ダッシュボードは、グラフ、表、大まかな指標など、データを可視化するウィジェットで構成されています。ダッシュボードにウィジェットを追加すると、さまざまな数値をすばやく表示して比較できます。Pendoの各ユーザーは、自分専用のダッシュボードを作成し、重要な指標を一目で確認できます。
ダッシュボードテンプレートを使用して、機能のリリースなどユースケースに基づいて関連データをすばやく視覚化することもできます。詳細については、以下の「ダッシュボードテンプレート」を参照してください。
ダッシュボードの詳細の定義
デフォルトでは、[新規ダッシュボード(New Dashboard)]という名前のダッシュボードが1つあり、そこには初めてダッシュボードを作り始めるのに役立つウィジェットが備わっています。必要に応じてこのダッシュボードを更新したり、まったく新しいダッシュボードを作成したりできます。新しいダッシュボードを作成する方法については、以下の複数のダッシュボードを参照してください。
ダッシュボードのタイトルを変更するには、タイトルを選択し、既存のテキストを削除して、ダッシュボードの名前を入力してください。さらに、名前に色付きのアイコンを追加してカスタマイズできます。タイトルの左側にあるアイコンを選択した後、[適用(Apply)]を選択します。
タイトルの下にある[説明を追加(Add a description)]を選択して、ダッシュボードの目的やその他の重要な詳細を入力します。説明は最大280文字で、ダッシュボードの上部およびダッシュボードカタログに表示されます。説明を保存するには、[変更を保存(Save changes)]チェックマークアイコンを選択するか、テキストフィールドの外側を選択します。
説明を変更するには、テキストボックスを選択して変更を加えます。
ダッシュボードテンプレートを使用する
ダッシュボードテンプレートを使用すると、機能リリースに関する成果の追跡、アプリ使用状況の概要の把握など、ユースケースに基づいて関連データをすばやく視覚化できます。
ステップ1. テンプレートを選択する
テンプレートからダッシュボードを作成するには、ダッシュボードページの右上にある[ダッシュボードに追加(Add to dashboard)]を選択してから[テンプレート(Templates)]を選択します。ダッシュボードリストページから[新規ダッシュボード(New Dashboard)]を選択するか、左側のナビゲーションから[ダッシュボードを作成(Create dashboard)]を選択して、テンプレートからダッシュボードを作成することもできます。
また、既存のダッシュボードにテンプレートを追加することもできます。既存のダッシュボードを表示しているときに[Add to dashboard(ダッシュボードに追加)]を選択し、以下の手順を実行して既存のダッシュボードにテンプレートを追加します。
次のページで、[Select template(テンプレートを選択)]を選び、ユースケースに基づいてテンプレートオプションから選択します。選択可能なテンプレートは以下のとおりです。
- 機能のリリース(Feature launch)。何人のユーザーがその機能にアクセスしたか、成長目標に到達しているか、ユーザーがその機能を採用したか、このローンチがユーザーを維持できたかどうかを測定することで、新しいプロダクトの機能の成果を追跡します。
- アプリの概要(App overview)。アプリにアクセスしたユーザー数(時間枠別やデバイスの特性別のアクティビティの内訳を含む)、ユーザーが機能をアクティブ化するまでの時間、アプリに対する全般的なエンゲージメント、リテンションに影響を与えている部分などを測定することで、ユーザーアクティビティを大まかに把握できます。
ステップ2. テンプレートオプションを設定する
テンプレートを選択すると、含まれているウィジェットに応じて、このテンプレートを構成するオプションを選択するよう求められます。ご使用のケースに最も適したオプションを選び、[次へ(Next)]を選択します。
ステップ3. テンプレートのプレビューを編集する
テンプレートのプレビューページでは、左側のトグルを選択して、テンプレートのセクション(関連するウィジェットのグループ)のうちどれを含めるかを選択できます。[ウィジェットにヘルプテキストを含める(Include help text with widgets)]のトグルを操作し、各ウィジェットを説明するヘルプテキストを含めるかどうかを選択することもできます。ヘルパーテキストはテキストブロックウィジェットから作成され、必要に応じてテンプレートの作成後に簡単に削除できます。
