ユーザーライセンス使用状況ダッシュボードウィジェットは、アプリケーション、プロダクトエリア、または特定のイベントにアクティブに関与している対象訪問者の割合を測定します。このウィジェットは、アクティブユーザー数を潜在的な総ユーザーベースと比較することで、定着率を評価し、ライセンスシートが効果的に使用されていることを確認する上で役立ちます。
注:このウィジェットは、アカウントが設定されているサブスクリプションでのみ利用可能です。
一般的なダッシュボードとウィジェットの機能については、ダッシュボードを参照してください。
仕組み
ユーザーライセンス使用状況ダッシュボードウィジェットは、次の2つの主要フィールドを使用して、潜在的な総訪問者数に対するアクティブな訪問者数の割合として使用状況を計算します。
- 分子(Numerator):選択した日付範囲内でアクションを行ったアクティブな訪問者の数。
- 分母(Denominator):アカウントのメタデータフィールド(「ユーザーライセンス数」や「購入したシート数」など)に基づく、対象となる訪問者の総数。
使用状況を正確に計算するには、次のことが必要です。
- Pendoに、各アカウントの潜在的な総訪問者数を表すアカウントレベルのメタデータフィールドが必要です。
- このメタデータは、定期的にCSVファイルをアップロードするか、PendoのAPI(SalesforceやHubspotとのインテグレーションなど)を使用してプログラム的に最新の状態に保つ必要があります。
ダッシュボードにウィジェットを追加する
- ダッシュボードを開き、ページの右上にある[+ウィジェットを追加(+ Add Widget)]を選択します。
- 利用可能なウィジェットのリストから[ユーザーライセンス使用状況(User License Utilization)]を選択します。
- 必要に応じて各フィールドを編集します。
- 名前(Name):ダッシュボードに表示するウィジェットの名前を入力します。
- 分子(Numerator):測定するアクティブな訪問者アクティビティのソースを選択します。ソースには、任意のアクティビティ(アプリ)を持つ個別のアプリケーション、エリアを持つプロダクトアリア内のすべてのアクティビティ、または個別のイベントがあります。
- 分母(Denominator):潜在的な総ユーザー数を表すアカウントメタデータフィールドを選択します。フィールドが選択されていない場合、ウィジェットにはアクティブユーザーのみが表示されます。
- 日付範囲(Date Range):ユーザーのアクティビティを分析するための期間を選択します。
- セグメント(Segment):分析に含めるユーザーを選択します。一般に、セグメントが大きいほど、データは安定します。
- アカウント(Account):必要に応じて、特定のアカウントで分析をフィルタリングします。
- 必要に応じて、詳細設定を開いて構成します。
- アカウントメタデータでフィルタリングする(Filter by account metadata):この設定を使用して、「アカウントタイプ = 有料」でフィルタリングしたり、内部アカウントを除外したりすることで、特定のアカウントに焦点を当てます。
- 表示期間(Display periods):ウィジェットタイルに表示される時間間隔を制御します。選択された期間は、使用状況の割合の計算方法と表示方法を決定します。たとえば、[月平均(Monthly average)]と[四半期平均(Quarterly average)]は、日付範囲に対応する、より長い期間が含まれている場合にのみウィジェットに表示されます。
- 週末を非表示にする(Hide Weekends):計算から週末のデータを除外します。
- 完了した期間のみ(Complete periods only):未完了の週次、月次、または四半期の期間を除外します。これは、[今日(Today)]、[昨日(Yesterday)]、または[日次平均(Daily average)]計算には影響しません。
- [保存(Save)]を選択し、ウィジェットをダッシュボードに追加します。
ウィジェットデータの解釈
ウィジェットの各タイルの使用状況の割合を活用して、ユーザーの定着率やライセンスの使用状況を改善する機会を特定します。
- 割合が低いと感じた場合は、特定のアカウントがライセンスを十分に活用していない理由を調査することを検討します。たとえば、非アクティブなアカウントやパフォーマンスの低いプロダクトエリアを特定できるかもしれません。
- 割合が高い場合は、訪問者がアプリ、プロダクトエリア、またはイベントに積極的に関与していることを示します。このデータを使って、成功した定着化戦略をベンチマークします。
- 全体的な割合が十分に明確でない場合は、アカウントメタデータやセグメントなどのフィルターを適用して、特定のアカウントタイプやユーザーグループに焦点を絞ることを検討します。これにより、集計データに隠れたままになる可能性のある傾向や問題領域を明らかにすることができるかもしれません。