックリクエストの数、リクエストのソース、および価格設定(Value)のリストが表示されます。
機会(Opportunities)
[機会]タブには、[アカウント]とその値のリストが表示され、リリースされた機能およびリリースされていない機能のリクエストの傾向を確認できます。