ライブデータプレビューには、これらのウィジェットの現在のデータが表示されます。ダッシュボードを作成したら、ウィジェットの編集と移動を行い、ウィジェットの表示順序や入力データをカスタマイズできます。
ステップ4. ダッシュボードを公開する
テンプレートを希望どおりに設定したら、ページの右下にある[テンプレートをダッシュボードに追加(Add template to dashboard)]を選択します。
新しいダッシュボードには、選択したウィジェットが自動的に表示されます。
テンプレートをダッシュボードに追加すると、新しいデータエクスプローラとファネルレポートが自動的に作成されます。これらの新しいレポートは、行動レポートのリストに表示されます。
ダッシュボードにコンテンツを追加する
新しいダッシュボードを作成すると、まずコンテンツのない状態で表示されます。その後、その新しいダッシュボードにウィジェットやダッシュボードテンプレートから入力することができます。
機能リリースの成功を追跡、特定のアプリの全体的な健全性や使用状況を調べるなど、特定のユースケースがある場合は、ダッシュボードテンプレートから始めることをおすすめします。詳細については、上記の「ダッシュボードテンプレート」を参照してください。
データを可視化するウィジェットを、ウィジェットカタログから直接追加することから始めることもできます。新しいウィジェットをダッシュボードに追加するには、ダッシュボードの右上にある[ダッシュボードに追加(Add to Dadhboard)]、次に[ウィジェット(Widget)]を選択してウィジェットカタログを開きます。各ウィジェットの詳細については、「ダッシュボードウィジェット」を参照してください。
ダッシュボード上のウィジェットを移動させる場合は、ウィジェットの上にカーソルを合わせ、ウィジェットの上部中央にあるテクスチャエリアを表示して、ドラッグアンドドロップで好きな位置に配置します。
ダッシュボードウィジェットの変更と共有
ダッシュボードウィジェットの右上にあるアイコンを使用して、ダッシュボードウィジェットのサイズ変更、管理、および共有を行います。
ウィジェットのサイズ変更。半分のサイズのウィジェットを使用している場合は、外向きの矢印が付いた[最大幅にする(Make full width)]アイコンが表示されます。これを選択すると、ウィジェットがダッシュボードの最大幅に拡大されます。最大サイズのウィジェットを使用している場合は、内向きの矢印が付いた[半幅にする(Make half widget)]アイコンが表示されます。これを選択すると、ウィジェットの幅がダッシュボードの幅の半分に縮小されます。テキストブロックウィジェットは、高さの調整にも対応しています。
ウィジェットの管理と共有。省略記号アイコンより、詳細なカスタマイズや共有に関するオプションを複数選択できます。
- ウィジェットを編集(Edit widget)。ウィジェット名を更新し、セグメントを適用して特定の訪問者またはアカウントサブセットの情報を表示し、ウィジェットタイプに基づいて追加の編集オプションにアクセスします。また、異なるセグメントを同じ指標で比較する場合などは、同じウィジェットを異なる設定で複数回ダッシュボードに追加することもできます。
- ウィジェットを複製(Duplicate widget)。同じ設定と名前でウィジェットのコピーを作成し、名前の前に「Copy of」を付けます。必要に応じて調整し、[保存(Save)]を選択すると、ダッシュボードの元のウィジェットの横または下にウィジェットが追加されます。テキストブロックやファネルなどの一部のウィジェットは複製をサポートしていません。
- 注釈を管理(Manage annotation)。最大1000文字の背景情報に関するメモを追加できます。これは、プレゼンテーションモードでダッシュボードを共有すると表示されます。
- リンクをウィジェットにコピー(Copy link to widget)。共有用にウィジェットにアクセスするディープリンクを生成して、デバイスのクリップボードにコピーします。リンク先にアクセスするユーザーは、Pendoにサインインする必要があります。
- ウィジェットのPNGをコピー(Copy PNG of widget)。共有用にウィジェットの画像をPNG形式でデバイスのクリップボードにコピーします。
- ウィジェットのPNGをダウンロード(Download PNG of widget)。共有用にウィジェットの画像をPNG形式でエクスポートします。
- ウィジェットを削除(Remove widget)。ダッシュボードからウィジェットを完全に削除します。必要に応じてウィジェットを再作成したり、ダッシュボードに再度追加したりできます。
一部のウィジェットには、サイズ変更アイコンの左に、そのウィジェットに関連する詳細を新しいタブで開くようにする追加オプションもあります。たとえば、データエクスプローラとファネルのウィジェットには、レポート全体を表示するオプションがあります。
ダッシュボードウィジェットの操作
一部のウィジェットにカーソルを合わせると、追加情報が表示されます。たとえば、週別訪問者(Weekly Visitors)ウィジェットでは、左から右にカーソルを動かすと、より詳細な情報が表示されます。
一部のウィジェットでは、ウィジェット内の詳細を表示するために別のアクションを実行できます。ブラウザの使用状況(Browser Usage)ウィジェットでは、ブラウザの種類を選択して、訪問者が使用しているバージョンの内訳を表示できます。訪問者が使用したフィーチャー(Feature Use By Visitor)やアカウントが使用したフィーチャー(Feature Use By Account)など、散布図であるウィジェットを選択、ドラッグして、ウィジェット内のその他の詳細情報をズームして表示することもできます。
ダッシュボードをフィルタリングする
- ダッシュボードにフィルターを適用するには、最初のウィジェットの上にある[フィルターを追加(Add Filter)]を選択し、適用するフィルターの種類([セグメント(Segment)]、[日付(Date)]、[アプリ(App)]、[アカウント(Account)]を選択して、次に値を選択します。これを必要に応じて繰り返します。
- 適用されたフィルターを削除するには、フィルター上の削除アイコンを選択するか、フィルターの右にある[フィルターをクリア(Clear Filters)]を選択すると、適用されたすべてのダッシュボードレベルのフィルターが削除されます。
- 適用後は、ウィジェットの右上にあるフィルターアイコンで、適用したフィルターを確認できます。以下のアイコンにカーソルを合わせることで、適用されたフィルターと、その特定のウィジェットでサポートされていないフィルターの有無を確認できます。
適用するダッシュボードレベルのフィルターは、個々のウィジェットに適用されるフィルターに優先します。ダッシュボードレベルのフィルターを削除する場合、元のウィジェットフィルターが適用されます。
注: すべてのダッシュボードレベルのフィルタが、すべてのダッシュボードウィジェットに対応しているわけではありません。特に、目標ウィジェットは、ダッシュボードレベルのフィルタをサポートしていません。
複数のダッシュボードを作成する
複数のダッシュボードを利用することで、Pendoでの複数の取り組みについて、さまざまな指標を測定できます。新しいダッシュボードを作成するには、左側のメニューで [ダッシュボード(Dashboards)]>[ダッシュボードを作成(Create dashboard)]を選択します。
または、ダッシュボードページで[+新規ダッシュボード(+ New Dashboard)]を選択することもできます。
注:他のPendoユーザーとダッシュボードを共有しない限り、自分のダッシュボードは自分にのみ表示されます。
作成したら、ダッシュボードの名前を入力し、各ウィジェットを使用してカスタマイズすることができます。データエクスプローラまたはファネルレポートからウィジェットを保存する際に、Pendoが複数のダッシュボードを検出した場合、保存する前に保存先のダッシュボードを選択するよう促すメッセージが表示されます。
ダッシュボードはいくつでも作成でき、必要に応じて名前の変更や削除を行うことができます。
すべてのダッシュボードの表示
自分のダッシュボードおよび共有されているダッシュボードはすべて、ダッシュボードページにあります。左側のメニューから[ダッシュボード]>[すべてのダッシュボードを表示(View all dashboards)]を選択すると、ダッシュボードのディレクトリ全体にアクセスできます。
または、すでに表示しているダッシュボードの左上から[すべてのダッシュボード(All dashboards)]を選択することもできます。
ダッシュボードはすべて検索可能で、自分で作成したダッシュボードや共有されているダッシュボードでフィルタリングできます。テーブルの列は、名前、説明、作成者、ダッシュボードを最後に更新した人、および最終更新日時で並べ替えることができます。スターアイコンを使用して特定のダッシュボードをお気に入りに登録し、最も関心のあるダッシュボードを確認しやすくすることも可能です。
テーブル内のダッシュボード行にカーソルを合わせると、自分のダッシュボードを共有、複製、または削除したり、自分と共有されたダッシュボードをディレクトリから削除したりすることもできます。